かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

カレンダー作り

2014-11-29 05:29:34 | アトリエ
今年もあと1ヶ月あまり、アトリエのこども教室の課題は来年度のカレンダー作りに入りました。
例年版画を中心に制作していますが、版画は同じ作品が何枚も出来、友達同士で配り合うことができます。

今年は高学年の生徒さんは 『 木版画 』 で



下図を描き、シナベニヤに転写した後、彫刻刀で板を削って版を作ります。



紙を置いてバレンで摺ります。
彫刻刀に慣れている人は板を複数使う通常の多色刷り版画。 彫刻刀がはじめての人や不慣れな人は一枚の板で作る多色刷り版画としました。

そして、低学年生は



まだ刃物は危ないので、紙をはさみで切って作れる 『 紙版画 』 です。



さて、刷り上がりはどうなる ?
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谷川岳のパノラマ

2014-11-23 05:12:46 | アトリエ
アトリエの一般コースから日本画の作品をもう一点ご紹介。



Fさんが以前旅行で行った 『 谷川岳 』 を細長いМ6サイズのパネルをさらに2点横に並べて繋げたパノラマ風の作品に描きました。
『 谷川岳 』 は群馬県と新潟県の堺にある山で日本百名山のひとつにもなっている有名な山です。作品は急峻な岩壁で知られる “ 一の倉沢 ” 側からの眺望。
アップではちょっと画面が小さくなってしまいましたが、実寸で見るともっと迫力があります。
山は雄大で全体でひとつの生命感があり、とても難しいモチーフだと思います。それだけに正面から逃げずに取り組むことはとても勉強になるのではないでしょうか。

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夕雲

2014-11-22 07:53:09 | アトリエ
一般コースAさんの日本画作品です。



自宅から見た夕暮れの空を観察し、作品にしました。
雲は形があるようで無く、また色彩も絶えず変化してやまない難しいモチーフです。 Aさん何度も岩絵具を薄くかけ、微妙な空の変化を追及しました。
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身近なモチーフを

2014-11-18 02:37:59 | アトリエ
こちらも中学生たちの作品。 身近にあるものをアクリル絵具で。
前回はデッサンを中心とする淡彩でしたので、今回は絵具をたっぷりと使い、しっかりと着彩で描くようにしてみました。







今度はもう少し大きな画面、複雑なモチーフに挑戦したいですね。



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ぼくを拾って

2014-11-17 10:43:23 | アトリエ
文化祭、展覧会関係のアップが続いてしまいましたが、アトリエカツヤマの皆さんの作品は ?
こちらはちょっと前の完成になってしまいますが、中学生たちの紙を使った立体構成から ・・・



どっかで見たような ・・・
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みつめる

2014-11-15 07:21:21 | 作品
私の秋の展覧会シーズンも 『 ハマ展 』 が明日まで、『 響韻会展 』 が本日までとなります。
『 響韻会展 』 はハマ展日本画の会員さんたちによる小品展です。毎年 『 ハマ展 』 に合わせて開催されています。今年は横浜市民ギャラリーが移転し、会場が離れてしまいましたが、それでも多くの皆様にご来場いただきました。 ありがとうございます。



私の出品作は自宅の猫 “ ボウちゃん ” に取材した F3号の作品です。



『 みつめる 』 。 何かを じぃー とみつめている横顔を色彩を変えて2枚制作。その中の1点です。
猫を本格的に日本画作品として描くのははじめてです。 戸惑いも多かったですが、その分、やりがいのある対象だと感じました。 多くの方がすばらしい猫の絵を残しています。負けないようにまた挑戦してみたいと思います。
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嫗 ( おうな )

2014-11-13 06:39:22 | 作品
現在開催中の 『 ハマ展 』 に私が出品している作品は昨年と同じく 『 野毛山動物園 』 の “ ツガルさん ” 。 
残念ながら “ ツガルさん ” は今年の五月に亡くなってしまいましたが、私の中ではまだ表現したい “ ツガルさん ” がたくさん居り、これからも描いて行きたいと思っています。 今回もその中の一枚。

今回の作品の構図は昨年のものとほとんど変わりません。ちょっと首の角度が違うだけで同じ日に取材したものです。 では、どこが違うのかと言うと ・・・



ジャーン! 今回は 『 絹本 ( けんぽん ) 』 で描いてみました。
日本画は様々な下地の上に絵具を塗って描きます。基底材として和紙などの紙を使うものを 『 紙本 』 、それに対して絵絹に描くものを 『 絹本 』 と呼びます。
一般的に 『 絹本 』 は紙に描くのに対して繊細な描写やぼかしの表現に適した画材であると言われています。 そこで、 『 ツガルさん 』 の毛並みを表現するのに是非とも試してみたかったのです。



