今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

友に恵まれた私の人生

2016-12-26 07:39:41 | 日記

前から大切な思い出としてブログ記事にしなければ、と思いつつ、つい延び延びとなり、今日になってしまいました。

なかなか私達が普通耳にできないような、新鮮な話題もあります。

 

11月中旬の事です。

このブログにも幾度か登場いただいている親友のKさんと、「梅の花」で昼食を共にし、楽しく語り合うことができました。

夫が亡くなる前から、そのうち会って心ゆくまでおしゃべりしましょうね、と言い合っていたのですが。

急な介護事情で、予約したお店をキャンセルしたこともありました。

お互いに、その後も身内に不幸があり、しばらくそれどころでなくなってしまった私たちです。

 

お店の方にお願いし、記念撮影をパチリ
私の姿勢が悪くて、恥ずかしい写真ですが。

もっとお腹を引っ込め、背筋を伸ばして!(笑)

 

Kさんは早春に、100歳のお誕生日を目前にされたご義母様を失くされています。

5駅先の介護施設で暮らしておられたのですが。

ご夫婦お二人の献身的な介護には、日頃、頭が下がるばかりでした。

退職後のご主人様は、お母上様を見舞うために、施設に日参しておられたのです。

それも、5~6年といった長期間にわたってです。

 

ご義母様逝去後は、私同様に、諸手続きや遺品の整理に追われる日々でいらしたKさんです。

メールや電話では、時々近況の報告をし合っていましたが、なかなかお会いする機会がなく、やっと久しぶりにその日が訪れました。

会えない期間も、絵手紙で、私を幾度も励まし続けて下さいました。

 

最近も、「もう一頑張り「との言葉を添えて、見事に描かれたにんにくの絵手紙を届けて下さいました。
毎日、それを眺めて励みにしていたのですが、写真を撮ろうとしたところ、見当たらなくて。
ノートか書物の間に挟んだのかしら?

 

専業主婦で、おうち大好きな私の引きこもりがちの平凡な暮らしとは、彼女のライフスタイルは大違い。

とても裕福な恵まれたご家庭ながら、退職年齢に至るまで、自己実現のため、得意の英語を生かしずっと国際機関で働き続けられたのです。

今も、留学生の外人たちのお世話を、ボランティアでなさり、ご活躍中です。

生き方はまるで異なりますが、価値観はとてもよく似た二人。

ですから、身内のように心が通い合い、何を話しても意気投合できます。

 

 

 

 

 

そんな私達が、和食処で、美味しいお食事に舌鼓を打ちながらお互い積もる話に花を咲かせていたところ、Kさんが、思いがけないお話を聞かせて下さいました。

私が、お亡くなりになられた三笠宮さまのことに触れたときの事です。

何とKさんは、東京女子大に在学中、ゼミで殿下の授業を受講された事があるとのことでした。

ご一緒に、福島の片田舎の村にゼミ旅行にも出かけられたようです。

その旅行に於ける、三笠宮さまと女子大生の交流のお話は、実に微笑ましくて・・・・・・。

皇室の方をとても身近に感じられる貴重なお話でした。

 

例えば、下記の様なエピソードを。

旅行に発つとき、Kさん達学生は、ワゴン車に乗り込んで目的地に向かいました。

一方、同行される殿下は、黒塗りの公用車にご乗車。

お見送りの方達までおられたとのこと。

恭しく頭を下げる光景が目に浮かぶようですね。

皇室の方達は、いつも行きすぎた護衛の下で行動しなければならない堅苦しさからは、自由にはおなりになれないのでしょう。

 

 ところがその殿下、旅先に向かい始めて間もなく、その車を降りて、学生たちがいるワゴン車に乗り移られたのだそうです。

その後は、学生たちと気さくに会話を交わし、ゼミ旅行へと。

納豆が好物でいらしたようですが、生卵をかける食べ方をご存じなくて、Kさんが教えて差し上げたとのこと。

和やかな学生と三笠宮さまの気さくな交流風景が目に浮かぶようですね。

 

 

今年の初夏の頃、福島へ大学時代の同窓生と思い出旅行をする企画を立てられたKさん。

その準備が大変、と聞いていました。

その旅が、三笠宮さまがご一緒だった学制時代の思い出をなぞるものだとは、その時は知らなかった私ですが。

彼女は、今回の旅行の写真と、学生時代、同じ場所で撮ったゼミ旅行の写真を一緒に同封して、お見舞いのお手紙を届けられたとのこと。

 

 ポストに入れれば簡単にお手元に届くようなお相手の方ではありません。

届け先を探す苦労もあり、殿下のお手元に届いたか確信が持てないままでいるところ、ご訃報の報道があったようです。

ご覧になられたのであれば宜しいですのにね~。

庶民の、そのようなさりげないお気遣いは、さぞ懐かしく、嬉しい事として受け止められたことでしょう。

 

彼女が下さった真心のプレゼント
感激でした。
深紅のばら・手作りのサンドイッチ・やはり手作りのプリン

 

お話が一転変わりますが、新しい年を迎えるにあたって、私の友への思いをもう一言、

 私の人生でとても幸運だったことの一つに、良き友人に恵まれたことがあります。

 私は自分から積極的に友を作るような外交的な性格とは言えません。

友は多い方だと思いますが、どちらかと言えば、お相手から声がかかり仲良くなったケースがほとんどのような気がしています。

今、頭に浮かべるだけで、素敵な友人が大勢目に浮かんできます

そのうえ、ご近所にも親友に恵まれた私です。

つい最近も記事で触れたFさんです。

 

最近妹に、「お姉さまは親友が失くす不幸を何度か経験しているわよね」、と言われました。

確かにその通りで、もしお元気だったら、私の余生がもっと潤ったかもしれない、と残念で仕方ありません。

本当に素敵な方達でしたから。

でも他にも、良き友人がいて、その寂しさを補ってくれています。

 

私の友人の特徴は、私が見習いたいところがいっぱいある尊敬できる方達ばかりであること。

ですから、私は友から学ぶことが何と多かったことでしょう。

私が成長できたのは、友のお蔭と言っても過言ではないほどです。

 

 

ですけれど私は、敬愛して止まない素敵な友人達を、大切にしてきたでしょうか。

そうとは言えない自分を、ただただ反省するのみです。

顧みるに、私から声をかけたことって、めったにありませんもの。

いつも友人から温かなお誘いがありました。

 

私は、何事も割とスローテンポで、要領もよくありません。

結婚してから、妻として母親としては、つつがなく自分の務めを果たせた、とちょっぴり自負はしているものの、それが精いっぱいの人生だったようにも。

積極的に自分から友人との親睦を深める努力をしたとはいえない気が、今はしています。

それにもかかわらず、心から信頼し合える友人が私の周りにはたくさんいて下さいます。

 

夫が亡くなった時にも、皆さん方から温かな励ましの言葉をかけて頂きました。

私は、もう少し元気になったら、こちらから声をかけさせて頂きますね、と言いながらご無沙汰を重ねている私です。

来年は、積極的に自分から声をかけて、温かな友情に、感謝を示すとき。

今、そんな思いでいます。

 

追記

gooのリアルタイムのあしあと機能がしばらく作動せず、ここ数日、gooの事務局に問いあわせをしていました。

まだしばらく様子見ですが、やっと直ったような感じがしています。

この間、私のあしあとも、他の方のブログにつかないようです。

何だか煩わしい気がしないでもないこの機能。

使用しないにチェックをいれようかしら、と今迷っています。

迷う理由は、gooサイトのみですが、新しいブログに巡り会える場所でもあるからです。

 


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