国立西洋美術館で「カラヴァッジョ展」が2016年3月1日(火)から6月12日(日)まで開催され、ミラノのブレラ美術館から《エマオの晩餐》が出展されます。
カラヴァッジョ《エマオの晩餐》(1606年)ブレラ美術館
イタリアのネット上に、「フランスと日本に行くブレラ美術館《エマオの晩餐》送別の2日間」と題した、ブレラ美術館の新ディレクターJames Bradburneへのインタビュー記事が載りました。(誤訳があったらすみません)
カラヴァッジョ《エマオの晩餐》は国立西洋美術館より先に、フランスのカーン美術館(Caen, Musée des Beaux Arts)に貸し出されるようです。期間は、2015年11月20日~2016年2月14日まで。(テロの影響が無いと良いのですが)
ブレラ美術館でラファエッロ《聖母の結婚》の隣にカーン美術館所蔵ペルジーノ《聖母の結婚》を展示するという面白企画展示の交換条件が、カーン美術館でのカラヴァッジョ《エマオの晩餐》特別展示しだったようです。なるほど!ですよね。
で、カーンから東京へと長期出張に出る《エマオの晩餐》なので、ブレラ美術館では11月14日と15日の2日間、子供たちのために、カラヴァッジョ照明効果の特別解説イベントを開催するとのこと。って、観に行けませんけどね(-_-;)
交換作品が無くとも「日伊国交樹立150周年記念」との名目で貸し出してもらえる日本は幸せ者、ということでしょうかねぇ?(^^;