「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

へなちょこ空手道 「お世話になったQ先生が亡くなった…」

2023年05月21日 09時50分13秒 | へなちょこ空手道
今年の一月に郷里で大変お世話になったQ先生が亡くなったことを先月耳にした。
私がまだ初めて間もない頃、出稽古に出ていた道場の先生だった。その当時から気に掛けて大会や様々な行事で会うたびに声を掛けてくれた先生だった。私にとって技術的な指導をしてくれた先生でした。
なにより、私が当事者になってしまった試合中に起きた死亡事故では、事故直後から声を掛けていただいて、その後行事で会うたびに他の人達が私と距離を置いていた中でも積極的に声を掛けてくれたのがQ先生でした。私を選手としても過大な評価をしていただいた先生でもありました。
ご自身は選手としてもマスターズ大会に出られて、会場中が注目するような試合をされて、その経過は雑誌にも大きく取りあげられていた。
最後にあったのは二十年前くらいになるのかもしれないけど、私の中では稽古熱心な先生のままだ。


ただただご冥福を祈るばかりです。









うつせみ日々仏滅 「最近の活動…」

2023年05月19日 22時45分08秒 | 日々是佛滅
暖かくなると行動しやすくなります。『躁/うつ』を抱えている人達は「動きやすくなった!」とか、ひとから「そんなこと止めておいた方が良いよ」と言われるような行動まで様々です。
最近、シフトで仕事を入れられる私は職場に人数が増えた影響で出勤日数も少なくなって「時間はあるけど、金は無し」という状況が続いています。そんな時は興味があることをしてみようと思って、今月は鬱の方を中心とした「当事者会/自助会」は当事者として、病院に勤めていたときはおそらく接してこなかった?「発達障害の当事者会」に支援者として参加してきました。鬱の当事者会は病院に勤めていたときに病院のプログラムとしてやっていたとき以来ですから、4年ぶりくらいです。「あぁ、そうそうこんなのだった」とジワジワ思い出しながらお話を聞いたり、私が話させていただいたり楽しい時間でした。発達障害の当事者会は「発達障害特有の考え方」や悩みや障害の幅なんかを聞かせてもらって勉強になりました。(仕事にいかせられるかは別です)
どちらの会も盛況で人数は多かったですね、当事者にとってその日満足に話せたかという点ではなくて、「今日も参加できた」と言うことの方が意義があると思います。その次に自分の事を話す事が出来た。と続いていくのかと思っています。参加するだけでも「あの人はこんな悩みがあるんだ」「こんな困難を経験してきたんだ」「私の話をうなずいて聞いてくれた」など、自助会の意義は大きい。
現在はネットで紹介されているところも多いし、そのような情報をメールで配信してくれるサービスもあります。興味のある方は検索してみてはいかがでしょうか?当事者会は「ゆるいつながり」ですので、出席を強制されることはありません。『気が向いたときにいつでもどうぞ』と言うところがほとんどですので、最初は緊張しますが慣れてくればOK!どこの会も門戸は広く開けているはずです。










