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アメリカで「Karate Kid」は、日本人が思う以上に人気がある。
ミヤギさん、ダニエルさんもすごく有名だ。
そのリメイクを、これまたアメリカで人気の高いジャッキー・チェンが演じるということで、話題の作品。
オリジナルにハマった世代は、自分達の子供達とも、この作品の素晴らしさを共有したいようだ。
主演は、ウィル・スミスの子供のジェイデン・スミス。
「幸せのちから」で、親譲りの演技力を見せてくれた。
この作品でも力の抜けた自然な演技と練習で身につけた空手のアクションを見せてくれた。
彼の演技力からして「ウィルの子供」という枕詞がなくなる日もすぐだと思う。
そして大ファンのジャッキー・チェン。
彼の作品は全て観ている。
今回は、少し疲れた孤独な初老の男を少し猫背気味で演じている。
先生役に徹し、アクションも一カ所しか出てこない。
そしてジェイデンの母親役には、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソン。
舞台が、日本、アメリカから中国に。
そして空手からカンフーに。
何か実際の強国の変遷を見せられているようだ。
主人公親子が中国に渡る理由も、勤め先の自動車会社のデトロイト工場の閉鎖にともなう転勤と、聞く人が聞いたら身につまされるような序盤のストーリーだ。
原題が「The Karate Kid」なので、「今回は空手ではなく、カンフーなんだ」と空手とカンフーの違いを気にしてるアメリカ人が多いようだ。
それ以外は、結構オリジナルに忠実。
中国に渡ったドレ少年は、中国人の悪ガキグループから執拗なイジメにあう。
陰湿さもさることながら、カンフーを使った暴力でいじめられる。
その悪ガキグループが通うカンフー道場の先生が、武道を喧嘩の道具と勘違いしている、傲慢で陰湿なオヤジ。
やはりどこの国でも、子供は見本になる先生や親によって、どうにでもなってしまう弱い存在なんだな。
そんなドレの先生役をかってでるのが、ジャッキー・チェン演じるハンじいさん。
彼はカンフーを生きていく生活そのもの、人を傷つける武器ではなく、自分の肉体と精神を高めるものだと説く。
そして、最初は自分のやっていることの意味もわからなかったドレが、だんだんとカンフーも人間としても成長していく。
彼が、試合の最後に対峙したのは強い相手ではなく、自分の恐怖心だった。
オリジナルと同じように、是非子供たちに観て欲しい作品になっている。
ベスト・キッド(2010) - goo 映画
父譲りの素質をもっているジェイデン・スミス
いつもの陽気なジャッキーは封印しての演技
いつも脇に徹するタラジ・P・ヘンソン
こいつは憎たらしいが強かった。将来のジェット・リーになれるかな。
ヒロインの選考基準に問題あり。
迷セリフ
Dre Parker: You don't know the rules?
Mr. Han: Simple. You hit him, don't let him hit you.
Sherry Parker: So... how many students do you have?
Mr. Han: Including Dre?
Sherry Parker: Yes...
Mr. Han: One!
オリジナルのThe Karate Kid
ジャッキーとジェイデンのインタビュー
目元がウィルにそっくりだ