か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

官民格差

2012年02月29日 | 社会・経済
   
民主党政権を誕生させたのは国民の怒りだった。とくに国民は格差に怒った。

ところが、人口は国力だと言いながら子供を産める環境はむしろ遠のいてしまった。産休を、育休をとれるのは公務員や大企業の従業員だ。保育料はどう工面すればいい。扶養手当で賄えるか。そもそも保育園がどこにある。

格差の根本たる給料はもう何年も上がっていない。非正規雇用のおばちゃんは定期昇給もない。「いやならやめてくれ」という無言の脅しのもとサービス残業は義務と化した。

こう言うと面白い反論が起きる。増税に反対していると錯覚したおつむの弱いのが自分こそたいした金も持たないくせに一様に経営者づらして反論してくる。不愉快なバカがいる。聞きたくない。大金持ちでもなく小金持ちでもないただの錯覚した貧乏人のくせに。金属音をあげて泣き叫ぶ。うるさい。

ニーチェはこれをルサンチマンと呼んだ。人気はなかろうがルサンチマンはぜひ理解してほしい概念だ。後日書く。バカと言われて気分のいい人はいない。敵と思う人以外をバカと呼んだりしない。じゃあ貧乏人といわれたらどうだ。人は当たっていることを言われると怒る。しかし心の中のイライラを我慢して客観的な判断ができるのが人間だ。バカ、貧乏、低学歴、そんなことに出くわすたび思考停止をしていてはならない。

素直になろう。僕たちは怒ったのだ。そしてまさにその格差を解消しますと言って登場したのが民主党だった。無駄を解消したら増税は必要ないといった。高速道路はただになるといった。公務員は削減するといった。国の出先機関はゼロにするといった。

今朝の朝日新聞の福岡版トップに公務員官舎の値上げはしないと出ていた。つまり破格に安い家賃を据え置くというわけだ。民主党。法整備が間に合わんとかグダグダぬかすな。公約と違おうが!

博多駅から9分のところだったら民間だと10万円/月はする。そこを公務員だというだけで3万で入れる。ここにすでに7万円の給料格差があるじゃないか。

まさにそれをなくすと言って多くの票を集めておきながらほとぼりがさめると自治労(公務員労組)の言いなり小僧になる。自治労はいいな。選挙がちかづくと何でも言い分が通って都心の新築マンションに3万円で住める。集票活動で脅すもんね。

国民は自民党を見ている。自民党と社会党との2大政党とのときに延延続いた妥協政治が再現されるなら国民はもう政治に何も期待しない。フラッシングした自民党頑張れ。

ファシズムが手ぐすねをひいて待っている。理念のない政策だけの政治は破たんする。橋下が国会で踊るようなことは防ぐべきだ。
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Posted at 2012/02/11 12:29:56

宮崎高女の学徒の魂を抱いて掩体壕は立つ

2012年02月29日 | 東洋歴史
子供が遊んでいた。掩体壕(飛行機のための防空壕)は頭だけを出して埋められていた。地上に出た部分は公園の遊具の一部になっていた。

正確な場所に行きつくのにかなり苦労した。だれもその場所を知らないのだ。これではいけない。ここ大村は陸のミッドウェイだったのだ。米軍の合言葉は「ロッキードより大きい大村を潰せ」だった。

一つの工場としては世界最大であり6万人近くが働いていた。しかも勤労動員と称し九州一円から動員をかけられた女子挺身隊は交代制で昼夜を分かたず働いた。

大村湾から掘り出した砂利をコンクリートで固め飛行機が入れるほどの掩蓋を作った。16,17,18歳の女学生が来る日も来る日も従事した。掩体壕の工事が終わると女学生たちは飛行機の部品作りに川西の工場で働き、あるいは看護助手になりあるいは滑走路の草取りをした。

日本が勝つと信じて。彼女らは終戦と聞いて抱き合って喜んだ。負けるということはあり得ないことだったから終わったということは勝ったと考えるしかない。

米軍は終戦を知りつつ意地になって大村をたたいた。空襲は終戦の数日前まで続いた。なんせ東洋の猿が「ロッキードより大きい」飛行機工場を持つことは白人の沽券にかかわることじゃないか。

日本が組織的反攻力をなくした昭和19年10月。動員されてきていた宮崎高等女学校の学徒は米軍の艦載機によって爆撃機によって面白半分に殺された。爆撃機は防空壕の入口を絶妙に狙い瞬時に300人を吹き飛ばし、艦載機は低空飛行で一度女生徒に手を振ってから殺した。

