雨でしっとりぬれた庭の緑が優しい風に揺れ、とても涼しい朝を迎えた一昨日でしたが、
昨日は次第に気温がうなぎ登り。
でも少し前に比べると、多少は凌ぎやすかったようにも、
真夏に、こんな一休みの気候がありますと、本当に嬉しくてほっとしますね。
今日も陽射しは正に真夏日の輝きですが、湿度が高くなく、風も抜け、クーラーのお世話にならないで過ごすことができています。
七時間厳守の睡眠も、三日間実行し、体調もすこぶる良好です。
睡眠の効果が思いがけないところにいろいろ現れ、驚いていますが、このお話は日を改めて述べさせていただきます。
さて今日は、三連休の最終日、娘家族と共に過ごした時の事について綴ります。
次女のお婿さんは、今モントリオールに出張中。
長女家のお婿さんとR君も都合が悪く、この度の集まりには不在で、少々残念でした。
私の永遠の恋人の一人、R君に(もう一人はK君です)会えませんと、恐らく娘達の想像以上にがっかりしてしまうばぁばなんですけれどね。
ママの話しでは、R君はさらに身長が伸びているようです。
毎日会っている仲の良いクラスメートに、「お前、いやにでかくなっていない?」と言われたとか。(笑)
娘からその話を聞き、笑ってしまいましたが、健やかな成長の凄まじさが想像でき、嬉しい限りです。
男性は我が家の旦那様一人でしたが、いつもの集まりとはひと味違った充実感を味わえたお昼と夜のおしゃべりのひと時でした。
そういえば、私、失言!
K君も男性でしたね~(笑)
このK君、さっちゃんと会える日をとてもとても楽しみにしていたらしく、その願いが又かない、さぞや嬉しかったことでしょう。
我が家で昼食後、幾分遠方の水遊びができる公園に出かけた娘と孫たちでしたが、昼食時は女三人寄れば何とやらで、話しが盛り上がりました。
でも私は、ほとんど聞き役だったかしら。
お昼の話題は、孫達の学業成績や、育児観などが中心で、私は、少々心配したり、安心したり、感心したり、と急がしく心が揺れ動いた感じでした。(笑)
娘達の話しをする前に、時には私の子育ての経験談、それに思い出話でも先にご披露させていただきましょうかしら。
今回の席で、娘達に聞かせたことも入っていますから。
最近ブログ記事のネタ切れの心配が常に付きまとっている私。
同じ日時に起きたことも、話題を広げ、テーマを分散すれば、数タイトルで書けそうとの苦肉の策の様な気がしないでもありません。(笑)
少々手前みその自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんね~
お聞き苦しいと思われる方は、どうかパスして下さいね。
人の受け止め方は様々ですから、そのような印象を受けられる方がいても当然と思います。
私は淡々と事実を語り、お読み下さる方々の子育て、孫育ての多少でも参考にして頂ければ、との思いだけです。
私の育児観の良かれ悪しかれは、皆様のご判断にお任せして・・・・・・
これから書く記事を読むでしょう娘達には、大いにそれを期待しています。
もって生まれた資質もあったのでしょうが、私は娘達の勉強で苦労をしたことは全くといってよいほどありませんでした。
全くは、多少語弊があるようにも。
長女の中学受験は、突然思い立ったことで、そのスタートは小六の春からでした。
夫の赴任先のアメリカからの帰国発令が出たのに合わせての開始だったのです。
本人が受けたいと望んだから始めた受験勉強でしたが、受験まで八カ月しかありません。
如何に娘の願いをかなえてやるか、私も計画を立てたり、勉強も見てやったり、必死で協力しました。
塾では間に合わないとの私の判断で、家庭教師もお願いしましたけれど。
親子で取り組んだ受験勉強。
その甲斐があり、志望校に無事合格できた長女です。
さて、私が子育で、一番心がけたことは、動機づけ。
大学の児童心理学の講義で、動機づけの大切さを教えられ、それが胸に深く刻まれたからなのですが。
母親になったなら、必ず実践しよう、と心に誓っていました。
頑張りなさいと言う前に、頑張るための動機づけをしっかり心に植え付けてやる事。
何故、思いやりの心が大切か?
何故勉強をすることが大切か?
何故本をたくさん読むことが大切か?
