映画館で流れてた予告編のみ前情報で観たが、なんとインドネシア映画だった。
会話は全てインドネシア語で英語の字幕なのには驚いた。
ただ、ストーリーなど吹き飛んでしまう格闘シーンの連続なので、さほど苦にならない。
当然、出演者は僕にとって全く無名のインドネシア人ばかり。
それでも、みんな強い。
少し前にみた「逆戦」の格闘シーンが子供の喧嘩に思えるくらい、ものすごい格闘シーンが最初から終わりまで、繰り広げられる。
主人公のラマ
トレーニング中のラマ
わかり易い悪者のタマ
右がチビのマッドドック
SWATが悪の巣窟に入っていく
最上階に向かうが...
この格闘技は、シラットと呼ばれる東南アジアの伝統武術で、完全に実践を想定した格闘技だ。
例えば、ナイフを持って戦う時は、キックをしながら細々とナイフを上下させ、相手を何度も刺す。
脚をすくい上げて、床に背中や頭から、なるべく強く叩きつける。
これでもかと、数多く手を出して、強引に相手を殴り続ける。
空手やキックボクシングと似てなくはないが、それらをもっと実践の喧嘩バージョンにした格闘技に思えた。
残酷シーンが続々
インドネシアのテレビ
頭に蹴り
階段から落とす
座りながらの格闘もシラットの特徴のひとつ
格闘しながら銃で撃つ
ストーリーは、いたって単純。
インドネシアの警察の精鋭部隊が、スラム街にある古い高層アパートの最上階にいる麻薬組織のボス、タマとその一味を捕まえいくと言うもの。
この部隊に初めてSWATの任務に着く、新人だがシラットの達人のラマもいた。
部隊が乗り込んだアパートは、その住人と家族のほとんど全員が、タマの手下で、いつでも戦闘態勢を取れるようになっている。
また、タマは、隣ビルのアパートに狙撃のプロを住まわせて、常に侵入者たちを屋上から射殺できるようにしていた。
SWATの侵入を知ったタマは、アパート全体に「おはようございます。今日はこのアパートにゲストが来ています。みなさん仕事をして、楽しんで下さい。」とアナウンスをした。
こうして、ライフルや剣を持ったヤクザたちが、自分の部屋から警察狩りに出てきた。
そして、ビルに侵入後すぐにメンバーの大半が殺され、残った5-6人で、ヤクザたちと戦いながら、タマのいる最上階に向かうことになる。
この作品の見所は、一つだけ。
ある意味、ブルース・リーよりすごい格闘シーンが展開されてる。
特に、ラマのアクションと、チビで見た目は弱そうなマッド・ドックのシラットは、見ごたえ十分。
日本でも公開は、あるのかな? 星 /5
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