当時女性が女学校にいくということは男子がそこらの旧制中学に行くよりはるかに難しい。くやしいな。彼女らは宮崎から死にに来た。優秀な生徒さんたちだったろうに。

軍人は防衛ということを全く考えていない戦争の素人の集まりだった。日頃は威張りまくる軍人は大村が一日で壊滅したにもかかわらず情況が飲み込めずにいた。彼ら得意の演説がより狂った絶叫型になりはしたが。

艦載機が来た時戦争は負けていたのだ。なぜもっと頑丈な防空壕を作らなかった。敵の航空母艦が目と鼻の先に来ているのに労働者や学徒をなぜ避難させなかった。周辺に高射砲が足りない。機銃に老兵を使うな。

紫電改を作るのに目がくらんで非戦闘員が死ぬのを考えなかった戦争の素人たちよ。戦争の素人たる帝国の軍人たちよ。僕は真面目で有能な帝国軍人に数多く出会った。しかし彼らは例外である。お粗末な防空体制で生産第一をつらぬいた結果、死ななくていい多くの犠牲者を生んだ。

宮崎高女の生徒さん達の血と汗と涙と魂が結晶した掩体壕をもっと大事にしろ。彼女たちは自分たちが入る防空壕よりも遥かに頑丈な防空壕をたった一機の飛行機のためにつくり、自分たちはまにあわせの防空壕で死んだのだ。

Posted at 2012/02/10 09:36:54
 
 
 
 
 

長崎出島で水害の思い出がよみがえる

2012年02月05日 | ニュース
長崎にコペンでちゃんぽんを食いに行った。浜の町や出島周辺を散歩していると、ふと昔の恐怖体験がよみがえった。長崎大水害だ。

集中豪雨とは、激しい雨なんてもんじゃない。自分の手のひらも見えないくらい真っ暗になって雨音で隣にいる人の大声も聞こえない。水煙の中にいるようで傘は役に立たない。電話もダメ。
この状況の中でその時長崎にいた人は、相互に孤立していた。

意外と役に立ったのはローテクなラジオだった。情報は人を勇気づける。

怖かったのはその豪雨がさったあとだ。道が川になってすさまじい勢いで車を海に流した。水に浮いたジャガイモのようだった。ごつごつあたりながら海まで流れて沈んだ。たすけるのは不可能だ。

市電は自重があるので流されなかったが、乗っていた人たちは水没の危険におびえていた。

あれから何年たったのだろう。

きょうは快晴。その当時、崩壊1時間前にわたった眼鏡橋を撮りました。
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Posted at 2010/10/03 16:20:46

見よ!! 大日本帝国海軍零式戦闘機21型の勇姿を!!

2012年02月05日 | 東洋歴史
日本人の最高の英知が凝縮したいわゆるゼロ戦だ。プラモで再現してみた。今朝までかかったが窓の外はご覧のような青空で、パチリ!

格闘戦に特化した細身の機体は、エンジンの小型化によって可能となった。限りなくスクエアに近づけたボア比、28000ccもの排気量をわずか直径1.12メートル長さ1.42メートルにおさめた「栄」エンジン。
素晴らしい工芸品だ。100人に一人も、車はおろか車の免許すらない時代によくもまあ作ったもんだ。

一機、当時の金で50000円、労働者の800年分の給料だ。いま見ても美しいこの機体に君も少年航空兵になって大空を飛ぼう、なんて言われたら僕の気持は舞い上がってしまっただろう。

神話が生まれて当然だな。錬度の高いパイロットのいたころは時代遅れの複葉機に乗る支那人パイロット相手にいい気になれたが、アメリカには到底太刀打ちできなかった。戦争はスポーツではないのだ。よりずるく残忍になれたほうが勝つ。

アメリカのプラグマチズムの勝利だ。タマがまっすぐ飛ばない機銃でしかも2秒で撃ち尽くす20ミリ機銃。敵の戦闘機は7.7ミリ機銃ではまず落ちない。敵は12.7ミリを1000発以上積んで機銃撃ちっぱなしで空中戦をやる。無駄に格闘戦にこだわった機体はジッポーのライターのように火を噴いた。撃墜比は米軍機1に対して日本機20だった。

分かっている、分かっている。なんせ負けたんだからいまさら何を言いましょう。

しかしせめてその悲しい機体に美しさを感じさせてくれ。
Posted at 2010/10/07 12:38:32

車はマニュアル、時計は手巻き、カメラは銀塩に限るのか、but, 時代の波には逆らいがたし?

