ダイバージェント / Divergent

2014-05-17 | 映画






「ファミリー・ツリー」で人気が出て、最近の「スペクタキュラー・ナウ」でもいい演技をしていたシェイリーン・ウッドリー主演。いま人気上昇中の若手。
「スペクタキュラー・ナウ」では主演だったマイルズ・テラーが、意地悪な役で共演している。
そして、その演技も体格も貫禄のついてきたケイト・ウィンスレットが、これまたとっても嫌な女を好演してる。

戦争によって世界が崩壊してしまった100年後のシカゴ。
馬鹿な人類の過ちを繰り返さないように、住人は16歳で受ける適性検査によって、無欲を司る「アブネゲーション」、平和を司る「アミティ」、高潔を司る「キャンダー」、博学を司る「エリュアダイト」、勇敢を司る「ドーントレス」に分けられ、必ず検査の結果の共同体に住まなければならない。
共同体からはみ出た人間は、仕事も家庭も失いホームレスとして一生を送る。
これは、人間を適性環境で生活させ、政府に逆らう反逆者をなくすための手段だった。
アブネゲーションで育ったトリス(シェイリーン・ウッドリー)は、検査の結果、どこにも属さないダイバージェントだった。
これは自由な発想で政府に逆らう危険のある適性とみなされるが、検査官の機転で、その結果を隠したまま、自らの意志でドーントレスを選択する。
ドーントレスで、戦士になるための過酷なトレーニングがはじまる。
初日に教官が、最終日までに試験に落ちたものは共同体から追放すると告げる。
その頃、他の共同体の支配を画策していたエリュアダイトのリーダー、ジャニーヌ・マシューズ(ケイト・ウィンスレット)は、初めにドーントレスを使いアブネゲーションを崩壊させる計画を実行する。 

ハイティーンをターゲットにした作品だが、まあまあ楽しめた。
見ている途中から、これは続編ありで「ハンガー・ゲーム」パターンだなと思っていたら、やはりそうだった。
ただ、「ハンガー・ゲーム」より終わりがすっきりしていて、一応一話完結に近い。
続編も見るだろうけど、くれぐれも「トワイライト」シリーズのようになりませんように。


トリビア
マイルズ・テラーは、当初フォーの役に応募したが、選ばれなかった。
その後、「スペクタキュラー・ナウ」を観たブロデューサーが、彼にフォーを脅かす教官エリック役をオファーするが、今度はその役を気に入らなかったマイルズが断る。
諦めなかったプロデューサーは、今度は癖のある新入部員のピーターの役をオファーし、シェイリーンも彼にもう一度一緒に仕事をしようとメールをして、この配役が決まった。

ケイト・ウィンスレットは、撮影中妊娠5か月で、なるべくお腹を映さないような構図をしたり、iPadやファイルを持つことでお腹を隠していた。(どうりで、堂々としていたはずだ。)



  

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