「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

ささやかながら、いまさら反論 「生保・・・」

2018年08月30日 19時38分39秒 | 「うつせみ和尚」のお説教

一時期、生保受給者の「生活保護費の使い道」について

世の中がざわついていましたねぇ。

「焼きに行ってはならない」とか「回転寿司に行ってはいけない」とかとか

あの時に「あぁ~、バカなこと言ってるなぁ」と思ったものです。

まぁ、「国費で生活しているのになんたること!!」というのは解らんでもない。

例に挙がっているのは極端な例ばかり・・・

あの投稿などを見ると印象として、「毎日、回転寿司や焼き肉に行っている」

という印象がぬぐえなかった。(アホ)

限られた保護費の中で焼き肉や回転寿司に行ってしまうと

次の保護費受給日まで厳しい生活になってしまうのは仕方ない話しです。

結局は回り回って己にツケがくるわけです。

しかし、私が知っている受給者の中でも上記の行動を

繰り返してしまう人が居ますね。

でもって、金に詰まって売れるものはみんな売ってしまって

受給者の方の部屋は何も無い人が多いですね。

言うならば、自己完結しているのだから

他人から非難囂々されるのは違和感を感じますね。

あの時期、必要以上に非難することが多かったのでね。

私はそれに対して「(アホ)」と言ってしまうのです。

言っている人はだいたい生活保護者の生活実態を知っていないのです。

まずは、知って意見を言いましょう!

そうしないと「(アホ)」に見えますよ。

 

 

 

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読まずに死ねるか! フランス文学の最高峰 カミュ『異邦人』、『ペスト』

2018年08月12日 11時09分03秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

教育テレビ『100分de名著』でカミュを取り上げていた。

カミュは特に『異邦人』は「不条理文学の代表格」と言われている。

今この世の中の古今東西問わず「不条理」で満ちている。

カミュは殺人犯の主人公が裁判の中で

『ある日、友人レエモンのトラブルに巻き込まれ、アラブ人を射殺してしまう。

ムルソーは逮捕され、裁判にかけられることになった。

裁判では、母親が死んでからの普段と変わらない行動を問題視され、

人間味のかけらもない冷酷な人間であると糾弾される。

裁判の最後では、殺人の動機を「太陽が眩しかったから」と述べた。

死刑を宣告されたムルソーは、懺悔を促す司祭を監獄から追い出し、

死刑の際に人々から罵声を浴びせられることを人生最後の希望にする。』

新潮文庫「異邦人」抜粋

これはここだけを抜粋すると「なんじゃこりゃ!」となるが、

ここに至るまでの心の様々な動きから、

主人公が発した言葉だ。

この小説は、短いもので「カミュ入門」にはもってこいの小説です。

買い求めては!?

 

お次は・・・

『ペスト』これは『異邦人』と並ぶ代表作である。

街にネズミを介して伝染する『ペスト』が蔓延し、

街の門は閉じられ、封鎖される。

医師リウーは、限りなくペストに感染する街の人々を診ては

多くの患者が死んでいく。

罪のあるものも無いものも問わず・・・。

無宗教の医師リウーは、この不条理と闘う。

そうして、長い月日が過ぎペストはその感染者を減らしていき

街は開放され、街の人々は歓喜に包まれるが、

リウーは、このひとときの歓喜に溺れる街の人々を見て

何を思ったか・・・。

下手な解説で申し訳ありませんが私なりに要約するとこんな感じ。

新潮文庫「ペスト」

昨日、私にとってカミュー三冊目で

遺作と言われる『最初の人間』を読もうと思っております。

これらの小説は後半になって残りページが少なくなると、

「あ~、終わらないでくれ」と思ってしまいます。

それだけ良書ということですがね。

お勧め!!

 

 

 

 

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