行政書士山浦清美のお気楽トーク

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九州新幹線長崎ルートについて

2018-05-12 | 政治・経済・社会
 報道によりますと九州新幹線長崎ルートの新鳥栖~武雄温泉間の整備方法について、佐賀県知事がフル規格による整備に反対意見を表明したとのことです。佐賀県の試算によれば、この区間の佐賀県負担額が1,000億円を超えるとのことです。

 さて、九州新幹線長崎ルートの事業費は1兆1,009億円と試算されているようです。このコストを掛けて得られる便益は如何ほどのものなのでしょうか。(B/Cは3.0を超えると試算されているようですが・・・。)
 現在の長崎本線では、博多~長崎間(153.9km)は特急で約2時間(平均時速約77km)です。フル規格ならばこれが51分に短縮されるそうです。

 ちなみに博多~佐賀間(53.6km)は、37分(平均時速約87km)です。平均時速で約10km異なるのは、肥前山口~長崎間がほぼ単線区間となっていることから、待ち合わせ時間が多くなっているからなのでしょう。これが複線化すれば15分程度の時間短縮が可能となる計算になります。しかし複線化するにも多額の費用が発生します。

 博多~武雄温泉間(81.9km)は在来線の特急で約70分です。武雄温泉~長崎間(66.0km)をフル規格で15分とすれば、博多~長崎間の所要時間は約85分となります。乗り換え時間を入れれば約90分といったところでしょうか。

 武雄温泉~長崎間(66.0km)は既に着工しておりますので、これを狭軌で敷設し在来線を走らせることにすれば、博多~武雄温泉間(81.9km)約70分を加えると147.9kmと若干距離も短くなります。これを平均時速87kmとすれば約102分ということになります。

 全線フル規格にすれば、90分(一部フル規格)⇒51分、102分(在来線)⇒51分となります。武雄温泉~長崎間をフル規格にするか、在来線とするかは、乗り換えが必要か否かの違いとなります。(九州新幹線が全線開通するまでは、リレー特急でスムーズに乗り換えができていたことを思い出します。)


 長崎~武雄温泉間の整備費用は5,009億円となっております。これに新たに新鳥栖~武雄温泉間の整備費用6,000億円掛けて、39分間の短縮することの意味合いを議論する必要があるのではと思います。


 長崎県の皆さんにとっては、待望の新幹線であろうことは重々承知しておりますし、新幹線整備に関しても否定するものではありません。しかし、このままでは如何にも中途半端な決着をみるか、一方的な政治判断を押し付けられることにもなりかねません。
 両県民も相応の負担をすることになりますし、多額の国税も投入されることでもあります。この際、両県の利害を調整し、最大満足の決着を図ることが重要だと考えます。


 ついでに素人の思い付きですが、新鳥栖~武雄温泉のルートにこだわらず、距離的、費用的にはきついかも知れませんが、博多~前原~唐津~伊万里~武雄温泉などといったルートは如何でしょうか。伊万里からは佐世保に分岐できますし・・・。

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