かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

鈴廣 かまぼこ博物館

2012-12-30 04:06:45 | ちいさな旅
27日、地球博物館に行く前に小田原の風祭にあるかまぼこの老舗 『鈴廣』 に立ち寄りました。
風祭には鈴廣の本社や販売店、レストランなどが多くありますが、そのひとつ 『かまぼこ博物館』 で今、以前ご紹介した “かまぼこ板絵” を使った絵画作品コンクールの入選・入賞者作品の展示が行われています。



『かまぼこ博物館』 はかまぼこの歴史や作りが楽しく学べるところで、ガラス越しに製造の様子が見学でき、またかまぼこ作りの体験ができるコーナーなどがあります。



そのすぐ隣りで作品の展示は行われていました。



今回は入選、入賞者作品のみの展示でしたが、それだけでもかなりの数があり、皆それぞれ工夫された作品ばかりで中々見応えがありました。
27日は平日でしたが、冬休みに入っていることもあり、館内中々の盛況ぶりでしたよ。

ここでの展示は来年1月の6日(日) まで。 その後1月31日(木) から 2月4日(月) に、出品者全員の作品展示が小田急の新宿店であります。
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ウメ子との再会

2012-12-28 15:50:11 | ちいさな旅
昨日は私にとってちょっと特別な日でした。 そう、私の誕生日・・・でもあったのですが、もっと特別、 “ウメ子” に逢いに行ってきました。

ウメ子は小田原城で長く飼育されていたアジア象で、2009年に亡くなりました。私はその晩年の姿を日本画作品に制作しています。 ウメ子はその後、骨格標本として生まれ変わるため準備がされてきましたが、この度、それが完成?し、公開となりました。

生前のウメ子を知るものとしてはとても複雑な気持ちです。 おそらく 「とても見ることができない・・・」 という方も多いかと思います。 私も逢いに行くかどうか、正直迷いましたが “ウメ子の全てを見ておくべき” との気持ちで決心しました。



場所は小田原の市内から少し離れた箱根への入口にあたる入生田(いりうだ)にある 『生命の星・地球博物館』。
ここは、地球の誕生から現代までの歴史と神秘を紹介する大きな博物館です。



エントランスホールにて見上げたところ チンタオサウルスと翼竜がお出迎え。



館内は豊富な資料と標本がわかりやすく展示され、子供から大人まで十分に楽しめるところです。 私も何回か来ており、普段ならばひとつひとつの展示をゆっくりと見てまわるところですが、今回だけは足早にスルーして入口の隣りにある特別展示室に。

特別展示室では今 『博物館の標本工房』 と題して、普段我々が知ることのできない標本が作られる過程やその重要性を紹介する展示となっています。 ウメ子もその一部としての公開されていました。



ウメ子との再会。 しかしそこに子供たちの黄色に歓声はなく、まして彼女に水を掛けられることも、もうありません。
その姿はむしろ感傷的なものを排除するかのように、標本としての展示に徹底され (新聞での公開で知っていましたが、その展示は生前の姿形そのままではなく、斜めに設置された台上に骨格がわかりやすいように配慮され、配置されています。)、私にとってはそれが救いだったのかどうか・・・。 どちらにしてもウメ子の新しい旅と役目が始まったということでしょう。

また、今回の展示で気付いてしまったことがもうひとつ・・・。 ここは神奈川県の博物館、県内の動物園から多くの動物たちが貴重な資料として運ばれて来るようです。
コウノトリ、ヒクイドリ、ボンゴ、ガウル、アノア、アジアノロバ・・・皆、私が以前動物園でスケッチしたことのある仲間たちでした・・・。

生命とは? 

人生50年・・・信長は謡いました。 私もその歳を迎えましたが、まだ何もできていない・・・の思いでいっぱいです。
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カレンダー制作中 ④

2012-12-27 07:55:53 | アトリエ
こども教室でのカレンダー作り、今年はコラグラフといって様々な素材を貼り付けて作った版を摺る版画です。



こちらは以前もアップしたSOくんの版。2月の担当です。
これを摺ると



エアキャップの部分は節分の豆に、片面ダンボールは鬼のパンツの縞模様になりました。

一方、こちらはNAちゃんの11月の作品。 



造花の葉っぱとエアキャップを使ってブドウを表現しました。



こちらはその摺り終わった後の版。 これもなかなか迫力がありますね。
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カレンダー制作中 ③

2012-12-26 03:20:44 | アトリエ
『 あとりえカツヤマ 』 の授業は先週末で今年の日程を終えました。 今年最後の課題となったのはカレンダー作り。

幼稚園、小学生たちは “コラグラフ” という様々な素材を貼り付けて作った版を摺って作ります。



摺っては

 (8月担当 NAちゃん)

めくり、



摺っては

 (12月担当N・Oくん)

めくり。

と頑張って何とか人数分を摺り終わりましたが、カレンダーとしての編集までは届きませんでした。
お渡しは新年最初の授業となりそうです。 完成をお楽しみに。
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メリークリスマス!

