素人目に見ても、状況を適切に把握して必要とされる対応を打ち出しているように思われます。それに比べ、我が国の対応は、記録さえないというお粗末さです。このようなことで、果たして国民の生命・財産を守ることが出来るのでしょうか。そしてこれらの対応は、世界各国に著しい不信と不安を与えてしまったのではないかと危惧します。
これも全くの想像ですが、例え緊急事態でバタバタしていたとしても議事録、メモ類、録音などが一切無いなどということが起こりえることなのでしょうか。そこに参加していた人全員が、記録を失念していたという状況を信じることができません。少なくとも何らかの会議を行うに際しては、必ず事務局などの担当者が存在するはずでしょう。それらの担当者が記録を取らないことなどあり得ないことではないかと考えます。実際には記録は存在し、それを公表することができない何らかの事情があるのではないかと邪推できなくもありません。それくらいの違和感を憶えるのであります。
原発に対する不信は、安全神話を作り、情報を隠蔽し、誤った情報を発信し続け、結果住民に避けられた放射線被爆をさせてしまったことに起因していると思われます。これらの不信を払拭していくためには、情報を公開し、説明責任を果たしていくことしかないと思います。
議事録等の記録はないとのことですが、遠からず関係者の口から真実が語られるようになることでしょう。嘘をつきとおすには、嘘の上塗りが必要になります。最後には矛盾に矛盾を重ね、結局は真実があばかれることになるでしょう。