2012年02月05日 | 日用家庭用品修理
 オートマチックのクルマに始めて乗ったとき、こんな遊園地のゴーカートがはやるなんて僕とは異質の人間が多数はなんだなと思った。ところがゴーカートどころか時代は進み、ブレーキも自動化され「おさるの電車」状態になった。

いいことだと思う。

いちいちクラッチを踏むこともなくなり、構造に疎い人も上手に運転できるようになった。

ただ仕組みがわかって乗ると、あのオートマチックなるもののぬるぬる滑る感じは吐き気がする。そんなに楽な運転をのぞむなら、いっそバスの乗客になればいい。とにかく勝手にギアが変わるのは我慢ならん。

と、こだわってきたが、あまりかしこい生き方ではなかった。しっかりコペンのオートマに乗っている。それなりに面白い。大排気量のMT車よりはるかに燃費もいい。しっかりマニュアル気分を味あわせてくれるなんとかという装置まで付いている。ギアのつなぎ目のぬるぬる感をとろうと痛ましいほどの努力がわかる。

こだわりほど損なものはない。人生の時間は限られているのだ。

僕は、ほかのことにもこのようなむだなこだわりを繰り返している。

時計だ。

人それぞれに好みがあるので、こと自分に限っての話だが、電池がいやだ。ソーラーでも電池がいやだ。ましてやよそからの電波でコントロールするなと思う。私の時計だ。

便利さをとるならソーラー電波時計できわまったようだ。

ルイモネは月も日にちも曜日もわからない、たいした防水ではない。毎日ねじを巻かないと止まってしまう。正確さもクウォーツに劣る。

しかし、だからどうだって言うのか。

十万年に一秒違ったら困るような切羽詰まった人生を送っているつもりはない、それどころか月も曜日も時計に頼ることはない。長針と短針があれば十分だ。そんなことより、ルイモネでなければできないことが一つある。

ブレゲが培った上品さで私をつつんでくれる。

買いに行ったとき、となりにデビ夫人がいた。  モンテクリスト  2/250

Posted at 2010/10/12 15:07:43
 
 
 
 
 

見よ!! 大日本帝国海軍零式艦上戦闘機 52型丙 の勇姿を!!

2012年02月05日 | 東洋歴史
朝鮮、元山の我が帝国海軍航空隊はグラマンの急襲をうけた。敵は地上の旧式となった21型ゼロ戦なぞ目もくれず、離陸したゼロ戦52型丙に襲いかかる。歴戦の技量の高いパイロットを殺せ。米軍パイロットが受けていた命令だ。彼らは脱出した日本軍パイロットのパラシュートの糸を切り着水したパイロットを銃撃して殺した。

我が軍には本土決戦に備え兵力温存の命令が出ていたのだ。離陸したゼロ戦はただ逃げ回ることしか許されていない。このゼロ戦の中に、のちに僕の数学の先生となる井上少尉がいた。

逃げても逃げても速度にまさるグラマンは追い付いてくる。井上少尉は切り替えして何度もグラマンを照準にとらえた。しかし弾を打てないのだ。帝国軍人は命令を守る。「クウチュウタイキセヨ」

撃墜される僚機を横目に見ながら井上少尉は逃げ続けた。しかしついに被弾し着水する。グラマンは攻撃をやめない。撃ち込まれる機銃弾で舞い上がる水煙があたりを覆った。殺害をあきらめたグラマンは去り井上少尉は負傷したが生還する。

軍は負傷して戦闘能力の劣った井上少尉を特攻という自殺攻撃に志願させた。出撃のその日整備兵がシリンダーの中にスパナを置き忘れたので、始動後すぐエンジンが壊れた。
僕は、わざとスパナを入れてくれたのだと思う。

戦後井上先生となった海軍中尉は、多くを語らなかった。しばらく彼の家に間借りしていた僕は、もっと話を聞き出しておくべきだったと思った。



生産機数  52型丙  300     グラマンF6F  12000
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Posted at 2010/10/15 11:59:56

SLS AMGは高い買い物か? EGOIST買うなんてお金持ちのエゴイストがすること?

