武器庫には鎧を装着した騎士が当時そのままに馬に跨り、従者を控えて戦闘態勢の様子が再現されていました。西洋古典絵画や版画に出てくる姿そのものでした。
で、その他にも剣や銃のコレクションも数多くありましたが、最後の方に、なんと日本の鎧兜一式が展示されていたのです。1869年に明治天皇からヴィクトル・エマニュエル2世に贈られたものだそうです。解説の中で、色彩がエレガントだとありました。メタル尽くしの西洋甲冑に比べると防御機能の面で危ういでしょうが、軽量だから運動機能は優れていると思うし、武士の美意識も偲ばれます。(年号誤記を訂正しました)
東京国立博物館でも鎧兜は色々と陳列されていますが、ここの展示のように一揃いで展示されたのは見たことがありませんでした。私的にとても興味深く面白かったです。
鎧の下はこんなパンツ(?)を履いていたのね(^^ゞ
兜の下にはこんな帽子をかぶっていたなんてね。そして、履物は草履なんだわ(・・;)
この脚絆ブーツ??(^^ゞ、草鞋の上から履いていたのでしょうか??
凝った造りの一振りの刀です。明治天皇からの贈答品だから、きっと名のある刀鍛冶や職人によるものだとは思いますがね。