美濃屋商店〈瓶詰の古本日誌〉

呑んだくれの下郎ながら本を読めるというだけでも、古本に感謝せざるを得ない。

古本累増の原理

2012年11月11日 | 瓶詰の古本

   買いそびれた古本、買い損じた古本の残影は、いつまでも心に悔いの針を刺す……(1)
   この針の痛みを免れるたった一つの方法は、迷ったら買ってしまうこと……(2)
   買ってしまった古本は、内容の如何にかかわらず捨てようとして捨てられない……(3)

∴  古本の石筍は其処彼処ところ構わず生長し、いつか蒲団の敷き場、足の踏み場を奪って行く。

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