か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

誠実な側面 政治家 安倍 麻生

2015年03月27日 | 国際・政治

テレビで、オウムの浅原が悟りにいたるまでの苦しい過程を吐露する場面があった。彼はどうでもいいことに引っかかっていたそうだ。男とはめんどくさい生き物である。

目が見えないで東大に入った子はいくらでもいる。そうすると、「お前偉そうなこと言う前に、東大通ってみろよ。」と言われることは彼にとって恐怖だった。東大も合格できんで宗教の頂点にはたてんだろう。

この言葉は彼を苦しめ、長く暗いトンネルの中にいるような思いをしていた。本当は東大は簡単だ。本人以外の条件、すなはち環境によるところが大きく、受験生は訓練をつめば誰でも合格できる。5000人/60万人。これは秀才とは言わない。

それすら入れなかった浅原は、かえって少し上のステージに立てることになった。人の話をよく聞き、決して知識をひけらかさない、相手の発言をじっと待つ浅原になった。(途中のいきさつは略します)

弱みをさらすことはなかなかできることではない。「いやあ、僕は頭が悪くて」、と言う人は多いが、そうではないと思っているから言える言葉である。そのとおりバカだ、と言うと一生うらまれる。

そこで学歴だの出身だの家柄だの財産だのを隠して生きる。

この最たるものが政治家だ。政治家はスーパーマンであろうとする。経歴や家柄や顔や家族、家庭や学歴に一点の曇りもあってはならない。頂点に立つとはこう言うことじゃないか。スペアはいくらでもいる。

ところが安倍はフランクだ。安倍の家系なら、どの大学にもいけたはずでありその学歴は将来の武器になるものだ。東大と聞いただけでひれ伏すアホが多い中、安倍は堂々と自分の3流大学を隠そうとしない。

そんなこと問題にしない、という心の収まりがついているのだ。浅原のように。

もうひとつ。酒蔵を見学したとき安倍はお土産に新酒をもらった。「僕はあまりお酒が飲めませんが、妻が好きですからお土産にしましょう。」これもなかなか言えない。まだまだ田舎日本では、酒の飲み方を知らずに政治家になろうというのかという不思議な屁理屈で、よく飲んだら良い政治家だという迷信が日本に蔓延している。

僕が役所にいたとき5時を1秒でも過ぎたら宴会が始まった。ばかな国民は、窓の明かりを見て遅くまで大変だなと思ってみている。そのまま銀座に繰り出した。僕の給料で飲めるはずないじゃないか。 

そんな土俗社会日本で、政治家自身が酒は好きではないと宣言するのは著しく不利だ。が、安倍は超越している。浅原でいうところの解脱をしている。

  (糸島 二見が浦)

麻生さんの近い親戚が糸島半島にある学校に通ったとき、僕は彼(甥)に倫理学を教えた。配慮、ひかえる、返答を待つ、相手の感情を優先し自分の意見を後にする、相手に気分を害しない反論をする。・・・これらのことを最初っから体得していた。なぜ家柄が重要か。環境だからだ。

先日、新興住宅地を見た。大きな車庫だなあと思って見たら一戸建ての家だった。ここでは品位は育たない。

先日お会いしたとき、なんと彼は古いフェンダーミラーのセルシオに乗ってきた。SPたちのクルマがよっぽど立派だ。僕の車のさらに10年前のクルマだ。僕は恥ずかしかった。

同じ銃砲店で弾を買いクレーをしたがもちろん彼は僕を知るはずない。麻生ゴルフ場でプレーをした。読者の皆さん。お家にゴルフバックはあってもゴルフ場がありますか。

中央とのパイプを強調する田舎議員、カビの生えた理屈がまかり通る九州。パイプとは地方創生を否定する言葉だぞ。クズ議員。財源も示さず保育園、福祉施設を叫ぶ共産党と同じだ。

時々間違いはあったがそれは誰にでもある。壇上に上がって何千という顔がこちらを向くと誰でも緊張する。だが麻生はやさしく話しかけた。大衆のアホさ加減を知った説得力のある演説だった。

そこのおばちゃん。株があがったって私にゃ関係ないと思ってるでしょ。ところが年金の掛け金は株に投資しているから年金の原資が増え、年金が確かなものになったんですよ。

 

 

 

 

 

 


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