「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

読まずに死ねるか! 「当事者研究三部作-熊谷晋一郎=編 金剛出版」

2020年07月25日 22時36分20秒 | うつせみの精神世界への誘い
どれも熊谷晋一郎(東京大学 先端科学技術研究センター)編です。
以前に「当事者研究の研究」=石坂孝二 編(医学書院)では、インスピレーションを
受けて「2018 関西当事者研究交流集会」で、『my self 当事者研究』を
発表させていただいたのですが、この「当事者研究 三部作」で綾屋紗月さんなどの
研究により、多人数版ではありますが似たようなものがありました。
ただ、私の場合は1~2人で行えることに特化していますので
綾屋さんのものを簡素化したものであると言うところの位置づけになるのかも知れません。
ハイ

私の精神医療での専門は(といえるのか?(⌒-⌒; ))この『当事者研究』でありますので、
生涯を通じて、どこまでも突き詰めていきたい研究課題だと思っております。
この『当事者研究』というのも「認知行動療法」。
つまりは、「自分の問題点に対しての気づき(認知)」のひとつの『技法』と言うことです。
これは「健常者/障害者」問わず、日々の困り事、問題点をよりシンプルに考えることの出来る
「道具=ツール」なのです。
実際に相談を持ちかけられた精神障害を持つ人に対しても
悩みを抱えている健常者に対しても「A4一枚で悩みの簡素化」を数件してきました。
ただ、まだまだそれこそ「認知度」が足りないのと、
『当事者研究』を行う上で「サポート役」を出来る人が少ないことがネックです。
用紙はありますので、添付ファイルで送ることができますので
コロナ鬱」に陥っている人にもお役立て出来るアイテムだと自認しております。
用紙を交わしたメールで添付したExcelからダウンロードしていただいて、
フォローが必要ならば、お電話しながら二人で書き込むことも可能ですので
まずはコメントから問い合わせ願えればありがたいです。

当事者研究、研究者/初心者問わず志があれば良書と言えるでしょう!



ん~、読まずに死ねるか!(by内藤珍)





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久しぶり!「旨いもんめぐり 『衣笠喫茶店 YOUR』こころ温まるお話し」

2020年07月22日 02時11分21秒 | 旨いもん巡り
今、求職活動中といいながら、大いに時間をもてあましているので、
働いていた時からやっていた京都市内「天満宮巡り」をしておりまして、
梅雨の中休みといった晴れの日に、市内をプラプラ歩いて
無人の天満宮を参拝した後、久しぶりに立命館大学 衣笠学舎近くにある
「喫茶店 YOUR」さんに行こうと全身に汗をかきながら結構な距離を歩いて
ようやく到着!
おそらく7,8年振りかと思いますが、その時は125CCにバイクで行っていました。
私にとってこのお店はなんとも苦しかった立命館大学在学中のオアシスでした。
落ち着いた店内に柔和なマスターと奥様にずいぶん救われました。
お礼ではありませんが、またあの雰囲気に浸りたくて来た次第です。
私のお決まりのメニューは、カレーライスと食後のコーヒー!
コーヒーを飲みながら本をしばらく読んで、お会計をすると奥様が
「前に来てくれていましたよね、今日はバイクじゃ無いんですか?」
おぉ~、覚えていてくれた!!すごい記憶力なのか、私自身のインパクトが強かったのか?
今回は前者としておきましょう・・・(..;)。
私:「北野中学校あたりから歩いてきました。」
奥様:「ずいぶん遠くから歩いてきたんですね、お家はどこですか?」
私:「✕✕✕ですよ。」
なんて話をして店を後にしました。

なんともありがたい話しでしたね。
で、嵐電北野線沿いに東にあるいて、その日は気分良く歩き倒しました。
帰って歩数計(スマホの機能です)を見たら、なんと17,000歩!!
翌日、ヒザが痛くなりましたとさ。






読まずに死ねるか!!(書評)「失敗の本質(中公文庫)」

2020年07月12日 16時57分55秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
本書の付いている帯には、「小池百合子 東京都知事、座右の銘」と書いてあります。
現在、東京都でコロナの第二波が押し寄せているのに能天気な対応は
本書を座右の銘にしているとは思えません。

てな、毒を吐いて本書の紹介をば・・・。
この本にしばらく買う気がしなかったのは、題名の「失敗の本質」から連想して
「この失敗をしなければ日本が勝っていて、敗戦はなかった。」的な
帝国主義再興論みないなもんかな?と思っていたのですが、
なんのなんの南野陽子!
大東亜戦争の「失敗から見る組織論」になっていって、私は今無職ですが、
組織においての横の連携の不具合や現場を知らないトップの采配などなど、
管理職や平社員にも是非とも読んでいただきたいと思います。

それから「ノモンハン事件」では、「斥候(偵察)」が不十分で敗れてしまい
作戦を立てた辻政信は責任を現場に押しつけて自決させてしまいます。
その辻参謀はこのあと太平洋戦争も現場でも失敗を繰り返してしまいます。
「真珠湾攻撃」は山本五十六の奇襲作戦で成功するのですが
ミッドウェー海戦では作戦が各司令官で周知されていなかったため敗れてしまいます。
そして、情報戦でも日本はことごとく失敗し、情報の重要さよりも「精神論」に終始してしまいます。
情報戦といえば「暗号解読」では、アメリカに解読されて作戦が筒抜けになってしまったことも
重要な敗戦の要因であると本書は語っています。
この本の本文は400字弱と文庫にしては、やや多めですが私はこの本と肌が合ってか
苦も無く読むことが出来ました。



ん~、この本読まずに死ねるか!(内藤珍)








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