珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

記憶はつくられる2

2018-09-26 | 思うこと
人の記憶って実は相当勝手らしい、という文献を集めてみた。
 「体験したから事実」とも限らないのかもしれない。

脳に刻み込まれた記憶を繰り返し思い出すと、その記憶は強くなると思いがちだが実際は記憶を思い出すと、元の記憶は不安定になる
野村洋の注目する研究分野


想起される記憶は変化する。「実際に記憶している内容」から、「記憶したいと思っている内容」に近くなる
広告で生まれる「ニセの記憶」:研究結果 « WIRED.jp


限りある診察時間で治療者の理解を得ようとするあまり、自らが受けた被害を象徴化したり、簡略化したり、ときには拡大・誇張して述べることはある
過誤記憶 - Wikipedia


人々の体験を調査。1年後には事件の詳細の37%が、最初の叙述から変化。2004年は50%近く。現在10年目の調査結果をまとめているが記憶のほとんどがフィクションに近いものになっているはず
「社会への同調」で生まれる「ニセの記憶」 « WIRED.jp


記憶の正確さは曖昧で、時期によって人物が入れ替わったり、バイアスがかかって誇張されたり、印象が変わったりする

自分の物語は自分の都合のよいように作り変えられ、それが、今の自分のよりどころ、つまりアイデンティティーになっていく
過剰な記憶〜<ない>と<ありすぎる>の間 - 雨の日は本を広げて
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