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僕は一度も観たことがないあの大ヒットシリーズ、「ハリーポッター」のダニエル・ラドクリフ君がホラーに挑戦。
共演は、「The Debt」の演技がとても印象的だったキーラン・ハインズおじいさん。
全く知らなかったが「黒衣の女」は、イギリス人作家のスーザン・ヒルの代表作で、舞台では人気作品らしい。
ダニエル・ラドクリフ演じる弁護士アーサー・キップスは、子供の出産の時に妻を亡くし、4年経った今も妻を失った悲しみから抜けきれなくて、仕事にも影響が出ている。
彼の上司から、ロンドンから数時間離れた田舎町で亡くなった未亡人の財産の整理の仕事を依頼される。
4歳の子供をベビーシッターに残し、その町に向かう。
町に着くと、地元の管理人に書類を渡され、整理は全て済ませたので、すぐにロンドンに帰るように言われる。
他の町の住人たちも、彼を見る目は冷たく、明らかに歓迎されていないのがわかる。
彼は、列車で知り合ったサムの力を借りて、亡くなった未亡人の屋敷で書類の整理をはじめる。
ダニエル君とその息子
これが問題の幽霊屋敷
仲良く飛び降りた3人の娘
その屋敷はアリス・ドラブロという女性と、彼女の夫、彼らの息子のナサニエル親子が住んでいた。また一時期アリスの妹のジェネットも一緒に住んでいた。
ナサニエルは、実はジェネットが生んだ子だったが、シングルマザーのためにアリス夫妻が引き取り、実の子供と偽って育てていた。
ある日その子を乗せた、馬車が沼地にはまって横転し、ナサニエルを含めて乗っていた全員が死亡した。
今でも、子供の遺体は沼の中に沈んだままだった。
屋敷で調べる最中に、廊下を歩く足音が聞こえてきたり、ロッキングチェアやオルゴールの人形がひとりでに動く怪奇現象が起きる。
2階の窓から外を見てみると、屋敷の外から黒い服の女性が、こちらを見上げている。
その町では、かなり多くの子供たちが事故や自殺で、亡くなっているのもわかった。
現実に、アーサーが警察にいるときに、毒物を飲んだ女の子と2人の子供が助けを求めてきて、アーサーの手の中で、その子は血を吐きながら死んだ。
サム夫婦の子供も、昔海岸で遊んでいるうちに溺れ死んでいる。
結構この犬が活躍する
ゾンビじゃない
それら事故や自殺は、自分の子供ナサニエルを事故で亡くしたジェネットが、黒い服に身を包む亡霊としてやってきて、町の人間に復讐しているという。
そのため、住人はその屋敷に近づかないし、調査をはじめたアーサーに、強い嫌悪感を抱いている。
そんな中、また子供が火事で死ぬという事件が起きる。少女を助けに行ったアーサーは黒い服の女に見つめられながら、自らアルコールランプで火を付ける少女を見た。
サムの奥さんが発作時に描く絵が気になっていたアーサーは、彼女がまた発作を出して石に刻んだ絵から、次は彼の息子がターゲットになっていた。
自分がロンドンに戻る前に息子を殺されると考えたアーサーは、ナサニエルの遺体を見つけて、ジェネットの墓に一緒に埋葬して、彼女を成仏させる計画を立てる。
こうして、屋敷にナサニエルの遺体寝かせ、黒い服の亡霊ジェネットに、引き渡すが...
人形たちは本当に怖い
子供たちの亡霊
亡霊が見えますか?
このシーンも鳥肌もの
ちょっと日本の怪談の怖さのある作品。
CG特殊効果や、派手な特殊メーキャップを極力抑え、影のようにうっすらとした女性の霊がすぅっと出てきて驚かす。
怨念だ。
もちろん大きな音とか、いきなり何かがバッっと出てきたりする手法も使っているが、それと同時に鳥肌が立つような怖さも、たっぷり入っている。
そして、小道具の人形たちが、本当に不気味だ。
お化けがいなくても、ああいう人形は家にいらないでしょう。
三猿も不気味だったな。
ダニエル君は、大きなもみあげも手伝って、何か漫画に出てくるキャラになっている。
藤子不二雄A氏の「魔太郎がくる」「笑ゥせぇるすまん」「ブラック商会変奇郎」とかに出てくるようなキャラ。
この作品を見る限り、ダニエル君は「ハリー・ポッター」から脱皮出来るでしょう。
ただ、もう少し普通の若者のキャラになれるかな?
キーラン・ハインズの、紳士だけど、ちょっと汚いおじさんもよかった。
この人がお化け役でも納得できるくらい、ちょっと不気味なおじさん。
日本には夏に紹介したい作品、星は /5つ
ちょっとずるい脅かし方だった
奥にいます
前にいます
怨念とは
トリビア
3人の娘たちが遊ぶオモチャは、実際のコレクターが持っている骨董品
使われている自動車は、ロールスロイスのシルバー・ゴーストという車で、2005年現在そのクラッシクカーに対する保険金は約30億円
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