珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

子どもの喧嘩

2018-09-02 | 娘と夫の話
子ども同士のトラブルで、親に謝りに行ったことが、これまでに一回だけある。
小学校一年生か二年生の時だったか。
近所の男の子のお母さんから、
「実は息子とピノコちゃんが小競り合いになって…」
と申し訳なさそうに電話がかかってきたので、てっきりうちの子が何かやられたのかと思って、ちらっと娘を見たら、ケロッとした顔でおやつを食べている。
「いえいえ、そんなの全然大丈夫です。気にしませんから」と笑ったら、
「いえ、そうではなく、お宅のピノコちゃんが…」
と言われて血の毛が引いた。
慌てて娘の手を引っぱって、男の子の家に向かった。

娘によると、いつもからかわれてプロレス技とかかけてくるので、つかみ合いになってランドセルを思い切り引っぱったら傷がついたとかで、
「おじいちゃんに買ってもらった大切なランドセルだから…」
の言葉の前に深々と頭を下げるしかなかった。

帰り道に娘を見ながら、こいつおとなしいと思ってたのに、意外に気が強いな…とニヤニヤしていたのは内緒であるが。

その後、何日もしないうちにその男の子はちがう女の子にちょっかいを出して、今度は女の子が大泣きして、その母親を激怒させてしまった。
娘によると、背中をちょっと押されただけでかすり傷ひとつ負ってないそうだけど。
ああ今度は謝りにいく方か。
相手は選ばなくちゃダメよ、とまたニヤニヤしながら思った。

男の子は同じ中学に進んで、部活も同じになった。
先日はミミズを捕まえて「このミミズ、お前より可愛い」と言って、また女の子を怒らせたそうである。

相変わらずだけど、私はそんな男の子も、それに負けない女の子も好きである(笑)






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