日々仏滅 「最近の私からは『負のオーラ』が出ているらしい…」

2023年05月15日 16時46分25秒 | 日々是佛滅
最近「気のせいかも知れない…いや気のせいではない!」という気持ちを行ったり来たりしております。
なにかと申しますと、数少ない馴染みのお店に行きますと、以前ならば少し会話を交わしたり、冗談や世間話をしたりして飲食を楽しんだりしているのですが、どうも眉間にしわが寄っていたり、視線が下向きだったり、いつもより口数が少なかったり、自暴自棄な発言が多くて波が引くように誰も居なくなったりします(笑)自分で蒔いた種ですが居づらくなって早々に退散することも多くなっていました。その店に行けば自分の良くない発言を発してしまうのではないかと思い、自然とお店には行かなくなりました。
私は風貌が悪いので「黙っていると怖いからなんかしゃべろ!」と以前勤めていた会社の後輩からよくお叱りを受けていました。(後輩から…笑)話し出すと御バカが露呈しますからね。言い訳をさせていただくとですね、一昨年の年末から災難ばかりでグチを言いたくなったり、下向き、後ろ向きにもなりますわな。今の職場も最近不穏だし…。なので、最近は飲食店に行く際には「よく行くけど、店員さんと話さなくていいところ」に行ってます。それと帰省を何回もしてたり、胆のうの手術をしてろくに出勤していなかったので財政がピンチなので夜な夜なうろつくことも少なくなりました。
下を向くのにはもう一つ理由があって膝の手術後、足元が危なくて少しの段差でもつまずくことが多くなりました。人生でつまずいているのにね…。(⇦これです!自虐発言は!!)物理的に下を向くと気分も沈みがちになるもんです。逆に気分が沈んだときに空を見ると瞬間、気分が晴れやかになったりもします。(晴天に限る!)
負のオーラ」は自然発生ではなくて、私自身からモクモクと出ていて、これはいつか無くなるんですかね?無くなったり、少なくなったときのことを思い出すとヒントがあるかも知れません。
最近、自分を冷静に見たり、俯瞰してみたりすることが出来なくなって、このことも「負のオーラ」が無くならない、少なくならない原因の一つなのかも知れません。もう、30年くらい前から自筆の「気が向いたとき日記」を書いているので、それを見返したり、書いてみるとヒントがあるかも知れません。



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読まずに死ねるか!(書評) 「『にっぽんの部落』きだ みのる著」

2023年05月12日 22時28分45秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
この本、初版は1967年(昭和42年)2月20日で、今回手に取ったのは初版本!
古いねぇ~。この版以外は見つからなかったもので…。

この「~部落」として指すものは『市町村』より小さくて少ない単位としての『部落』。今で言うところの『集落』ということなのかな?うちの田舎でもまだ使っている言葉です。
現代でいうところの『部落』と聞いて印象付くのは「被差別部落」という事ではないかと思います。NHKも最近は市町村に次ぐ『部落』という名称は誤解を生むためか使用していないようです。それは今回の話しに関係ないのですがね。

今で言うところの「潜入ルポ」というところでしょうね。きだ みのる氏自体は慶応大を中途退学してフランスへ留学したという人物。本書を無理矢理分類すれば「社会学」「民俗学」になると思います。部落の暗黙のルール、掟、村八分、村議会選、部落外の人達との関係、当時流行った社会運動(社会主義、共産主義)との関わり方など。
価値観や関係性はいたって「現実的」で、かつ「合理的」。外部と接すると利益になるかそうでないか、輸入された「民主主義」は本当に幸せにするのか?、当時多く国民が敗戦に打ちひしがれている中「部落の価値観」は一向に揺るがない。「民主主義なんて部落に必要ない!」と突っぱねる。犯罪が起きても駐在所には報告せず部落の掟で収める。警察沙汰になれば、当人にも部落の不利益になるので通報しない。国内の独立国ということではないけど、国のルールに乗ると面倒だし知る必要の無いところまで広まって良いことがない。
読み進むといかに「アメリカ版民主主義/資本主義」が人を幸せにしないかということを感じさせる一冊。
古いからと言ってバカに出来ませんぞぉ!


この本、読まずに死ねるか!











複雑性PTSD・鬱闘病記 「昨日は彼の命日で、私にとってトラウマ記念日」

2023年05月06日 18時51分13秒 | 日々是佛滅
昨日の5月5日は私と空手道の試合の最中に彼が亡くなった日です。
私の「トラウマの歴史のスタート地点」という言い方も出来ますが、亡くなった彼に責任があったわけではもちろんありません。
むかし風にいうと「星の巡りが悪かった」とでも言うのでしょうかね?よほど亡くなった彼の方が災難であり、身の不幸と言うことです。
5月5日だけでなく、時折亡くなった彼のご家族や当時の彼女はどうしているだろうか?と思う日はあります。私が考えてもしようがないのかも知れませんが考えてしまいます。第三者は「考えてもどうしようもない、お前が考えてもしようがない」とよく言われましたが、私は彼に次ぐ当事者で「考えるな」と言っても、その言葉は無責任に聞こえます。


ただただ、合掌