加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

環境共生型汚水処理設備工事 2106

2021-06-03 | 現場日誌

 住宅の汚水処理設備と言えば、合併浄化槽と思う方が南房総地域ではほとんど

だと思います。

 実際に下水道が整備されている館山市の一部以外では、新築住宅にはほぼ合併

浄化槽が備えられています。

 合併浄化槽は公共下水道などの大規模な設備を必要とせず、個別に汚水を処理

して放流できる人口密度の低い地域に適していると言われる排水処理設備です。

 

 今回紹介するのは従来の浄化槽と違い、電力や薬品を必要とせず、微生物の力

排せつ物を資源として分解し大地に還す排水浄化循環装置で、臭いもほとんど

無いという、浄化槽や下水処理場よりもさらに環境にやさしい汚水処理設備です。

 初めて施工したのは9年ほど前。その仕組みを説明された時には 半信半疑いや、

一信九疑くらいの感じで受け止めていましたが、施主さんの強い要望でがあり、

施工協力をさせていただ機会をいただきました。

そして何の問題もなく稼働する姿を自身の目で確認してからは、素晴らしい仕組

だと思っています。

 

 今回、環境問題に関心のあるお施主様との出会いがあり、9年ぶりに施工する

機会をいただき、工事をしましたので、その工事の模様をレポートいたします。

浄化槽同様地面を掘削していきます。

合併浄化槽よりもかなり広いスペースを必要とするため、狭小敷地で設置は難しい

のが欠点でしょうか。

 

汚水を分解する槽を設置し、微生物の力を活用する特殊な部材を設置、その周り

特殊培養土で囲います。

すべての施工を終えて埋め戻しをすると、大小いくつかの点検口のみが地上に

露出します。 注意点としては設置した部分の地表にはコンクリートを打ったり、

建物などは建てられず車なども入れません。日常の通路としての利用は好ましく

ありませんが、軽度に人が歩いたりすることなどはできます。

水回りの改修や排水排管等の関係ですぐには稼働しませんが、今後設備改修をし、

排水管を接続して稼働をする予定です。

 

いろいろな条件や制約もあるこの排水処理システムですが、既存の汚水処理設備

に比べて環境にやさしく、浄化槽にある硫化臭や汚水臭も基本的にはありません。 

ブロア等の電気設備を使わず、薬剤投入もないため維持管理が容易なので、ランニ

ングコストは超低コスト。排水が無い敷地でも設置できます。

また、いつ使い始めても、いつ停止しても、またいつ再開してもOK。というメリ

ットが多数あります。

 

気になる方はお問い合わせください。


♯浄化槽
♯放流先がいらない
♯エコロン

環境にやさしい汚水処理設備で綺麗な南房総を

千葉・南房総(株)加瀬工務店 
T.K

http://www.kasekoumuten.com

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