2012年02月05日 | クルマ
 
SLS AMGは2430万円 GT-R EGOISTは1500万円
ここまでつきぬけた価格をみるとなかなかさわやかな気持ちになります。

僕はデジカメを買うのに1000円でも安いのを買おうとここ2週間東奔西走しました。ビッグカメラ、カメラのキタムラ、K'sデンキ、ヤマダ電器などなど各店に3時間はねばってサンプルをいじったのです。店によって15000円以上の価格差があるので冷たい店員の視線をものともせずねばりにねばって各機種を比較検討しました。

数百万円の借金が返せず自殺する人がいるかと思えば、AMGは目標以上、GT-Rは百台以上の予約が入ったそうです。(28日 朝日新聞)

買えるもんなら買ってみろ、貧乏人の出る幕ではないぞ、と言わんばかり?いやいやもうはっきり言ってます。

これこそがクルマというものなの、ガキはおうちに帰るのよ、という天の声を聞きました。

僕は、なんかえもいえぬ違和感を感じています。つまり、ほんものから目をそらして車道楽をしてきたのだという気がしました。僕は上質の一流品から目をそらしてきたな、手に届くところで遊んで自己満足していたなって思ったのです。

ところでこの画像、なんというクルマかわかった人は真の日産党ですね。

稀代の名エンジンA13をのせたP411です。

今日、佐賀県までドライブして森林公園というところに行きました。フリマフリークの僕はフリマと聞けばどこへでも、という人間です。その帰り道で中古車やさんにあったのを見つけました。

おいおい、話がそれてきているぞって?なんのなんの、僕の話は最後で必ずつながるのです。まあ聞いてください。

そのニッサンP411、ブルーバードともいいますが、値段を見て感慨深いものがあったのです。65万円!

P411ではないけれど、東京オリンピックの年にじっちゃんがP410という車を買いました。65万円で!当時、九州の田舎では65万円あればそこそこのおうちがたちました。

このダットサンP410は、戦後の混乱をひきずる日本がやっとの思いでつくった乗用車といえるでしょう。要するに寄せ集め。エンジンはJ12、インチねじ。ボディはミリねじ。オースチンゆずりのプラスアース、設計はピ二ンファリーナ。

大田区の町工場が体裁をととのえ川口のキューポラの煙が勢いをましはじめたころ、日産はワーゲンに勝とうなんていう野望を抱いたのです。

労働者はとても自分は買えないクルマをつくっていたわけですが、いまにみていろ、ワーゲンにまさるクルマを作ってやるぞ、そしていつかは俺がそのクルマに乗るんだという気合にあふれていました。

第三国人の低賃金を利用して安上がりにしようなんっていう姑息なモノ造りではなかったのです。プラスチックをごまかしたメッキではありません。ふにゃふにゃの下品なレバー類ではありません。カチッという金属音のスイッチ類の心地よさを知る人は少なくなりました。

AMGほどではありませんが、やはり価格はつきぬけたものになりました。しかし、何が悪いのですか、値段が高すぎますか?いいえ、そんなことポイントではないでしょう。問題は、日本がワーゲンに迫る上品な、当時としては剛性の高いクルマを作ったということです。

いまでもその程度のクルマを作ろうと思えばそのような価格になるのだということを示した新聞記事だったようです。

実は、戦前にもその花が開きかけた時期があるのです。それはまたべつの機会に。
 

Posted at 2010/10/29 23:23:05
 
 
 
 
 

ブランド物を自慢するなんて、とっても嫌味だな? だめだめ、そんなひがみは捨てましょう。

2012年02月05日 | 思想
Happy Halloween !!ということで、購入したデジカメの最初の一枚となりました。流行おくれもはなはだしいですが、デジカメのすごさに驚いています。フイルムの出し入れから解放されストロボもオート、距離もオート、露出も、あげくの果てには被写界深度まで。
バカちょんはここに極まったようです。残したいと思った画像を網膜から切り取ったように鮮明にしかも簡単に描いてくれます。デジカメは自己主張をしません。所詮道具なわけですからどんなに理解力にとぼしい方でもお使いになられるということはそれが究極とか理想とかにちかづいた機械であることのあかしでしょう。

でもよく考えてみてください。デジカメってずいぶん傲慢なやつだと思いません?

