山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

農業用水路の維持

2011-09-25 | 農業

 現在水田は間断潅水という水管理をしております。先日の台風以後、土が乾いてきましたので、潅水をしようとしましたら、農業用水が全くこなくなってしまいました。原因を探りましたところ、先ず取水口の水門が閉まっておりました。これは洪水に備えて閉められたものでしょうが、台風通過後3日も経っているのに誰も開けていなかったようです。水門に大量に溜まったゴミを取り除き、水門を開けました。

 次に、水路の分岐に設けられたゴミトラップにも大量に溜まっておりましたので、これも除去しました。水路にも徐々に水が流れはじめましたので、もうこれで大丈夫と思い、水田への導水口を開けて、一晩待つことにしました。翌朝、潅水状況を確認しましたが、全く水が入っていませんでした。

 仕方ないので、農業用水路を遡り、探検を始めました。水路の分岐に設けられた溜め枡には、葉っぱなどのゴミが溜まり水を阻害しておりました。これを一つずつ除去しなければなりません。水路の途中にも塩ビパイプで取水している方がおられ、これにゴミが引っかかりダムになって水を堰き止めておりました。

 結局、川からの取水口までゴミの除去が必要でした。という作業を経て、やっと我が田んぼに水が引けるようになりました。まさに「我田引水とうこういうことなのかな?」と一人ごちたところです。収穫は今まで知らなかった水路を把握できたことでしょう。そして次回からはもっと効率良く出来るようになったことでしょうか?

 一昔前だったら、台風の後などは田廻りして、用水路の詰まりなどは各自で直ぐ手直しするところだと思います。しかし、耕作委託がほとんどですから、そのようなことをする人がいなくなったというのが現実なのでしょう。ですから最初に必要とする人が、何とかしているといったことかと思います。私も「我田引水」はしますが、その他の水路のことまでは面倒見ることまではしません。最初に必要とする人が、その作業をしなければなりません。当たり前のことと言えば当たり前のことです。


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