宝鏡寺または人形寺そのまた別名は百々御所(どどのごしょ)といいます。
天皇の皇女が入られたので『御所』とついているようです。
こちらは、臨済宗の尼寺のようです。
年に二度ほど天皇家所縁の人形を展示しているようですが、
今回はその次期ではありませんでした。
なにせ、行き当たりばったりなもので・・・
人形塚です。
こちらでは人形供養も受け付けているようです。
人形には魂が入ると言いますからねぇ困っている方はこちらへどうぞ
人形の石像の下には、武者小路実篤の詩で
『人形よ 誰がつくりしか
誰に愛されしか 知らねども
愛された事実こそ
汝が成仏の誠なれ』と刻まれてあります。
なんだか、人間に言われているみたいですね。
宝鏡寺門跡の北隣には『日蓮宗 本山 本法寺』があります。
立本寺もそうでしたけど日蓮宗って、補修に金賭けないのかね?
でも、本寺は立本寺より近代的でした。
なかなかの画でしょ
境内に入ると、神社や各お堂は手入れが施されておりました。
で、いざ方丈へ拝観の受付を
方丈自体は木造なのですが、檀家さんを収容する本堂?と
その宝物館はコンクリート造りでした。
当寺の自慢は、長谷川等伯画の縦10m、幅6mの釈迦涅槃図です。
長谷川等伯像
涅槃図は、なにせでかい
でも、展示してあったのは原寸大の写真でした。
写真でもこのでかさは凄い。
ガラスケースに入っている宝物も重文級や重文のものばかり。
勅使門裏庭園
と、
本阿弥光悦作といわれる三つ巴の庭。これが自慢だそうです。
本阿弥光悦と当寺の日親上人は、室町時代将軍足利義教の怒りに触れ、
投獄された際に知り合いとなり、
以後本阿弥家と本法寺のお付き合いが続いたと言う事です。
袖摺りあうも何かの縁って奴ですかね。
朱印を戴きましたが、そこに書かれてあった
『佛心』の文字は力強く法華の住職らしいなぁ~と、
勝手に感心してしまいました。