加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

便器の交換作業

2008-03-16 | 現場日誌

080316_2 今日はお休みですが、自宅の2階のトイレの
便器の交換作業をしました。
うちの2階のトイレは、洋式としては日本でも
有数の狭さを誇るであろう(*_*)、床面が半畳
しかないトイレです。(写真①) 限られた平面
計画の中で、無理矢理押し込んだため、狭く
なってしまったようです。
 当時は水洗便所の普及が進んでいないた
め、洋式便器が一般的ではなく、便座に不特
定多数のお尻があたるのは、不衛生だと多く
の方から敬遠されていたたようで、2階は洋式
でしたが、1階便所は和式にしてありました。

そんな半畳洋式便所は、便器に座ると膝は
出窓の床板にあたり、かなり窮屈な状態。
(写真②) 前に出窓があるので、かろうじて
息苦しさはないんですが・・・。
しかし、この狭さがほどよい落ち着き感となり、
快適だったりもします。 (^^;)

新築後35年以上も使われた便器は、便座
はヒビが入り、割れる一歩手前というかなり
厳しい状態です。(写真③)
写真で確認できる、水たまりの部分にある茶
色の輪染みは、汚れと言ってもほとんどの場
合、それほど汚い物ではありません。
少し難しい話しになりますが、陶器の上薬の
主成分であるケイ酸から、水酸基が露出して、
水道水に含まれる溶性ケイ酸と、結びつく科
学変化で発生する、水垢が主成分なのです。
これを解決したのが、INAXのプロガード加工
技術。 表面に科学的な加工を施すことで、
水垢の付着を大幅に減らします。   
 改修にあたり悩んだのが、便器の選定です。
一般的な便器だと、前のスペースがほとんど
無くなり、便器をまたががなければ、足が向
こう側に入らなくなってしまいます。
そこで選択されたのが、コンパクトな設置スペ
ースが自慢のINAXサティス。
水道直圧式は、現状と同じ配置スペースで好
都合だったのですが、流水圧不足で断念。
次に省スペースなタンク付タイプの、サティス
アステオの採用となりました。 この機種で、
なんとかなんとか足を入れるスペースを確保
できます。

むずかしい話しはこのくらいにして、工事へ入
ります。 まずは便器を外します(写真④)
リフォーム用の機種ですので、排水配管は直
す必要が無く、床上で決まった位置まで移動し
ます。(写真⑤) 給水配管も移設するキットが
出ていますが、今回は給水配管リフォーム時
に移設していますので、口元を直すだけでした。

便器を取り付ければ終了です。(写真⑥)
昭和の香りがプンプンする内装の便所に、最新
のスマートなデザインの便器がとてもミスマッチ
ですね。(^_^;)  圧迫感も少し出たかな???

外した便器は、陶器・金物類・プラスチック等に、
しっかり分解・分類してリサイクルや廃棄処分し
ます。(写真⑦) 便器さん、長い間おつかれさま。

35年ぶりに新しくなった2階のトイレ。これで快
適なおトイレライフを送ることが出来ます。(^o^)
省スペーストイレは一般的な便器に比べて、高
機能商品なので、快適なはずなんですが・・・ 
便所への入り方が変則的なため、便座は自動
で上がりにくい、という落ちが付いています。(*_*)
狭さには変えられないので、しかたないですねぇ。
そもそも、省スペース品じゃなければ、付いてい
ない場合がほとんどなので、無いと思えば気に
なりません。 ハッハッハッ (^_^;)

たかが便器交換のネタに、長々とお付き合い、
ありがとうございました。 m(_ _)m

                   加瀬工務店 T.K

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