山浦清美のお気楽トーク

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クロネコメール便廃止について

2015-01-23 | 政治・経済・社会
 この3月期末でメール便が廃止されるそうです。その理由として、ユーザーの中に法で禁止されている信書を送っていることが挙げられております。クロネコ様は、ご親切にもユーザーが摘発されないようにメール便を廃止していただけるとのことです。
 しかし、摘発されるのはユーザーの自己責任であって、運送事業者はそのことを周知徹底していれば済むことです。あるいは、受付の段階で信書でないことを確認するようにすれば良いのです。実際にも受付時に内容物にチェックし、信書を取り扱いできないと銘記された出荷票に署名させられます。
 ですから、クロネコさんが主張されている、信書云々は単なる理由付けに過ぎないものと考えます。今までのクロネコさんだったら、そのような法規制を緩和する方向に力を注いでいたのではないでしょうか?

 ということで、要はメール便が儲からないからやめたいというのが本音なのではないかと考えている次第です。ならば、素直に値上げさせてくれと言った方が何ぼか良いと思いますよ。これ以上でないと採算が取れないから料金を上げさせてくれといわれれば、こちらもある程度のことには協力できますのに!
いきなり「ヤーメタ!」と言われても釈然としません。というか物凄く悪い印象を受けます。

 これまでメール便を大変便利なサービスとして利用させていただきました。A4までの書類ならば、定型郵便の料金で送付できますし、投函の確認までできる画期的なサービスでした。そして、クロネコさんのシェア拡大にも大いに寄与してきたことでしょう。

 今後、メール便廃止にどのように対応するか検討を迫られます。クロネコさんは代替手段を講ずるとしておりますが、大いなるコストアップになることは必至でしょう。是非とも再考を願いたいところです。

<2015/01/31 追記>
 クロネコさんがメディアを通じてメール便廃止の自己弁護をされているようです。何と主張されようが、今後正式に発表されるクロネコDM便の料金体系をみれば自ずと明らかになるものと考えます。主張通りの廃止理由ならば、メール便の料金と同じ水準とならねばなりません。大きく料金がアップすれば、採算性が主要因であって、信書云々は方便に過ぎなかったということになります。
 そういった意味でクロネコDM便の料金体系が試金石として重要になります。発表を注目して待つことにしましょう。