師走を迎え、主婦の皆様の年末年始に向けての準備も、いよいよ佳境といったところでしょうか。
私は、11月の中旬に、夫の一周忌法要を無事に済ませ、ほっとする間もなく、慌ただしい師走を迎えることになりました。
法要の翌日、妹と尾道、倉敷に途中下車し、プチ旅行を愉しんだ私です。
四十九日法要後の三月初旬にも、尾道、倉敷を観光した私達でした。
その時は、運悪く、一番のお目当ての大原美術館が休館日。
そのうえ、倉敷の美観地区を観光途中で、私が体調を崩すといったハプニングに見舞われました。
そのため、今回はそのリベンジ旅行といった趣だったのです。
その日、夜遅く帰宅した私でしたが、その翌日から数日間、またまた酷い体調不良。
一周忌の法要を済ませ、ほぼ一年間の一人暮らしの疲れがどっと出たかのような有様でした。
顔がむくみ、何より気がかりだったことは、目が見えずらくなった事。
パソコンの画面がかすんでしまい、初めての事でしたから、何事と、とても心配になりました。
でも、目は翌日には回復。
顔のむくみが取れるのにはしばらくかかりましたが、今はすっかり元の体調に戻っています。
夫が亡くなってからの一人暮らしを、私にしては気丈に頑張ってきたつもりでしたが・・・・・・。
一周忌法要を済ませた大きな節目の時。
それまでのどこか張りつめていた気持ちが抜けても、不思議ではありません。
そのためによる、体調不良だったのかしら。
心模様が、体に大きな変化を与える良い例なのかもしれません。
張り詰めていた何がしかの糸が切れ、すっかりもとの私になれたのであれば、それは良い事と前向きにとらえたいものですが。
でもやっぱり、まだ元の自分には戻れてないようです。
夫のことを思い出すと、最近涙が出て仕方ありません。
命日が近づいてきたからでしょう。
少し前にも書きましたが、夫は自立自尊の人で、他の人に、家族と言えども頼ることは全くなく、弱音を吐くことも愚痴を言うこともない人でした。
疲れた、と言う言葉さえも、一度も耳にしたことがありませんでした。
ところが亡くなる数か月前からのこと。
「ずっとそばにいてほしい」と、思いがけない言葉を幾度か、夫が私に言いました。
如何にも、勇気を振り絞って言葉にした様な小さな声でした。
夫の矜持からすると、本当は、口にはしたくない言葉だったのかもしれません。
本当に辛かったのでしょう。
私はその言葉通りに、夫に献身的に尽くせたでしょうか。
三度の食事を作るのにも時間がかかりましたし、買い物にも出かけなければなりません。
花壇の手入れも、全くないがしろにはできませんでした。
色々思い出すと、夫の願いに十分応えきれていなかった私の不甲斐なさが思い出され、申し訳なさで、今更ながら涙が溢れます。
こんな話を今さらしてどうなるのでしょう。
もうよします。
辛い気持ちになった時、元気が出る特効薬は、亡き夫の遺影に向かって、心から、ありがとう、ということです。
Yさん、本当にありがとう。
私の余生は、夫への感謝しかありません。
そういっても過言でないほど、夫への感謝の気持ちで一杯です。
ご訪問有難うございました。
ランキングに参加しています。
応援のクリックを頂けると、励みになり嬉しいです。
お料理ブログも、宜しければ、お立ち寄りくださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/karensakura0403
花のように泉のように