いま、インターネットで検索していたら、私の本の予告が出ていた。つぎのような要約が出ていた。
この要約はどなたが書かれたのか知らないが、なかなか簡にして要を得ている。以下はそのコピーである。9月19日ころ発売とある。
「近世、虚数が発見され、人類は新たな局面を迎えたが、そこで終わりではなかった。虚数を乗り越える新たな数の体系がハミルトンによって摸索され、三元数が試みられるものの成功せず、四元数に至る!
著者は四元数創造の秘密を本書で追体験し、現代に通用する四元数と回転の関係をも明らかにする」
四元数はベクトルの発見とともに、歴史の水底に沈んでいたが、近年のアニメのフィギュアの回転を簡単に計算できることや物体の回転の際にジンバルロックなどが起こらないことから、四元数による回転の表現が注目を浴びてきた。
それに加えて、ロケット、人工衛星や宇宙ステーションの姿勢制御、またコンピュータで制御する工作機械(NCN)での回転等の運動制御等に、この四元数の応用がある。
高校数学だけの知識で読んで、理解することができる書として期待してほしい。
発行されたら、IT業界で働いている、私の子どもにも1冊送るつもりである。また鋭いコメントをいつもくれる義弟にも感謝を込めて1冊を送ろう。