まさ君の消息

2010-02-26 | まさ君シリーズ
今日のネットで拾った面白写真 - またまたアートだ




とても久しぶりに、まさ君の事を書く。
最後に書いたのが2008年の夏に2ヶ月の長期休暇で日本に行った時なので、1年半振りの登場だ。
ただ、相変わらずまさ君だ。

先ず、彼からの連絡が2008年の夏を最後に途切れた。
こちらからは年末年始には、必ずメールを送っているのに全く返事がない。
2009年は、日本に行って会う機会もなかったし、用もなかったので、僕もそれ以外では連絡を入れなかった。

今回は、ミクシイで連絡のついた田坂が企画してくれた中学校のプチ同窓会に誘おうと、久々にメールをうったが、相変わらず返事がない。
痺れを切らせて、携帯に電話をしたが、誰も出ない。
家に電話をしたら、現在使われていませんとのメッセージ。

ここまで連絡の手段を断ち切るとは、夜逃げか、死んだか、と一瞬思った。
他の人経由で連絡をとろうと思ったが、まさ君以外の連絡先を知らないことに気づく。

仕方がないので、もう一度携帯に電話をしてみると、誰かが出た。
まさ君ではない。
電話の向こうに、たくさんの人の話し声が聞こえガヤガヤしている。
「もしもし、中俣君ですか?」というと、「もしもし?」とだけ答えくる。
それもすごく小声で。
周りがうるさい上に、意識して小声にしているようで、とても聞こえにくい。

「もしもし、これは中俣君の携帯ですか?」
「ええ」

「中俣君は、いらっしゃいますか?」
「~~~」
なかなか会話にならない。

「あの~、携帯の番号が変わったんですけど」と、電話の相手が小声で答えた。
その声からして、どうやら、まさ君のお子さんが彼の携帯を使っているようだ。
「新しい番号を教えていただけますか?」
「~~~」
また、少し間が開く。

「あの~、今学校なんで」
まずい、今は日本の平日の昼間だ。ガヤガヤ騒がしいのは、学校だかららしい。
「今は、わからないんですけど」と、また小声。
「それでは、○○にメールをするように伝えて下さい」と、急いで電話を切った。

こうして何とか、まさ君と関係者に連絡がとれた。
日本行きまで、3週間足らず。
この後、まさ君から連絡がくれば、朝はもやしの配達で忙しい彼も、夜は暇だから、たぶん大丈夫だろうと思った。
これが甘かった。
まさ君は他の人と違う時間感覚を持っていたのを忘れてた。
その後、彼からの連絡はなかった。

つづく


今日の一言 
肩書きがなくては己れが何なのかもわからんような阿呆共の仲間になることはない。
(南方 熊楠)

管理人: 勤め先の名前や、役職で自分は表現できないし、したくもない。


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