「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

日々仏滅 「入力の限界、取捨選別について」

2021年03月28日 00時12分28秒 | 日々是佛滅
小学五年生くらいから「もう、学校の勉強はしない」と心に決めて
今まで生きてきたので、未だに学習癖が付いておりません。
本を本格的に読むようになったのも四〇代に入ってからかもしれません。
フィクションものは好きで読んでいたのですが、
前から「読みたい」と思っていた『学術書』や『哲学』系の本には
敷居が高くて手が出せずにおりました。
立命や龍谷に入学しても病が邪魔をして読むどころではなかったので
ホントは西洋哲学や佛教に関する書物を読み込まなければいなかったのですが
今思うと「本のうわっ面」だけを読んで、その場をしのいでおりました。
大学を何とか卒業して、正直「大学の時になにもしてこなかった」ことを
悔やんでいたので、卒業後大学へもぐって講義を受けたり、
書物を読んで論文まがいなものを書くのに集中していました。

昨今、私は興味あるTV以外はできるだけ見ないようにしていて、
いわゆる「ダラダラ垂れ流されている興味の無いTV」を見ることは避けています。
なので、TVでは「ドキュメント」、「歴史」、「古典芸能」、「時事もの」
くらいしか見ておりません。
なにせ「入力能力」が日々落ちてきておりまして、
今までの無理が祟って整形的、皮膚的なものの痛みが邪魔をして
集中して本を読める時間もそんなに多くないことから、
入力をできるだけ本を読むことに限るようにしております。

良いのか悪いのか、常に本は2~3冊を持ち歩くようにしていて
気分に合わせて読むようにして、もちろんジャンルは分けております。
現在は「西洋哲学」と「政治的、思想的変遷」を読んでおります。
その内にこのブログで紹介出来ると思います。

昨今は体の痛みでイスに30分座るのが苦痛で、書籍やレポートなどを
読む時は自宅ではベッドの腰掛けながら、外では気分を変えてスタバなどで
読むようにしております。

あ~、もう痛みに耐えられないので、今回はこの辺で_(._.)_






にほんブログ村 その他日記ブログ 底辺男日記へ






読まずに死ねるか!! 「『死と愛 実存分析入門』V・E・フランクル 著 みすず書房」

2021年03月23日 01時54分05秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
少し前に読んだ本なのですが、前回紹介した
「夜と霧」 V・E・フランクル 著に引っ張られて買いました(^0^;)
「夜と霧」より副題に「~実存分析入門」とあるように哲学 臭がする本です。

章立てを紹介いたしますと・・・
第一章 心理療法からロゴテラピーへ
第二章 精神分析から実存分析へ
第三章 心理的告白から医学的指導へ
・・・てな具合で哲学や精神医学に免疫が無い人は、まずワクチンを接種してから
読まないと大変骨が折れます。
私の場合、前職は精神科の病院で専門書もちょっとカジっておりましたのと
「立命館大学 文学部 哲学専攻 中退」という悪しき経歴も助けになって
苦も無く読了いたしました。最近は気になった一文は手帳に記すように
しております。
それを元に、本書を抽出いたしますと・・・
P145「~生命時間の終わりとしての死は、その時間を充実せしめなかった者に
とってだけ打撃なのであり、彼にとってそれに直面する事ができなくなる。
(中略)立ち止まる者は追い越され、自己に満足する者は自らを失うので
ある。したがって、創造者としても体験者としても、われわれは到達された者に
満足すべきではない。毎日毎時が新しい行為を必要とし、新しい体験を可能にするのである。」
・・・(..;)

まっ、読んでみなけりゃ理解出来ませんので手にとって見てください。




ん~、この本読まずに死ねるか!!