よしよし、おばかさん、ちょんさま、あなた方はなーんにも考えなくていいのです。シャッター速度?絞り?ガイドナンバー?ISO感度?F値?EV?なんの小難しいことおっしゃるのですか、私デジカメめがぜーんぶやります。ご主人様はバカかちょんでいてください。ただちょっと人差し指を動かせばいいのですよ。

道具の高度化と、それを使う人の白痴化は残念なことに比例するようです。カメラのバカちょん化は歓迎しますが、そのことによって人間がバカちょん化してはいけません。

かなり逆説的で、かつ好感度を下げていることも自覚しつつ、申し上げます。

僕は、いわば不便であるにもかかわらず、しぶとく残るもののなぞを考えたいと思います。時刻をきざむ正確さにおいて劣るのに、それでも残るブランド時計があるのはなぜでしょう。この上なく煩わしい銀塩カメラが残るのはなぜでしょう。

人々はそれを所有することで参加するのです。ブランドが形成されるまでの苦悩や、誕生の喜びや、絶やすことなく伝えられてきた誇りを所有によって共感するのです。

ブランドものなんてお金をだせばだれでも買えるとか思ってません?

いいえ、それは違います。カルティエの時計をした猿がいたとしましょう。その猿はカルティエを子供に伝えますか。

何かの間違いで、間違った人が間違った時計をして間違った車に乗ることはあるでしょう。しかしそれは一瞬にすぎません。
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Posted at 2010/11/01 00:09:59
 
 
 
 
 

ほんと、ポルシェはなにをするかわからんやつだ。くわばらくわばら!

2012年02月05日 | クルマ
今頃驚いていてはポルシェファンに失礼なことになるが、つぎの話につなげるのに必要だから大目に見てください。

まず復習。

 918スパイダーは、パラレル方式のフルハイブリッドシステムを採用した「ニューカイエンSハイブリッド」、フロントアクスル駆動用の電気モーターとエレクトリカルフライホイールパワージェネレーターを搭載したレーシングモデル「911 GT3 Rハイブリッド」と並んでポルシェが用意したハイブリッド車で、プラグインハイブリッドを採用したオープントップ2シーターのミッドシップスポーツモデル。
                         <2010,3、3 car watchより引用> リンク先は下記

そもそも、制動時などにディスクから熱エネルギーとして捨てられていたものを回生させいったん電気エネルギーにして蓄えようというのが、ハイブリッドエンジンの利点であります。制動によるディスクの抵抗を発電機を回す抵抗に変え、発電された電気エネルギーを蓄電器に充電しようというケチくさく時流に迎合したシステムだと断定はしませんがそのようなものだと思います。

ところが、ポルシェはタイヤの回転エネルギーをいったん電気エネルギーに変えるまでは常識的なのですが、なんとそれからさらにその電気エネルギーをフライホイールの回転エネルギーに変えようというわけです。運動エネルギーを運動エネルギーとして蓄えようといういかにもドイツらしい考え方です。F=mαですが、最初のmはクルマの質量であるわけで、保存されるほうのエネルギーのm’はフライホイールの回転数を乗じたものになるでしょう。

見たところ5~60センチメートルの円形の電気がまのようなものを乗っけています。なんとこの中でフライホイールは40000回転するそうです。これが飛び出して転がったらと思うと、プリンにメスを入れるようにあらゆるものが切り裂かれるでしょう。

エネルギーを放出するときは、このフライホイールに一挙に電界をかけ突入する電流でモーターをまわし前輪の回転をアシストしようということらしいです。

ま、ポルシェだから安心してますが。

ポルシェのずば抜けた突飛さはこれに始まったのではもちろんなく、なんと戦前までさかのぼるのです。

ハイブリッドの戦車を本気で考え、ヘンシェル社と正式採用をめぐってあらそいます。つまりエンジンで発電機を回し発電機でモーターを回し推進力にしようとしたのです。たしかに戦場でエンジンが故障したら隣の戦車と電線でつなぐことによって走行が可能にはなりますが、それ以外何の利点があるのでしょう。バカもいい加減になさったらと思いました。

40000回転のジャイロ効果はどうなるのかな。事故があったら悲惨なことにならないかな。急激な加速にボディは耐えるのかな。

なんていう素人の心配をあざ笑うかのようにポルシェは走ってきたので、今後も走り続けるでしょうね。

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Posted at 2010/11/09 14:50:30

「米国経済・金利・為替の動向」というお堅い話を三井住友銀行で聞いてきた

2012年02月05日 | 社会・経済
機械式時計の話をするとプロの時計職人のすごさを知るに至り、まいりましたということになる。
ヒストリックカーの話もまたしかり。カメラに関しては僕はアマチュアそのものだし、プラモデルは神業のような手先を持つ人のディテイルにこだわった作品に舌を巻く。

