今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

五月の日記~念願叶った孫息子R君とのデート

2019-06-08 07:14:12 | 

私がまだ50代の頃だったでしょうか。

某デパート前の商業ビルの上階に素敵なレストランがありました。

今はそのビルは取り壊され、新しい高層ビルに生まれ変わってしまいましたが。

そのレストランは、ちょっと格式のあるおしゃれな雰囲気。

私のお気に入りのお店で、時々利用していました。

 

初孫のR君が生まれて間もない頃ではなかったかと思います。

お昼食時、そこを一人で訪れた時のことです。

 

デパートの入り口の窓際に立ち、R君を待ちました。
まるで恋人を待つような心境でした。(笑)

 

通路を挟んだ隣の窓際の席に、とても上品な年配の女性が腰かけておられました。

私には、その方が心待ち顔に見え、どんな方が見えるのかしら、と多少の関心を寄せていました。

すると、そこに現れたのは、いかにも体育系といった爽やかな若者。

初老の女性の前のテーブル席に就くと、サーブされるご馳走を黙々と食べていました。

それを目を細めて見入る、初老の奥様。

私はすぐ、状況が理解できました。

その若者は、お孫さんだ、と。

 

 

そのシチュエーションに、すっかろ魅せられてしまった私。

私も、R君が成長したら、同様のことをしよう。

素敵なレストランで、R君にご馳走をしてあげよう、とその日を夢見たのでした。

 

そして、ついにその長年の夢が、最近実現。

私はある日、ママを通してでしたが、電話でR君にお食事のお誘いの声を掛けました。

大学に入学して間もないR君です。

慣れるのに精いっぱいで、おばあちゃんの相手をする心の余裕なんて、ないのかもしれない。

自分の心が落胆しないように、と断られてもともと、と思うようにしていました。

 

 

ところが翌日の夜、次女宅にいるところに、R君から電話が入りました。

思いがけずのOK.

夫の墓参で、帰省旅行を誘った時以来の快諾です。

私は飛び上がらんばかりに喜びました。

それを見て、次女が笑っていましたけれどね。

 

 

前置きが長くなってしまいましたので、実際にデートした時のお話は手短に。

もちろん、とても楽しいひと時でした。

デパートの階上にある、割と高級感のあるレストランへ。

K君には、5000円のステーキコース。

私は3500円のコース料理を注文。

 

お料理の画像は、すべて私が頂いたものです。

 

期待以上に、一品、一品、とても美味しくて、思わずR君のステーキを一切れ、私も賞味。

まるで口の中で溶けるような柔らかさ。

このおいしさを味わってしまうと、もう固いステーキなんて、絶対食べられそうにありません。

R君も、美味しそうに味わっているように見え、私はまず一安心。

 

 

ランチを共にして、入学後の近況を、スマホの写真を見せてもらいながら聞きました。

とても楽しそう。

何だか、すっかり安心した私です。

 

 

大学生といえば、もう大人。

私は話すとき、子ども扱いにしないように、亮の人格を尊重する語りかけを心がけました

ただ一つ、「姿勢をもう少しよくするように努力した方がいいわよ」とだけは言わせてもらいましたけれどね。

 

最後に、心優しいR君が私に言った、ここ数年の語録で、とても嬉しかったことを書かせていただきますね。

信じてなど全くいないけれど、嘘でもうれしい温かな言葉でした。

 

 

もうずいぶん前のことです。

購入したばかりのタニタのヘルスメータで測定した時、体年齢の表示が実年齢より15歳ほど若く表示されました。

信じられなくて、驚きの表情で傍にいたR君に告げると、

「おばあちゃんは、とても若く見えるよ。その年齢を言っても、疑われないよ」、と。

 

 またある日の二人の会話

「長生きしすぎると、ママたちが先に亡くなることだってあるでしょ。

それは余りに辛いから、長生きするのも考えものね~」

「その様なことになれば、僕が世話をしてあげるよ」

 

「おじいちゃんとおばあちゃんとの思い出は、楽しい事ばっかりだなあ~」

 

春の墓参旅行の時の会話

「おばあちゃんはボケてなんかいないよ。とても元気でしっかりしているよ」

 

お世辞と分かっていても、温かい言葉は、年老いた身にはひとしを有難く嬉しいものですね

 

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ありがとうございました。

花のように泉のように


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