このところ電話営業が増加してきているように思われます。最近は光回線の乗換えに関するものが目立ちます。私は電話番号を一切掲載しておりませんし、岳父の名前で掲載されていた電話帳も3年以上前に掲載中止しています。
最近はこちらから何其れと名乗ることはせず、ただ「もしもし」と電話を取ることにしております。そうするといきなり営業トークが炸裂し始めます。トークを遮るように「どこで電話番号を調べたのですか?」と質問します。ほとんどの場合は、「電話帳です。」と答えるか「無作為(あるいは順番)に電話しています。」と答えるかの何れかです。
電話帳には掲載していないと言うと、「古い電話帳で電話しています。」と答えます。「電話帳に掲載していないということはどういう意味か分かりますか?」と言いますと大体それで終わりですが、中にはつわものがいて、更にしつこく話を聞いてくれときます。こちらは聞く耳持たぬとばかりに「二度と電話をしないで下さい!」と言って電話を切ります。しかし、その甲斐なく、しばらくすると同じ会社から電話があります。
無作為というか順番にという答えは、どうも胡散臭いと思っております。当初はそれもありかななどと思っておりましたが、我が家は連番と20番違いの3回線ありますが、前後して電話があったためしがありません。何らかのリストに拠って電話してきているものと推測されます。
私にとって電話営業は全く以て迷惑千万です。数年前の話ですが、二階にいて着信があったものですから、急いで階下に降りている途中足を滑らして膝を床に強かに打ちつけてしまいました。幸い下から三段目でしたから大事には至りませんでしたが、未だに膝が痛む時があります。そして、それが電話営業だったものですから余計に悪い印象を持ってしまいました。
電話営業が廃れないということは、それなりの営業効果があるからなのでしょう。確率は相当に低いものと思われますが、他の方法と比較すると費用対効果が高いものと思われます。しかしながら、電話は余りにも身勝手な営業ではないかと思います。相手の都合などお構い無にずかずかと押しかけるようなもので、顔も見えないだけに誠に失礼な手法ではないかと思います。
これだけ大々的に行われているということは、電話営業にまつわるトラブルも相当に発生しているのではないかと推測します。電話営業をする業者は登録制にするなど、何らかの規制が必要になってきているのではないかと考えます。登録していない業者が不特定多数の相手に対して電話営業を行った場合には、罰則を適用できるようにします。更には、電話営業先に通話した時間に応じて、キャッシュバックするようなサービスを電話会社が提供するなどといったこともありかなと思います。電話営業をするということは、相手の時間を消費しているわけですから、これに対価を支払うことは合理的であると考えます。そうすれば電話された方もじっくりと話を聞くようになるかも知れません。業者側も質の高い営業を行うようになり、双方にとって良い方向に向かうのではないかと勝手に思ったりしております。
このようにすれば安易な電話営業は減少するものと考えますが・・・。
<参考> 「電話営業の功罪」「電話営業の功罪(2)」「オール電化の営業(再び)」