加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

アルミフレキダクトは違反になる???

2017-12-20 | 日記

先日業界のニュースで、キッチンのレンジフードの排気ダクトに

アルミフレキダクトを使うと条例違反になるかもしれない。

と言う記事がありました。

フレキシブルダクトって何???という方のために参考写真を。

左側が大半のケースで使われているアルミ製のフレキシブルダクト、

右側がスチール製(亜鉛メッキ)のフレキシブルダクトです。

 

現在のキッチンの換気扇は、ダクトを使って排気するシロッコファンが主流に

なっています。

以前昔よく使われていたプロペラファンは、排気量は多いのですが、ダクトが

使えないために直接外気に排気する形でしか設置できないので、設置の自由度が

良くありません。 また、位置決めがシビアなため施工がしにくいなどの理由から

あまり使われなくなっています。

現在主流のシロッコファンはダクト排気に適していて、排気量は少なめですが

排気位置が自由に設置のが特徴です。

排気ダクトには多くの場合アルミフレキシブルダクトが使用されています。

このダクトには火災予防条例で規制があります。

規制の条文として、

排気ダクト等は、耐食性を有する鋼板またはこれと同等以上の耐食性および

強度を有する不燃材料で造ること。 ただし、当該厨房設備の入力および

使用状況から判断して火災予防上支障がないと認められるものにあっては

この限りでない。

という記述があります。

これによれば鋼板(スチール)または鋼板以上の素材が求められています。

アルミはスチールよりも耐食性は高いのですが、強度はありません。

両者とも不燃材としては認められています。

ここの解釈をどうするかによってアルミフレキダクトで良いのか悪いのかが

決まります。

なお、キッチンメーカーのオプションではアルミフレキシブルダクトの設定が

ほとんどで、スチールフレキダクトはあまり見かけません。

また、条文では

排気ダクトは、曲がりおよび立ち下がりの箇所を極力少なくし、内面を滑らかに

仕上げること。

という記述もあります。

この記述を考えるとそもそも蛇腹状のものでは内面がけして平滑ではないので、

フレキダクトそのものが使えないということになるかもしれません・・・。

しかし、曲がりや立ち下がりは比較的滑らかにすることができます。

 

解釈次第ではアルミフレキシブルダクトは違反になるかもしれず、

スチールフレキダクトも場合によっては違反になるかもしれません。

直接的に何がダメで何が良いと言っていないので難しいですね。

自治体でもアルミフレキシブルダクトの可否は分かれているそうです。

 

弊社ではシロッコファンを積極採用始めた頃はアルミフレキシブルダクトでしたが、

近年は耐熱性の高いスチール製のフレキシブルダクトを採用しています。

また、加熱機器周辺の壁下地は一般的には石膏ボードのようですが、

あるレストランが石膏ボードが貼られていて毎日高い熱が入ることで石膏ボードが

焦げてボヤを出した。という話を聞いてからより耐熱性や耐火性の高い

ケイ酸カルシウム板を貼るようにしました。

住宅用の加熱機器は業務用に比べて火力が低いですし、長時間の連続使用もあまり

ありませんので基本的には問題ないと思いますが、念のためです。

ベージュ色が一般的な石膏ボード、白がケイ酸カルシウム板です。

業務用の厨房などではケイ酸カルシウム板が下地に使われるケースが多いです。

 

今後排気ダクトの問題はどうなっていくのでしょうか。

 

千葉・南房総 (株)加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com/

 

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