今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

友人を励ます会

2013-07-27 11:11:27 | 

前から心に掛けながら、家の補修、友人達との先約などがあり、なかなか実現できなかった事を、ついに昨日、果たす事ができました。

以前にもこのブログで触れた事が一度ありましたが、ご近所で仲良くしている方の息子さんが、まだ三十代という若さで、突然亡くなられました。

ご両親様は、実に穏やかなご人格の立派な方々で、私はそのような方が前にお住まいなだけで心強く、感謝の日々で、幸せを感じています。

実にさわやかなお嬢様もおられ、二児の母親として、お幸せな家庭を築いていらっしゃいます。

亡くなられたのは、次男のお方。

むろん幼い時から知っていますが、いつも笑顔でご挨拶をして下さる好青年で、お人柄の良さが全身に溢れていました。

 

余りに突然の悲報で、私は信じられず、数日間は心の動揺が抑えられなかったほどです。

亡くなられた原因は、大動脈瘤破裂だったのですが。

詳しいその時の状況は、奥様から伺って、よく知っています。

しかし、自分の不幸ならともかく、他人様、それも親しくお付き合いしている方のご不幸を、ブログ上で詳しく綴ることは憚れますので省略します。

 

 

今回のIさんを励ます会は、私が提案した事でした。

いつも同じ通りのご近所さん三名と、駅前近くにお引っ越しされたHさんで、年に数回必ずお食事会を開いてきました。

ですから、私は当然の事をしたまでですが。

けれど、会がお開きになった後、このグループで一番お若いFさんが、後片付けのお手伝いをして下さりながら、次のようにおっしゃっいました。

「友人に、この会の話しをしたら、とても羨ましがられたのよ。

今時、そのような親しい御近所付き合いは珍しい、って。

苦労に見舞われた時、お互いに支え合い励まし合える友人がご近所にいるなんて、本当に羨ましいわ、って言われたの。

~さん、このような会を開いて下さって、本当にありがとう」と。

私は、素直にその言葉を受け止めさせて頂き、多少苦労した甲斐があった、と爽やかな気持ちで胸が一杯になりました。

 

 

四人の会話は、他の同じ年齢の友人達の集まりの時とほとんど変わらず、病気の話題、親の介護、自分たちが高齢になった時の暮らし方など。

亡くなられた息子さんのお話しも伺うべきか迷いましたが、最初はあまり触れたくないご様子に見えたので、あえて話さないように心がけました。

その配慮がよかったのかどうか。

最後になり、堰を切ったように涙ながらに、その時の状況や思いを、自分から語られ、私達も涙なしには聞くことができませんでした。

 

後で、Fさんに、

「最後になって、息子さんのお話しをされたけれど、これで良かったのかしら、と少し気になってしまったわ。

その余韻を抱えたまま家に戻られたのでは」と。

 

 

お相手の気持ちを察する余り、その話題に触れてよいものかどうか、そしてそのタイミングは難しかったです。

でも、最後にはお花のブーケを差し上げられて本当に良かった、と思いました。

これも実は私が言いだしたことなのです。

いつも、友人達をお招きすると、手土産の気を遣われる方が多いのですよね。

私は、好意のみを受け取ってくださり、手ぶらで来て頂く方がずっと気楽で嬉しいのですが。

 

 私手作りのデザート

 

「今回の会は、Iさんを励ますことが趣旨だから、手土産のお気遣いは決してなさらないでね。

それより、息子さんのご仏前にお供えしていただくお花を、みんなでお贈りしましょうよ」

と前日、他の方にお話ししました。

皆さん喜んで同意して下さり、駅のお近くにお住まいの友人に、その買い物をお願いしました。

お開きとなり、皆さんがお戻りになる直前に、Iさんにお渡ししたのですが、大変喜び感激して下さいました。

悲しい思い出話を、最後に語られたIさん.

そのタイミングが、その後、少々気がかりでしたが・・・・・・

きっと我が家に戻られ、、お贈りした花束をご仏前にお供えし、それを見て、元気を取り戻して下さったに違いありません。

 

この度のIさんを襲ったご不幸が、私は他人事とは思えなくて。

ブログ上でも数回ご紹介した私の好きな言葉、「覚悟と諦め」を、また思い出してしまった私です。

如何ようにしても、運命には逆らえない弱さ脆さが人間にはありますものね~

だからこそ、その覚悟もして、掛け替えのない日々を愛しんで、精一杯大切に生きなければ、とまたしみじみ思いました。

 

 

翌日、ポストに入っていたFさんのお手紙の文に感激してしまった私です。

嬉しくて、ブログ上に載せさせて頂きますが、

見栄の自慢話と、また受け止められてしまうかしら?

私の人間性が、仲良し二名の女性の方々に、こっぴどく批判されている今、あぁ~怖い、ですけれどね。(笑)

 

「それにしても、~さんのお料理、器、テーブルコ―ディネイト、インテリア、本当に素晴らしかったです。お料理教室を開いて下さったら通うのに・・・・・と思いました.そして、相手を思いやる気持ちを込めて作られたお料理は人を元気にする力があると改めて思いました。}

 

私の作るものは平凡な主婦のお惣菜料理に過ぎません。

器と彩りでごま化しているため、一見豪華に見えるだけです。

でも、相手を思いやる~の文章は、本当に嬉しく、頑張った甲斐があったと思いました。

 

Iさんから頂戴した 林フルーツの果物の盛り合わせ。豪華で思わず歓声でした。

 

翌日、お電話を頂き、ご相談事にも乗らせていただいた私です。

一周りお若いFさんが、「迷い事があると、~さんにすぐ相談したくなる」とおっしゃられたので、私は言いました。

「とんでもない。私の頭は軟化していく一方で、判断力も鈍ってきたから、全く当てにならないわ。

私の方こそ、お頼りしています」

と言って笑いました。

 

 Fさんから  健康にとても良さそう 早速濃縮を薄めて飲ませて頂いています。おしょう油は冷ややっこにかけて

 

今後もずっと、今回お招きした方々と、何かにつけ支え合い励まし合って暮らしていけると思うと、心強い限りです。

遠い親戚より、近くの他人(友と置き換えた方がいいですね~)とも言いますもの。

 

最大のご不幸に見舞われたIさん。

本来のお元気を取り戻されるには、まだ長い時間が必要でしょう.

その日が訪れるまで、お元気になられる事をひたすら祈り、近くで、いつも見守って差し上げたい、と願っています。

 

 Sさんからも可愛いお花のブーケ 皆さんに手土産は固くお断りしたのですが、恐縮してしまいました。

 

 

 

最後までお読みくださいまして誠にありがとうございました。

 

 


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