「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

タックス・シェルター

2006年09月27日 18時35分00秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

幸田真音著

前半から終盤にかけて駆け上がるような展開

特に終盤には、どきどきさせるような展開・・・

が・・・突然の終幕

息切れとしか言いようのない終わり方

頼みますよ幸田さん

内容は、世間中が謳歌したバブルの清算

企業の尻拭いをさせられる主人公

ひょんなことから大金を手にし、徐々に変容してく自分と関係者・・・

なりたくない物です・・・でも、一度は手にしたい大金

自分は変容しないだろうか・・・

寝ずの番

2006年09月26日 21時01分22秒 | 淀長の世界

津川雅彦監督第一作

シモネタの雨嵐

そして、豪華配役端役に至るまで豪華なんです

津川雅彦監督ならではといったところでしょうか。

原作は中島らも氏で過去の落語家の逸話が散りばめられています。

驚いたのが、俳優さんたちの上方落語の上手なこと

本職とみまごうばかりの出来です。

落語指導は、亡くなった桂吉朝、桂吉弥両師匠




なんでそうなるの???

2006年09月25日 00時23分15秒 | 「うつせみ和尚」のお説教
今、私は自分の有給休暇全部使って退職の日まで

悠々自適の生活を送っています

しかし、時々出入りの業者から

『お願いしますよぉ~』と言われて渋々出社することがあります

これも私の引継ぎの甘さゆえ身から出た錆び

でも、みなさんは何故私がこれほど会社を嫌うのか

不思議に思われるかと思いますが

私は嫌ってないんですまず、出社するといつもの面々と歓談

ミーティングや業者との談合する・・・と

突如、お腹が・・・くだるんです

これは、なにを表しているのか

精神、心理の奥底でSOSを出してるんだそうです。

前日から何かしら胸騒ぎがして、どこか落ち着かない

それが拒否反応として、体に現れてくる。

私は叫びたい『こんな体に誰がした責任者出て来い



自分の人生、立場を呪うばかりです。

なんで、そうなるの!



さぁ、明日も出社

*詳しくは、前のBlog参照

出口のない海

2006年09月22日 18時05分41秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)



もう映画は公開されておりますがあっ、という間に読み終わりました。

山下達郎曰く、「すがすがしい青春映画の感がある」ということでした。

映画は、見ていないので感想は言えませんが、

本書は、戦時中の特攻隊の追い詰められた死生観

青春の只中で夢を断ち切られた隊員達・・・

歴史で戦争の総体はその時代に生きていなくても

歴史家、評論家によって語られ聞くことが出来るが、

云わば戦争のミクロな部分を見せてくれる小説です。

読みやすい 良書

入門書!

2006年09月18日 21時34分36秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)


『入門』と、うたっているが哲学だけあって内容は

娑婆から遠く離れたような文言ばかり

でも、なぜか中盤から引き込まれていく・・・

読み終わって率直な感想は、人の当たり前の気持ちを

学術的に言い表そうとしてどういう方法を用いても

なかなか厚い壁を乗り越えられない

だから、一般的な哲学の勉強といえば

過去の偉人の考え方の学習ばかりで

だれも、禁断の果実に触れることが出来ずにいる様に思えてならない。

まっ、でも入門書しか読んでない人間の言うことですから