絹はパネルではなく、油絵のキャンバスに似た木枠に貼って描きます。
アップは木枠に貼った後、墨で下書きをし、濃淡を加えたところ。 本来はもっと繊細に描くべきなのでしょうが、『 ツガルさん 』 の持つ “ 勢 ” “ 生命力 ” は弱めたくないので荒いタッチを使っています。 ( 単に雑なだけ ? )



水干絵具や墨、胡粉などを使って彩色を進めて行きます。
紙の上に描く場合はやや粗めの絵具を使って画面上にマチエール( 絵肌 凹凸感 )などを施すことが多いのですが、
今回は絹地な為、薄い絵具を重ねたり、暈したりして描いて行きます。
また、絹本は薄いので、裏側から描くこともできます ( 裏彩色 うらざいしき ) 。画面に微妙な変化を与え、奥深さを出す技法です。今回は使っていませんが、今後是非とも試してみたい技法です。



さらに粒子の細かめの岩絵具で彩色を加え、面相筆などを使って毛並みを描き込んで完成としました。
タイトルは 『 嫗 』 ( おうな ) 。 『 翁 』 に対しする “ おばあちゃん ” の意味です。 

仕上がりとしては ・・・ うまく行ったところもあり、思うように描けなかったところもたくさん ・・・ 今後の課題。まだまだです。

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響韻会日本画展

2014-11-12 06:03:48 | 展覧会
現在 「 横浜市民ギャラリー 」 にて 『 第70回記念 ハマ展 』 が開催されていますが、それと時を合わせる形で、ハマ展の日本画部会員有志によるグループ展が始まりました。



会場は横浜の関内にあります 『 画廊 土瓶 』 さん。



土瓶は横浜で「日本画の画材と言えば此処」と言われる『 絵具屋三吉 』 さん (もちろん、額や他の画材も豊富に取り扱っています。)の三階にありますギャラリーです。

今回の参加は39名。 人数が多いので6号以下の小さな作品ですが、



ずらりと並んだ様子はなかなかの壮観です。
私も3号の作品を出させて頂いています。

『 響韻会 日本画展 』 は11月15日 (土) までの開催。 時間は午前10時から午後6時まで。 ( 最終日は午後5時までです )
お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。
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第70回記念 ハマ展

2014-11-09 03:18:33 | 展覧会
文化祭関係のご紹介が続いてしまいましたが、こちらの 『 第70回記念 ハマ展 』 もすでに開幕しております。
昨日私は日本画会場の当番でありましたので、ひとまわり会場全体の様子を撮影して来ました。



『 ハマ展 』 は今年で70年、節目の記念展です。 その会場となる建物は新しい 『 横浜市民ギャラリー 』 。 以前は市の宿泊施設があった 『 いせやま会館 』 を改修して作られたギャラリーで、横浜の街を見下ろす丘の上にあります。 ( 近くの桜木町駅から送迎バスが出ています。 )
ハマ展は所帯が大きいので、その地階から3階までの全ての展示場を借り切っての開催です。

まず一階から 入って正面の壁面には



今年度の大賞受賞者の作品などが並びます。 今年度の協会大賞 ( 横浜市長賞 ) は洋画の若手作家の力強い作品です。 一階は他に洋画部門の会員作品と日本画作品がいくつかの部屋に分かれて展示されています。

地階に降りると



“ 彫刻立体 ” と “ 洋画 ” 部門の展示。 地階は天井が高いので平面作品は二段掛け、なかなか壮観です。



二階は “ 洋画 ” 部門の展示。 洋画部門は最も出品者数が多いので、地階、一階、二階に分かれての展示となっています。
また、洋画部門には “ 版画 ” “ 水彩画 ” なども含まれています。



三階は私の所属する “ 日本画 ” と “ 写真 ” 部門の展示。 日本画は会員 41点 ( 30号まで ) と一般 92点 ( 50号まで ) の作品が並んでいます。
今年から新しい会場となり、展示などでは不安もありましたが、全体的には上手く収めることができたようです。

『 第70回記念 ハマ展 』 は11月16日 ( 日 ) までの開催です。 是非お越しください。

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2014 BB祭 ⑤ 教室の変化

2014-11-06 02:38:30 | 高等学校
今年度のBB祭 美術室展示の紹介も本日が最終日。 ほぼ同じ位置から撮影した教室の変化をご紹介して終わりたいと思います。



ほぼ1ヶ月前。 階段アートの制作が終わった状態。まだ切断していない作品が見えます。



鉄骨を組み始めました。



段々と敷居が 1週間前ぐらい そして一気に



当日の様子



昨日片付けをしました。

皆様ご協力ありがとうございました。 まだ多少散らかっておりますが、本日より通常授業に戻りたいと思います。

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