そんな感じです。
ですから、私の子供たちへの語りかけは、説得調になりがちで、親には、くど過ぎるなんて言われたこともありましたっけ。(笑)
幼い時は、「遊ぶことが子供のお仕事」なんていう事も、よく言っていましたね~、
パディントンの絵本の影響ではなかったかしら?
お仕事、という言葉に子供たちがとても関心がありましたから。
無論、私も、心底、子供のお仕事は、のびのび日々、元気に遊ぶこと、と思っていましたので、そのような環境を整える配慮をしました・。
そして努力の大切さを、折りある毎に言い聞かせました。、
誠心誠意、何事にも、一生懸命取り組んでほしい、と願ったからです。
もう一つ私の口癖だったのが、頑張る過程が大切であって、結果は気にしなくて良いと言うこと。
受験が迫ってきた時など、これ以上の励ましの言葉はない、と思ったほどです。
「神様が貴女に一番ふさわしい学校を選んで下さるから、何も心配せず頑張りなさいね」
何ても言ったものでした。
お話しが前後してしまいましたが、就学後、私が心掛けたことは、落ち着いて勉強ができる環境を整えてやること。。
読書好きになってほしいと思いましたから、子供が喜びそうな本をさりげなくソファーの上に置いたり、食後の三十分は読書タイムにしたり、と。
アメリカ在住時は、アメリカンスクール終了後に一息つくと、日本人学校に出かけ、二時間半程度の授業を毎夕受け、帰宅は七時頃でした。
宿題が結構多く、それをこなすのみでしたしたが、そのお陰で基礎がしっかり身に付いたようです。
アメリカ在住の頃の日本人学校の教育は良い先生たちに恵まれ、短時間ながら、とて充実した内容でした。
素晴らしい教育を受けさせてもらった事を、今なお感謝しています。
週末には、親子で日本人学校付属の教会に通い、大変良い影響を受けました。
子供達の人格の基礎をこの教会で築かれた、と言っても過言ではないかもしれません。
私もその頃は、とても信心深かったのですけれどね~
その後の私は、といいますと・・・・・・
ご想像にお任せします。(笑)
私は子供のテストの結果に割と無関心でしたが、漢字テストの結果が悪い時だけは、厳しく叱りました。
何故なら努力すれば、誰でも必ず百点が採れるからです。
悪い結果が出れば、それは努力を怠ったに過ぎませんから、厳しく注意して、努力することの大切さを身に染みさせるようにしました。
他の科目は、努力だけでは結果が出ないときもありますものね~
苦労話の時に語った長女の受験の話にまた戻りますが、私の教育観の念頭には、最初、受験は全くない事でした。
私には独特の子育て論があり、子供達に受験をさせたいとは思っていなかったからです。
色々な境遇の子供達の中で、たくましく育つ事が、今後の人生によい影響を与えるとの信念がありましたから。
実は、夫の帰国は、義父の容態が芳しくないことから、急に決まったことで、心の準備はまだなにも出来ていない中、慌ただしく荷づくりを始めたものです。
その多忙な日々の暮らしの中で、娘達を我が子のように可愛がって下さったKさんの一言が、娘の進路を変えることに。
その一言がなければ、娘は区立の中学校に、当然のように通っていたことでしょう。。
その一言は、その後の娘の順調な学生生活を思いますと、、まさに天の啓示のように有難いことでした。。
Kさんには、ほかでも大変お世話になり、感謝しきれない思いでいます。
Kさんのその一言とは、
「J学院は、Mちゃんに向いた良い学校だと思うわよ。きっと楽しい中学生活が送れると思うわ」と。
実際の受験時には、私は、ミッションであることと制服に惹かれ、F中学を受験させたのですが・・・・・
その時からです。
振って湧いたように、受験を意識するようになったのは。
ここで私は一工夫し、6年生になったばかりの長女に、受験の動機づけをしたのですが・・・・・・
見事にそれが成功し、本人がやる気をとても起こしてくれました。
そして五月の帰国後から始まった我が家独特の受験奮闘記なるものは、、長くなりますので、またいつかの機会にでもお話しさせていただきます。
誠にとりとめもない文章ですが、子育ての経験談と私の育児観の一端のご紹介をさせていただきました。
娘達はむろん、ご覧下さった皆様も、孫育てで多少でもご参考にして頂ければ幸いに存じます。
最後までお読みくださいまして誠にありがとうございました。