か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

見よ!! 大日本帝国海軍零式戦闘機21型の勇姿を!!

2012年02月05日 | 東洋歴史
日本人の最高の英知が凝縮したいわゆるゼロ戦だ。プラモで再現してみた。今朝までかかったが窓の外はご覧のような青空で、パチリ!

格闘戦に特化した細身の機体は、エンジンの小型化によって可能となった。限りなくスクエアに近づけたボア比、28000ccもの排気量をわずか直径1.12メートル長さ1.42メートルにおさめた「栄」エンジン。
素晴らしい工芸品だ。100人に一人も、車はおろか車の免許すらない時代によくもまあ作ったもんだ。

一機、当時の金で50000円、労働者の800年分の給料だ。いま見ても美しいこの機体に君も少年航空兵になって大空を飛ぼう、なんて言われたら僕の気持は舞い上がってしまっただろう。

神話が生まれて当然だな。錬度の高いパイロットのいたころは時代遅れの複葉機に乗る支那人パイロット相手にいい気になれたが、アメリカには到底太刀打ちできなかった。戦争はスポーツではないのだ。よりずるく残忍になれたほうが勝つ。

アメリカのプラグマチズムの勝利だ。タマがまっすぐ飛ばない機銃でしかも2秒で撃ち尽くす20ミリ機銃。敵の戦闘機は7.7ミリ機銃ではまず落ちない。敵は12.7ミリを1000発以上積んで機銃撃ちっぱなしで空中戦をやる。無駄に格闘戦にこだわった機体はジッポーのライターのように火を噴いた。撃墜比は米軍機1に対して日本機20だった。

分かっている、分かっている。なんせ負けたんだからいまさら何を言いましょう。

しかしせめてその悲しい機体に美しさを感じさせてくれ。
Posted at 2010/10/07 12:38:32

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