半端に世の中を知るとかえって住みづらくなる。この世にはすごい人がなんとうようよしていることか。その凄い人同士が合体したらどういうことになるのか。医者が弁護士になるようなもんだ。

三井と住友が合体し、SMBCという銀行になった。間の抜けたあほ大学のぬるま湯につかった教授よりはるかに鋭い分析だ。

今日は三井住友銀行からお誘いをうけ講演会を聴きに行った。街なかは眉間にしわを寄せて目が血走った人ばかりのようでとても嫌だ。かといって自己流に頭が固まるのもいかんと思い出かけた。

話を聞いて目が覚めた。米国のGDPは日本やシナの3倍だ。世界のあらゆる製品の4分の一は米国製だ。シナやインドは途上国だから伸びしろが大きいだけだと分かった。日頃80点や90点をとる優等生はあと50点とか点数をあげることはできない。

白馬に黒いスプレーで線を引きシマウマと言い張る国や、十七茶でも作って日本に勝った気でいるノー天気コリアが、どうあがいたところで米国には勝てっこない。日本の富裕層は層が薄く経済的には無視できる。悲しいことだ。かつての太陽の帝国、日いずる国が周辺雑国と同列になろうとしている。

米国の消費は米国の富裕層がけん引している。その個人消費支出の高さが、外需頼みの脆弱な輸出のみをあてにした低賃金国とは根本的に異なることを示している。

アメリカ人に、「私、金持ちですけどそれが何か?」とか「私の消費で国の経済支えているのよ。日本とかいう国は、給料減らされてロクな消費できないそうね。発展するわけないじゃん。」と言われちゃあ返す言葉もありません。

シナやコリアの低賃金に勝てないから日本の製造業が衰退したって?何を甘ったれてるんだ。じゃあなぜドイツの製造業は絶好調なんだ。エンパイアステートビルは誰でも知っているが、できてから130年もたつ。日本のどこに130年の耐久性のあるビルがあるのか。そのくせものづくりの国とは厚顔無恥もはなはだしい。

まいったまいった。愚かにも、とんでもない国と戦争したもんだ。

関連情報URL : http://www.smbc.co.jp/
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Posted at 2010/11/17 00:27:18

これぞ発動機。日本の秋にはたらく2馬力!

2012年02月05日 | クルマ
わずか2馬力と笑うあなたは高校で物理を選択してないはず。馬力があると力がつよいと信じている方は、仕事と力の関係について学習してほしい。それは帆船の帆が大きいとスピードが出るとか、足の筋肉が大きいと足が速いとかいった誤解と似ている。たしかに、帆船に帆が必要なことは分かっているし筋肉のない脚はうごかない。
ところが、両者は比例していないということ。馬力があるとスピードが出るとか、力があるとか思っている人は間違えているところがあると思う。最近気がついたことだが?や㎏mではなくワットやニュートンで表示するようになったようだがとてもいいことだと思う。力と仕事の関係をきちんと整理して性能の比較をするべきだと思う。
以前まではエンジンの性能を2次元のグラフに表しトルク曲線も詳しく見れたが今は申し訳程度にしか載ってない。いずれ消えてなくなるだろう。そんなことよりスタイルがよっぽど重要なのだから。
国民はその国民にふさわしいクルマを作る。けだし名言。
どうですか。支那人は支那人らしい車を作っているじゃないですか。日本人がトルク曲線を必要としないクルマの見方をすると作るほうもそれなりの車しか作らなくなると思う。
たとえよいクルマを作っても売れないことには存続できません。よいクルマより売れるクルマを作るのがこの社会の方式でしょう。少なくとも車が好きな人間は、メーカーが多数派狙いのあほクルマを作ろうとしたなら、そんなことは日本では通用しないよと言える人間であってほしいと思う。
お祭りの夜店に並んだお面のような付け替えだけのクルマにいちいち騒ぎ立てるのもなんか悲しい。

農耕用発動機にクルマの原点を見た。手巻きのコイル、オイルストンですり合わせたポイント、大きな模式図のようなコンデンサー、ガラス瓶に入っているのは、シリンダーとクランクにまさに点滴をしているオイル。吸気弁にはタペットがない。ピストンが下死点に向かうときのシリンダーの負圧を利用して大気圧に押された弁が開く。調節ねじがあったので手動のVVTだともいえる。むりやり排気弁を抑えてもう一方の手でフライホイルを回し始動する。フライホイルの回転を高めておいていっきに排気弁の手を離し圧縮をかける。なかなかコツがいる。田舎にはそれぞれ名人がいた。コイル巻きの名人、キャブ調整の名人、始動の名人。点火時期調整の名人、タペット棒の隙間調整の名人。・・・でもみんな自分が一番と思っていた。となりの田んぼの発動機より自分のが軽快に回っていると信じていた。
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Posted at 2010/11/24 23:11:48

社長、ワーゲンに勝ちましたっ!!

