「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

読まずに死ねるか!(書評)「『応仁の乱』-呉座勇一・著」

2019年07月17日 21時37分44秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

遅れ馳せながら新書部門で異例のヒットを生んだ「『応仁の乱』著/呉座勇一」を

読了いたしました。

いろいろ詳しく載っていると思います。

学術的な専門書のハードルを低くしたような本だと思います。

正直、足利将軍家を諳んじる事が出来ない私は本書を読みながら

将軍名・武将名・夫人名・地名・官位名をwiki先生に

教わらなければ読み進むことが出来ませんでした。

応仁の乱も後半で「二人の将軍」が誕生するあたりは頭が混乱しそうでしたが・・・

読んでみてちょっと賢くなった気分でしたよ!

読む前と評価が変わらなかったのは「気分屋の足利義政」でした。

 

 

この本、読まずに死ねるか!

 

 

 

 

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読まずに死ねるか!(書評)『和歌山カレー事件-獄中からの手紙』

2019年07月14日 20時57分00秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

 事件発生から30年、そして最高裁判決は『死刑』。

最高裁で判決が出たものの2017年4月3日までに大阪高裁に即時抗告した。

この事件、物的証拠が一つも挙がっていなくて判決が極刑と未来に赤っ恥をかくような話しです。

それもこれも異常な『過熱報道』が元のようなもので、

警察・検事・裁判官が「この事件、林眞須美が犯人でなければ収まらぬ」といった

異様なものであった。

問題は林眞須美の夫である林健治元受刑者が自分でヒ素を飲み保険金詐欺を行ったことと、

カレーから検出されたヒ素という共通点から始まって

『極悪人/林眞須美』ができあがったようなものである。

しかし、報道が作り上げた『極悪人/林眞須美』なのですが

報道はなんの罪の意識もなく、次の事件報道に移ってしまうと言う無責任さ・・・

毎度のことであるが腹立たしい限りである。

報道・警察・検事・裁判官もさることながら、それに翻弄される一般大衆にも腹が立つ!

事件報道は「またいい加減なこと言ってるよ」程度にしておいた方がいいですよ。

無知が死刑囚を生むのであるなら大衆は万死に値する。

そんなことを考えさせられる書籍でありました・・・(ノД`)

 

 

この本、読まずに死ねるか!

 

 

 

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読まずに死ねるか!(書評)「カフカ・著 『変身』」

2019年07月13日 17時39分59秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

解釈がいろいろあって、未だに議論を呼んでいる様な作品であります。

主人公のグレゴール・ザムザが朝起きると巨大な虫になっていた・・・。

自分のみに置き換えるととんでもないことですよね。

作品の終わりまで主人公のグレゴールは部屋から出ることはなく

家族の反応やグレゴールの心情が作品の中で語られていきます。

ごく薄い本ですが内容はてんこ盛りです。

私の解釈は家族がグレゴールをだんだん疎ましく思っていくことや

一番の理解者と思っていた妹の反応も冷たくなっていく様を読んでいくと

私自身障害者であるので、我が身に置き換えると主人公が

「巨大な虫」に変身してしまったのは、「当然に精神障害になった」と解釈してしまいます。

その解釈で言うと、主人公が精神に異常を来し家族の反応も変わっていき

当初は興味を持って見ていたのを疎ましく感じていきついには

「厄介者」「お荷物」になっていく・・・。

終には「居なくなればいい・・・」とさえ思われていく過程と作品を読んで思いました。

まぁ、読んでいて頭は想像の世界へ飛んで非常に考えさせられる本でした。

自分は人の本質と向き合って接しているか?

誤解に振り回されていないか?

ん~

 

 

 

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読まずに死ねるか!(書籍紹介)『七崎良輔 「僕が夫に出会うまで」』

2019年07月02日 20時14分41秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

七崎良輔  「僕が夫に出会うまで」文藝春秋

著者の七崎さんは幼少のここから自分の「性(セクシャリティ)」に疑問を持っていて

イジメや差別を受けながら友人から助けを受けるなどで友情を深めてます。

女性にはカミングアウトできても家族や男性の友人(特に好きだった男性)に対しては

なかなか踏み脱せないでいました。

男性の友人や家族(最初は母親)にカミングアウトをして彼曰く「旦那さん」との出会い。

そして父親へカミングアウト。

などなど、読んでいて「差別」「偏見」「誤解」う~ん。

障害者と似た様な悩みを抱えているんだなぁ~と。

別にLGBTが障害者と言っているわけではござしませんよ。

「LGBT」も「障害者」も世間から見れば少数者。

日々辛いこともあるでしょうね・・・

お互いがんばりましょう!

あっ、障害者に「がんばりましょう!」は禁句です!!

「がんばっとるわぁ!」、「どうがんばれば良いですか?」、

がんばれないんですけど・・・」てな具合です。

話しがそれましたが「少数者が差別される社会」は、御免被りますよ。

 

 

 

 

 

 

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読まずに死ねるか!(書評)『マルクス・アウレーリウス著 「自省録」』

2019年07月02日 13時38分06秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

一応、立〇館大文学部哲学専攻 中退(一年しか在籍していませんでしたψ(`∇´)ψ)

といたしましては、たまには「哲学書」を欲することがありまして

今回は「アウレーリウス著『自省録』」なのであります。エッヘン

え~、これは正直言って色々考えながら読んだり深く思慮したりすると

なかなか読み進むことが出来ませんでした。

読了するのに一ヶ月くらいかかりました(体調面もあるのですが)。

私が感銘を受けたのは「人を羨まず、自分の人生を生きよ」、「今を一生懸命生きよ」。

もちろん、著者の自省を込めて書いたものなのですが、私の様な小市民にも

多いに感銘を受ける書籍となっております。

結構、ページ数は少なめですが内容がいっぱいって感じです。

 

 

ん~、この本読まずにしねるか!

 

 

 

 

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