本来、国会同意人事である原子力規制委員会の委員長及び委員を首相が任命する方針を固めたとの報道がありました。国会の会期末の8日までに同意が得られないため首相が任命権を行使する模様です。
このように国民にとって非常に重要な人事を放っておいて、国会議員各位は代表や総裁選びに現を抜かしております。一票の格差是正、特例公債法案、その他の重要案件も同様にです。
特に、原子力規制委員会の委員は今後の原子力安全に関して重要な役割を担う機関です。それをドサクサに紛れて首相の一存で任命しようとするのですから、開いた口が塞がりません。原子力安全・保安院に替わる規制機関の新設を遅れに遅らせたのは、そもそも首相に責任があるのではないですか。
自民党も訳の判らん時期に問責決議案を提出するなど理解に苦しみます。消費税増税を民主党の手でやらせたかっただけと言われても仕方ないでしょう。
この上は、会期末までに原子力規制委員の同意人事と一票の格差是正だけでも片付けて、サッサと解散してください。このままだと国民から総スカンを喰らいかねませんよ。