2012-12-25 10:07:04 | その他
やっぱりケーキは美味しいのう。
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ひとり

2012-12-24 09:36:20 | 作品
バタバタとしているうちにもうクリスマス・イブ。 年末は慌ただしく過ぎて行きます。 トラ・ゾウのチャリティー展の出品作からもう一点、



ちょっと寂しげに一人佇むマーラ。
マーラはもちろん、お父さんとお母さんと同じ動物園にいるのですが、檻は別々、一緒に寄り添って暮らしているとは残念ながら言えません。 それは、お母さんがマーラを自分の子と認識できなかったからで、動物園も何回か対面をさせたようですが、うまく行かず、最悪の場合に親が子を攻撃してしまうこともあり得る為 (先日のサファリパークでの事故も引き金はこのことだったとと聞いています)、現在はスタッフの方々がお母さんの代わりとなって世話をしています。
本来象は群れで生活し、家族の絆の強い動物です。しかし、動物園ではどうしても単体で暮らすことが多く、本来祖母から母へ、そしてその子へと繋がるべきものが繋がらず、また、仲間としての子育てを助け合う意識も希薄になってしまっているそうです。 動物園では、もう少しマーラが大きくなったら、親子ではなく、仲間として一緒にしたいと話していました。
人間界でも育児放棄や虐待など悲しいニュースが伝わりますが、動物園でも起こりえることでなのですね。そして、その要因にも何か共通点があるように感じました。

皆が幸せに生きる社会って・・・クリスマス・イブにちょっと考えてみてもいいのかな。

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いっぽ

2012-12-19 00:37:16 | 作品
先週の 『 トラとゾウを守るチャリティー展 』 には、多くの方に足を運んでいただき、ありがとうございました。 また、作品を購入していただきました皆様、ありがとうございました。

今回の展覧会では、私は豊橋市動物園の“マーラ”に取材した小さな作品6点を出品させて頂きました。



その中の1点、『 いっぽ 』 
“マーラ”は2011年9月に愛知県の豊橋市動物園に生まれたアジアゾウです。 そのとことこ歩く姿、丁度足をあげた所を 『 明日への一歩、未来への一歩 』 のイメージで描きました。
“マーラ”ちゃん、これは3月の取材からの作品なので、今はもっと大きくなっていることでしょう。遠くてなかなか行けないのが残念です。 でも、たまでもよいからその成長を見守っていけたらと思っています。
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沈殿讃歌

2012-12-14 05:51:06 | 展覧会
昨日に続きまして展覧会のご紹介です。



窓から永代橋の見える素敵なギャラリー “ GALLERY MAKI ” で個展をされているのは金谷幸未さん。
金谷先生も私と同じ高校で講師をしながら、制作発表をされています。

 DMより

その作品は庭で育てた植物を押し花状に保存したものを丹念に描き起こして行くことで、新しい “何か” を拾い集めて行くというもの。
展示会場の様子も写真に撮らせて頂きましたが、これは是非、生で見て頂きたいので、あえてここではアップしません。 お時間が許します方は是非、会場で直接作品に触れてください。

金谷幸未 展  『 沈殿讃歌 』

GALLERY MAKI

12月21日(金) まで 
14:00~19:30 (金曜日は20:00まで) 月・日・祝日はお休みです。 

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いろのとなり

2012-12-13 03:03:27 | 展覧会
展覧会のご案内です。 現在東京駅の八重洲口から少しところにある “ T-BOX ” ギャラリーで 上川 愛 (うえかわ あい) さんの個展 -いろのとなり- が開催されており、私も昨日おじゃまして来ました。



上川先生は私が非常勤を務めます高校の先生で版画家さんです。 会場には若い感性に溢れる木版画が約15点。 先生の作品はするどく研ぎ澄まされた形と色を使いながら、硬くならない、見る人の心を和ませてくれる素敵な魅力があります。人間性でしょうか。 是非!

トラ・ゾウの展覧会と同じ15日 (土) までの開催。 11:00 ~ 19:00 最終日は 16:00 までですのでご注意ください。
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『トラとゾウを守るチャリティー展』 はじまる

2012-12-11 04:08:19 | 展覧会
“野生のトラとゾウにクリスマス・プレゼントを!” を合言葉に、その収益がトラやゾウの保護活動に使われる 『トラとゾウを守るチャリティー展』 が東京・神田にあります 『文房堂ギャラリー』 さんでスタートしました。



文房堂は神田にある老舗の文具・画材屋さんです。 その4階のギャラリーが今回の会場。 会場内には、



“ぞうさんペーパー” と呼ばれる象の糞で作られた紙に描かれた企画作品コーナーとその奥に



それぞれの作家さん持ち寄りの作品が並びます。 今回は31名の画家やイラストレーターが参加しました。
年末のお忙しい時と思いますが、お近くにお越しの際は是非ご覧ください。

12月 15日 (土) までの開催です。

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