2012年02月05日 | クルマ
なんと誇らしかったことだろう。その時のブルーバードはダットサンブルーバードでニッサンではないとかマニアはいろいろうるさい。まるで、ゼロ戦は本当は零(レイ)戦なのだとか強調してマニアぶって本質を見逃すことと似ている。
本質はこうである。その時のブルーバードは日本のブルーバードだったのだ。一方のトヨタのなかには健全なライバル意識を持つものはいても、ねたみひがみの類は一切なかった。

ハイウェイ走行試験をするためにひそかにアメリカに運ばれた一台のブルーバードがいた。日本にはまだ高速道路がなかったのだ。パクリだサルまねだとの非難を背に受けて、ハンドルを握る手は悔しさで汗ばんだ。

日産が、いや日本人がサルまねしかできないのならほんものを凌駕する日は永遠に来ないはずだ。だから、ここで何としてもワーゲンに勝たねばならぬのだ。まねた部分があったとしてもそれを超えた部分は創造だ。

ふぐ提灯みたいな変なクルマがハイウェイを疾駆しているので興味を持ったワーゲンが並走してきた。

Hey, What the hell is this car?

ブルーバードは床が抜けるほどアクセルを踏んでいるのにワーゲンは幅寄せをして話しかける余裕があった。日産のエンジニアは叫んだ。

This is made in Japan !

ワーゲンは訝る。15年前に完膚なきまでに叩きのめしたはずだ。まさか日本がクルマを?

Oh, no. NO, never can you Jap.

ワーゲンは走り去った。ブルーバードはなかなか追いつけない。下りで差をちぢめるが登りで離される。何度かそれを繰り返すと、ワーゲンはしつこいジャップにうんざりしてきたのだろう。後方に消えた。

ブルーバードは勘違いをしていたのかもしれない。でも、それでもいいではないか。あわてて最寄りのパーキングエリアの公衆電話に駆け込み言った。

社長、ワーゲンに勝ちましたっ!!
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Posted at 2010/11/26 11:36:07

あんな奴がいいクルマ乗りやがって、というひがみについて。

2012年02月05日 | クルマ
女子が増えたなあ。ここはもともと男子校で、その名残もあって女子はクラスに一人程度だった。その状態でも、もてない人はもてなかったので、ある意味とても残酷な共学だった。
僕は画像の学校に行きたかった。福岡県には学区制度があり一つの学区から選択できる公立高校が限られていた。

そこでやむなく自分の学区の公立に進んだ。僕はその当時から下品で物分かりの悪いのがいるとイライラするたちで、われながら嫌われる高校生だったと思う。パーから逃れるために学区最高の高校に進学した僕は、パーを見て優越感にひそかに浸っていればそれでよかったのに。修猷館に行けなかったという自分がいることじたいがコンプレックスだったし、ほかのことは目に入らないでいた。頭が悪くて落ちて行けなかったのなら僕もそうはひねくれなかったに違いない。低級公務員の適とーな学区の線引きの偶然でいけなかったのだ。15歳の僕は世の不条理を嘆いた。

コンプレックスというのは実にしつこい。人間は、とくに若者は上を見るようにできている。下を見ればなんと楽だったことか。そうせずに上を見て悔しい悔しいと思って生きてきた。

僕の高校も男子がほとんどであったが、僕は女子にとてももてていた。しかしそれも問題ではなかった。僕にとっての重要事項ではないのだ。そんなことよりもっとこだわるところがあった。つまり、この学校は僕のいる所じゃない、と。

人は自分がこだわるところにおいて敗北すると立ち直れないのではないか、と最近考える。

唯一の逃げ道が忘れることだな。

劣等だというコンプレックスの解消は劣等でない状態が生じるようなことがあれば解消可能だが、自分に起因しない要因で劣等回復が不可能になった場合、どうやって心の平安を得るのだろう。

やーい負け犬!という声が聞こえてくるたびにいらいらしたりしゅんとしたり、とにかくこころは穏やかではない。

ほかにも悔しいこといっぱいあるけど、克服できない自分が一番悔しい。

あきらかな低能がAMGに乗ってきてごらん。なんか心がもやもやするでしょ。ね、絶対するでしょ。
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Posted at 2010/12/03 00:59:53

このマークを見てニコッとしたあなたはハムですね?

