「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

「意識されないものは、存在為うるか?」-佛教問答

2017年08月27日 02時45分17秒 | うつせみ佛教問答

たとえば、部屋に時計があります。

人間はそこで初めて「時間」を認識します。

では、「時計の無い部屋」で時間を知り得る方法が無い場合はどうでしょうか?

人間は「時間」を認識できるでしょうか?

外ならば、陽の昇降で「時間の経過」から「時間」を認識できます。

これは「時間」に留まらず、たとえば私が今タイプしている「PC」。

私が今タイプを止め、手を離し、目をつぶると、さてPCはあるでしょうか?

「さっきまで触れていたから、あるに決まっている。」

そうして、目を開けるとやはりPCはありますが、

「目をつぶっている間、PCが存在していたという証明はできるのか?」

私たちは、自分の「肌(手足)・眼・耳」から伝達される情報にあまりに頼りすぎで

「自分の感覚を疑う」ということをしません。

「いつものように毎日が過ごせているので、全て(自分が接するもの以外も)存在する」

と、信じ込んでいる。

是非とも「自分の存在の有無」から、疑っていただきたい。

 

 

 

 

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『これはトンネルなのか?行き止まりなのか?』-うつせみ闘病記

2017年08月11日 19時00分06秒 | 日々是佛滅

「C-PTSDやうつ病」が、発病してから、14、5年になりますが、

今や形を変え「双極性感情障害」と今は病名が変わっています。

ですが、未だに「フラッシュバック」は、時折ありますし、

私の場合、「双極性」でも「躁状態」になる期間が少なく、

ほとんどが「うつ状態」が多く、今の時期はすごく倦怠感が強く、

出勤日には、倦怠感で起き上がることに難渋しております。

解りやすくいえば、他の人より重力が二倍、三倍に感じる様な感じです。

それも一日中24時間です。

睡眠もシンドイ・・・。

最近、出口の見えない閉塞感を感じていて、「運転免許の返納」を考えております。

一日19~20錠(カプセルを含む)を飲んでいる状態が6年ほど続いて

(本格的な治療が平成23年からの為)

薬の変更はあっても減薬には進んでおらず、今後寛解になるまでの年数を考えると、

「墓場まで持って行く」か、「高齢者になっての寛解」かです。

精神病患者の思い軽いや投薬量にもよりますが、平均寿命は短いものです。

ことに私の様に「多種・多剤」では、なおさらです。

まぁ、「自死」のつもりは今は消え失せていますが、

冷静に考えると上記の様な考えになるのです。

せいぜい、天寿を全うするまで好きなことやりますよ。

 

 

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今日は、ちょっと重い話題-『ひとの生死』・『自分の生死』とは・・・

2017年08月01日 22時17分43秒 | 「うつせみ和尚」のお説教

今日は『生死観』ということですが、「これちょっと、重い話しだなぁ~」と

 

思われるかも知れませんが、この世に『生』を受けることも

 

また逆に自分や周りの人に『死』が訪れることも突然なのです。

 

というよりは、ひとの『生死』は、日常生活の中にあるごく自然なことなのです。

 

私は、友人が目の前で亡くなるのを目にしました。

 

その3年後、私が死ぬ思いになりました。

 

ICUの初めての晩、「あ~、明日の朝、起きてないかもな(つまり、死ぬこと)」

 

自分の身に起きた時は、冷静で「まぁ、そんなもんか」という感じです。

 

別にやり残したこと、誰かとの約束ももちろんあるのですが、

 

「まぁ、いいや」って感じですね。

 

そんな経験を経て、出会った良寛さんの言葉です。

 

(現代語訳)

 

『つまり、災難にあう時には災難にあうのがよく、死ぬ時には死ぬことがよい。

 

なんとしてもこれが災難を逃れる妙法なのですから。 

 

かしこ』

                                   

良 寛

 

(※解釈うつせみ)

 

『災難に遭ったときは、「この先どうしよう・・・」ではなく、今の現状を受け入れて

 

「今、何が出来るか」ということ。

 

死ぬことになったときは、「これで、死ぬか!」と自然のこととして受け入れる。

 

私の考えでは、自分が欲しない限り他人の話を自分の考えに挟まない。

 

そのままを受け入れる。』

 

 

 

 

 

 

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