78歳にもなると、さすがに自分の老い先が、もうそんなに長くないのでは、と改めて思うようになってきました。
母が亡くなったのは74歳、父は享年、81歳でしたから。
とは言え、私は恐らく精神年齢が低いのでしょう。
自分が年寄りといった意識が薄くて、気持ちは割と若い。
気分は50代の頃と、然程大きく変わっていないような気がします。
しかし、その頃よりは、肉体は確実に衰えているはず。
けれど、小学生時代から、肺活量も握力もクラスで一番測定値が低くて。
体力が並ではなかったので、この年齢になっても、若い時との落差をあまり感じないで済んでいられるようにも。
でも、心は成長していないと、可笑しいのですけれど。
果して、私はどうでしょうか。
今、過ぎ去った過去を振り返ると、反省することが一杯。
ですから、今のほうが多少人間ができているのかもしれません。
例えば、家事への取り組み方一つとっても、今の方が遥かに要領よくこなせるようになっています。
最近は特に順調で・・・。
野球観戦後、体調は少々狂ったままですけれど。
今の私でしたら、両親や夫の介護の時、もっと家事を短時間でこなし、長い時間傍にいて、尽くすことが出来たでしょうに。
そう思うと残念でなりませんが・・・。
その時はそれが、精一杯の私の力量だったと思うしかありません。
でも、私は専業主婦。
(私の文章は、でもと言う接続詞を頻繁に使用しますよね。みっともないなあ~と思うのですが、どうしても使ってしまう。恥ずかしいですけれど、そうしないと文章がつなげられない私です。)
一方、娘達は、要職に就くキャリアウーマン。
もし私が倒れたなら、私の世話をするのは到底無理。
世の中の風潮も私の頃とはまるで違いますから、子供には期待しすぎないよにしたいです。
最期まで自立して、自分の身は自分で解決したい。
それが私の理想ですが。
そのためには、どうしても心から信頼できる掛かり付け医に巡り会いたい。
しばらく前から、そう強く願うようになりました。
そして、色々考えた末、私が今心で決めかけている中堅の病院があります。
個人医院ではなく一応病院ですから、入院もでき、CT,、MRI等々、医療設備も完備されています。
母が入院したこともあり、次女もカキ中毒になり数日間、ここのお世話になりました。
実は最近、次女のお婿さんも怪我をし、一泊だけでしたが、この病院に入院しました。
麻酔をかけ、簡単な手術も。
まだ若いHさん。
簡単な医療処置の手術に過ぎなかったとは言え、無事に終わるまでは、不安で仕方がなかった私です。
私は今後、この病院で十分だけれど、彼には大病院を選んでほしかった、と思いましたけれどね。
この事については、次回の記事で、詳しくお話しします。
私には、この病院にまつわる次のような思い出も。
夫を介護しているころ、駅の前のスクランブル交差点の中央で、強度の目眩に襲われ倒れ込んでしまい、救急車で運ばれたのもこの病院でした。
夫が自宅で療養している時、在宅医療サービスの出来る先生が、ケアーマネージャーさんの紹介で我が家に見えました。
けれど、初めてお会いする先生をとても信頼する気持ちにはなれなかった私です。
通い慣れた病院、或いは個人医院の先生に来ていただくのが、何と言っても一番心強いですよね。
最近、こんな本まで買ってしまいました。
未だ真剣に読む気にはなれなくて。
パラパラぺーージをめくって見出しを見ただけですが。
大きな総合病院にも、在宅医療サービスはあるのでしょうか。
ほぼ30年前の話になりますが、母は、訪問看護サービスを受けていましたけれど
大病院は、医療技術は優れていても、必ずしも介護の面で行き届いているとは限りません。
患者さんが多いいこともあって、どこか、実務的で冷ややかだったりしますよね。
私は夫が入退院を繰り返す間、1時間半以上かけて日参し、亡くなるまで病院の対応を見続けていましたが、色々不満もありました。
母の時も同様です。
小さな病院だったら十分かと言えば、そうではないかもしれませんが・・・。
通い慣れていれば、きっと居心地もいいでしょう。
次女にこの話をしたところ・・・。
「Kは小学生の時、その病院の裏のグランドで野球の練習をしていたわ。
目の前に大型スーパーやレストランもあり、便利よ」と。
この話を聞き、迷いがもうすっかりなくなりました。
私のかかりつけ医は、この病院に決定。
その後、電話でいろいろ問い合わせ、益々この病院が気に入りました。
訪問看護ステーションもあり、在宅介護医療が私の期待以上に充実していることも分かりました
医療保険による訪問看護サービスも受けられます。
その場合だと、私は被爆者なので、看護料はすべて無料になります
認知症にはならないで、この病院のお世話になり、看取ってもらう。
そう覚悟を決めると、すっかり迷いが消え、今は心がすっきり。
万一、私が認知症になり手に負えなくなったなら、、私を介護施設に入所させようと、どうにでもお好きなように。
娘達がしたいようにしてくれればいいです。
漠然としていたことに、私なりに道筋が付けられ、心から安堵。
もうこれ以上は、先の事は心配しないつもり。
断捨離も少しずつ心がけ、日々を悔いのないように、素敵に暮らすことだけを考えて、のんびり過ごそうと思います。
画像に映っている水差しに、麦茶とシュガーカットを大匙3~4杯くらい入れた甘いレモン水を入れ、
交互にせっせと飲むよようにしています。
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