物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

笹井芳樹氏の死

2014-08-06 17:56:22 | 日記・エッセイ・コラム

昨夕のNHKのニュースのトップはSTAP細胞問題で注目を浴びた、笹井氏の死であった。

いろんな見方があるであろうが、私はやはり死んでほしくはなかった。

これからの彼の人生がとてもつらいものであろうことは想像ができたが、だからと言って死んだほうがいいというふうには思っていない。

科学者だって人である。間違うこともある。そのときにできるだけ自分に正直に振舞うことであろう。

名誉とかをふり捨てて、やはり一科学者として今後の彼の人生を生きてほしかった。それはもしかして自分がまちがったのなら、どこでまちがったのかが自分にもわからないのなら、そこをつきつめること。

もしどこでまちがったかわかっているのなら、その反省を自分でしておくこと。これは別に公表しなくてもいいのではないか。

ただ、その後の人生をただ単に惰性として生きるのではなくて、真摯に生きることだろう。

聞くところによるととても優秀な学者だったとのことである。こういうことが今後2度と起こらないことを願っている。


主語のない文

2014-08-06 12:58:58 | 外国語

ドイツ語で主語ない文が先々週のドイツ語のクラスで出てきたので、クラスメンバーの間でちょっとした問題となった。

ごみの収集前の分離の会話の中で出てきた文では

Da hat sich eigentlich nicht viel ge"andert.

という文である。この文には主語がないというので、それでもいいのかとクラスメンバーから質問が出た。

ドイツ語を母語とする、R氏はこれでいいのだというが、みんなすっきりしない。

これとは違うかもしれないが、ときどきドイツ語でも主語のない文章が話される。

先月NHKのドイツ語の応用編で自動詞の受動態で主語のない文章が出ていた。

Heute wird in meiner Firma auch gearbeitet. (今日は会社では仕事があるんだ)

他にもいい例があるかどうかは知らない。

Mir ist heiss. (暑い)

などは形式主語もない。もちろん形式主語esを導入して

Es ist mir heiss.

ということは可能だが、普通はそうは言わない。

感嘆文とかを別にして、動詞のない文章はほとんどないが、主語のない文章というのは普通に存在することを知った。