「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

読まずに死ねるか!(書評)「『貧民に墜ちた武士-乞胸(ごうむね)という辻芸人』 塩見鮮一郎 著

2020年02月27日 23時23分14秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
以前から「(えた・えった)」から『弾左衛門』や
「」から『車善七』のに関する本を読んできましたが、
ノーマークだった「乞胸(ごうむね)」から『長嶋礒右衛門』をこの本で知りました。
あらましを言いますと、江戸時代に入って、大名たちは「改易(大名家の取りつぶし)」にあうと
大勢の武士が無職になってしまい、「辻芸人」などに身を落としてしまった者たちを
「乞胸」といい(あまりにざっくり)、その頭領として『中島磯右衛門』が出てきました。
ですが、江戸時代はすでに「・制度」が確立されており、
「」の職分とも重なっていたため、頭である『車善七』からクレームが来ます。
結局は、頭に「上納金」を納めることになって一応の混乱は治まります。
頭に納めると言うことは、結局頭である『弾左衛門』もとへお金は納まることになります。
お金の問題は収まっていきますが、「乞胸」は江戸時代に起きた様々な
『~改革』によって、職種によっては「破廉恥」ととられるようなものもあって
弾圧を受け職にあぶれてしまうこともあったようです。
時代は飛んで、幕末~明治になると・・・。

この後は、本書を読んでいただきたい!!

この本、読まずに死ねるか!!





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
 にほんブログ村 哲学・思想ブログへ





日々是仏滅 「寝込んだり、働いたり・・・」

2020年02月25日 01時18分37秒 | 日々是佛滅
ずいぶんとご無沙汰のはずなんですが、
途中寝込んだり、その合間に働いたりしておりました(笑)
「冬期うつ」というのか、気温の変動に体がついて行けなくて疲れちゃったのか。
集中力も体力の影響か続かなくて、読書もままならない状況なので
読了した書籍は前回からございません。_(._.)_
今日、2/24は結構読めましたよ、文庫で100ページほどですかね。(遅読派)
相変わらず、未読の本が山積み名割には新しいモノを買ったりしていますので
ほとんど絶対量は減っておりません。
仕事の方は新しい展開が出てきそうで、それに伴う手痛い出費もありそうです(..;)
今週中にはある程度、先が見えてきそうです。
この話は、来年度(4/1~)からの話しで、同じ勤務先なのですが
あらたなお仕事と言うことで中高年の中古の頭にどれだけ新しい知識が入るのか
今から不安です・・・。
大学在学中もそうでしたが、今まで好きなことにしか使ってこなかった頭ですのでねぇ~。
四月から何か始まるのか・・・
近日公開予定
最近は神社をよく巡っておりますよ!
また、これもシリーズとしてアップしていきたいと思っております_(._.)_


    
    にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ    にほんブログ村 
   
   ブログランキング・にほんブログ村へ





読まずに死ねるか! 『首塚・胴塚・千人塚』 室井康成/著 洋泉社

2020年02月01日 02時03分01秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
この本は私にしては珍しく借りた本です。
しかもいわく付き!!
借りたのはとある他の人から見ると恐れ多くて近付きがたい方です。
私はそういう方に近付くのがお得意なのです。
しかもその方の亡きお父上の所蔵の書籍で付箋や書き込みもそのままで
内心というか実際に言ったのですが「そんな大事な本良いのですか?」と聞いたほどです。

さてさて、私の興味をそそったこの書籍・・・Love!
副題に「日本人は敗者とどう向きあってきたのか」とあるのですが、
敗者にかかわらず戦死者をどのように日本人は葬ってきたのかというのを取り上げています。
さかのぼること「大化の改新、壬申の乱、平将門の乱(承平・天慶の乱)~幕末、西南の役」まで。
戦いで討ち取られたり、捕らえられ首を打たれたり、治療の一環で足を切り取ったりと
事情は様々ですが、同じ人物で首塚が二つあったりしますと伝承や記録をたどったりするのですが
正史のようなものに記録があると「これだぁ!」と決められるのですが、
伝承しか残っていないと、章や文章の終わりに「~だと思う」、「~の方が自然であろう」などと、
非常に怪しい結論で終わっている。
まぁ、歴史というのは「勝者の歴史」と言うぐらいで、戦で首取ったら晒して後は用済み
てなもんで、首の埋葬先の記録など残っていたら珍しいくらいです。
ですが、興味をそそられる本でありますよ、その上読みやすい!!

この本、読まずに死ねるか!




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村 本ブログへ