2012年02月05日 | インポート
アマチュア無線に再び燃えた。

趣味の世界というのはその世界独特の言葉の言いまわし、いわゆる業界用語というものがある。
みんカラでブログを書くようになってからこの業界の用語をいろいろ覚えた。
アマチュア無線も同様で、「モービル半固定でエックスと移動運用中」とは、クルマに無線機を積んで妻とお出かけをして停車中に無線交信をしています、という意味になる。この世界では素直な日本語を使わずに「モービル半固定で・・・」という。僕はアマチュア無線を始める前に先輩たちの交信を聞いて、何か秘密の用語を使っているのでこれは何かの秘密結社かなと思ったことがある。でもその秘密結社の一員になれるのならきっと友達に自慢しようとか、秘密なんだから友達には秘密にしようとか考えてわくわくした記憶がある。
原付の免許より簡単な試験を受けて電話級無線技師という資格を得た。学校の担任の先生も受けたが落ちた。このころから僕は教師不信だ。

King of hobby

と英語圏の人は言った。
久しぶりに車に無線機を取り付けて役人を無駄に食わせるための煩雑な手続きをへて、ようやく「移動運用」なるものを始めた。友達が増えるのも楽しいし、自作はもっと楽しい。ここ数日ブログを書かなかったのは、アンテナを自作していたからだ。

アマチュア無線をする人の数が減り自作をする人の数はもっと減った。

パソコンの自作というが言葉が誤っている。あれは自作ではなく出来合いの組み合わせだ。

ものづくり日本よどこへ行く。ものづくりは本来楽しいものであり頭を使う。頭は使うとよくなる。つくったものはたいてい既製品より安い。

一石三鳥だ。楽しくて頭がよくなり金も節約になる。

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Posted at 2010/12/15 22:38:19

教室の真ん中がいつも空席だ。わけがわかるのに時間がかかった。

2012年02月05日 | 受験・学校
日本語は最近、無条件に使ってはいけない言葉というものがあるらしい。差別語とかいうやつだ。バカをバカにするつもりはなくても「馬鹿」という言葉は使ってはいけないし、バカにしていても馬鹿とさえいわなければそれで済むそうだ。

そんなことしてたら差別は深く静かに潜行するぞ。それでいいのかな。

面倒だが偏差値40という言葉を使うことにした。事実だし。

大量の中国人留学生だの研修生だの名目はどうでもたつが、とにかくそのたぐいの大量の第三国人がまちを闊歩しスーパーではしゃぎまくるのに、当の日本人は小さくなっていることが多い。不愉快な言動に我慢してやっているのに気づきもしないから腹が立ち、注意すると言い返すから怒りも頂点に達する。

ところが日本の偏差値40も負けてはいない。ところ構わずガムを食い独り言まで大声で言う。この偏差値40が群れをなすとどうなるか。それが偏差値40の大学の教室だ。

大学の教室は自由席であることが多く熱心に授業を聞こうと思えば当然前の席に行く。ところがなんと教室の一番前には中国人が陣取る。前から席が埋まっていく。彼らの後ろには韓国人が座る。

講義をするほうとしても、前に学生が固まっていてくれたほうが話しやすい。学生が広い教室にポツンポツンと散らばっていると授業する側の意欲も萎えてしまう。どうせ似たような偏差値でろくに日本語もわからんのがいるだろうとなめてかかっていると自分の認識の甘さに大恥をかくこととなる。

彼らは偏差値40には違いないが熱心な40だ。日本語の上達も早い。一年の夏休み明けには真打の偏差値40の語彙を上回っている。日本の40と同様なアホ顔だが目の輝きが違う。インクが紙にしみるように吸収する。

ところが真打の40はどうだ。20分も遅れて後ろから入ってきてこっちが話していることなど無視して漫画を読む。それでもまだましなほうだ。

ほとんどは来もしない。

バカはバカなりによくも悪しくも向上心が違う。




最近はアマチュア無線に凝ってしまってCQCQと叫んでいる。その僕のアンテナ。
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Posted at 2010/12/21 22:09:40