ウォー・ドッグス / War Dogs

2016-09-05 | 映画






オフィシャルサイト


マイアミに住むデイヴィッド・パクオズは、マッサージ師として細々と生計を立てていた。
昔の友人の葬式に出た時に、高校時代の親友エフレイム・ディヴァロリに再会する。
エフレイムは、西海岸で叔父の会社で銃器の販売をしたが、最近独立するためにマイアミに戻っていた。
二人はすぐに意気投合し、エフレイムは自分の仕事をディヴィットに説明した。
それによると、全てのミリタリーの装備、銃器の注文は誰もがアクセスできるサイトで入札式で行われる。大手の銃器メーカーが面倒で手を出さない、大手には金額的に小さいが数百万ドル単位のオーダーが沢山あり、そこに自分たちのような小さなディーラーのチャンスがあると語った。
デイヴィッドは、すぐにマッサージを辞め、エフレイムの会社を手伝いはじめる。
最初に数千丁の銃バレッタをバグダットの基地に納入する仕事を受けたが、イタリア税関がイラクへの輸出を許可せず、急遽ヨルダン経由で出荷するが、ヨルダンでもバグダットへの輸出を許可しない。
仕方なく二人はヨルダンに飛び、自らトラックで国境を渡る無茶な方法を取る。
現地で、見つけた英語が分かる人間は、小学生だけ。彼に、トラックと密出国の手配の通訳を頼む。
途中、武装した国境警備兵との緊張した取引と、イラクゲリラの襲撃を何とかかわし、無事銃を送り届け、数百万ドルを二人は手にした。
そして、次の見つけたのは、1億個のAK-47の弾丸をアフガニスタン軍に届けるというものだった。
これは三億ドル以上ビジネスで、彼らのような小規模の会社ではとても扱えないような仕事だった。
しかし、ディヴィットがたまたまバーでこの世界ではレジェンドのヘンリー・ジラードと出会い、彼がコネのあるアルバニアで眠っている弾丸の話を持ち出した。
ヘンリーは、アメリカのブラックリストに載っているので、直接は商売が出来ないため、彼らの会社を経由して仕事をしようとしていた。
二人はアルバニアに飛び、数億個の弾丸を確認し、すぐにアメリカ軍の提出する書類を作成する。
このくらいの仕事になると、会社の詳細な過去の履歴、決算報告書が必要になり、全てねつ造した。
こうして、今までで最大の注文を手に入れて、実際に弾丸の出荷の手配をはじめると、全ての弾丸がアメリカ軍が禁止している中国製だと判明した。 


ハングオーバー!」のトッド・フィリップス監督、主演はジョナ・ヒルとマイルズ・テラーって、面白くない訳がない。
そして、結構勿体ないブラッドリー・クーパーの使い方。
20代の若さで、モラルもない武器商人の実話を、ここまでエンターテイメントにするって、やっぱりこの監督はすごい。
ジョナ・ヒルも、いつもよりもまして常識を外した人間を演じている。
彼の演じるエフレイム・ディヴァロリという男は、人に嫌なことを押し付けて、自分はなるべく楽をして、しかも親友さへも全く信じていないとんでもない男なのに、ジョナ・ヒルだとどこな憎めなくなるのが不思議だ。
そして、マイルズ・テラーはやっぱり演技が上手い。日本では公開されなかったみたいだけれど、「The Spectacular Now」ってとってもいい青春映画で、彼の出世作だった。
この作品で、一つ分かったのは戦争っていうのは、経済だという事。
コツコツ苦労しても絶対にやってこないとんでもない経済圏が、戦争ひとつで一瞬に出来上がる。
何しろ、兵隊一人辺り一千七百五十万円かかってるんだから。一万人戦場に送ったらそれだけで千七百五十億円って。



60%



この二人の主演なら面白いでしょう


これが戦争のコスト


イエメンからバグダットに輸送中


ゲリラから襲われる


それでも何とかバレッタを届け、その報酬二億八千万円


アメリカ軍の入札サイト、弾丸一億募集中


怪しいヘンリー・ジラードには、ブラッドリー・クーパー


やっと手に入れた弾丸は中国製


何やら細工を


FBIが


親友をも全く信じず、裏切り続けるエフレイム・ディヴァロリ




トリビア
あいうえお

ジョナ・ヒルのジミー・ファロンショーインタビュー


マイルズ・テラーが同じ番組で



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