スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

「人生百難 渡辺吟神」を学友に捧ぐ(今回は朗読)

2023-08-26 09:00:00 | 昇段審査(2023(R5)年~)
 三重県のシンボル県の鳥「シロチドリ」
私は令和5年秋季吟道大会の吟題をどうしようか?
と考えた時、範典をめくりながら今回は
人生百難 渡邊吟神」を吟じたくなりました。
一つの思いを込めて、三重県在住の学友に奉げたい!!
と、練習開始しました。吟詠の前に今回は朗読。

人生百難 渡辺吟神
人生百難 避けること能わず
恐れず憂えず豁然として 其の門を叩け
我に勇気と反省の 武器あり
光明の天地 門外に開けん

「人生百難 渡辺吟神」(朗読)

私のブログは毎週土曜日9時に公開していますが、
春季吟道大会では「憂えて成らず 渡辺吟神」を吟じました。
それを公開した時、彼から吉報メールを思いがけずもらい、
とても嬉しかったです。
この「人生百難 渡辺吟神」はその続きです。
C君、訪問していてくれていたこと、そしてメール連絡してくれたこと
とても嬉しかった。

***以下参考です*******
令和5年4月15日に神奈川県横浜市青葉区の青葉緑公会堂で、
公益社団法人日本吟道学院公認修神会春季吟道大会が開催されました。
今回は日酸TANAKA教場 指方龍順「憂えて成らず 渡邊吟神」
を紹介します。
今回の吟題選択は、闘病中の親友を励ましたく「憂えて成らず 渡邊吟神」を
吟じることにしました。思いを込めて、吟じることが出来ました。

詩文は以下の通りです。

憂えて成らず 渡邊吟神
昨日を悔いる勿枯かれ 
明日を憂うる勿かれ  
人間万事 憂えて成らず
人生百年 今日あるのみ
風雨星霜 再び今日無し

指方龍順「憂えて成らず」(修神会令和5年春季吟道大会)「スマート詩吟は面白い」そして「福祉吟詠は楽しい」

最後まで、お聴き頂きありがとうございました。
ご感想をこのブログにお待ちします。
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桑原龍滋女史 「つりがね草 ある少年の作」(R5年修神会春季吟道大会)

2023-08-19 09:00:00 | 修神会大会2019(R1)年以降


令和5年4月15日に神奈川県横浜市青葉区の青葉緑公会堂で、
公益社団法人日本吟道学院公認修神会春季吟道大会が開催されました。
今回は台町教場 桑原龍滋さん「つりがね草 ある少年の作
を紹介します。詩文は以下の通りです。

つりがね草 ある少年の作

つりがね草の 咲く丘に
さびしく今日も 母恋し
ほろほろほろと 泣く丘に
親なし子ほど 母恋し
親なし子ほど 母恋し

 詩のこころ(日本吟道学院範典より転記)
つりがね草の咲いている丘に登ると、さびしくて
今日もお母さんのことが思い出されます。
愛らしい花が風にゆれて散るように、ほろほろと涙が出て、
丘の上でお母さんを思い恋しくなりました。

桑原龍滋さんの哀感に満ちた切々たる吟詠をお聴きください。

桑原龍滋 つりがね草 ある少年の作

最後までお聴き頂きありがとうございました。
 ご感想をこのブログにお待ちします。

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「昔ばなし構成吟 一寸法師」(関西吟詩文化協会 横浜市神奈川区)を聴吟しました

2023-08-12 09:00:00 | 他流の吟詠
一寸法師

   
1.先ず私指方龍順のこと
私は40歳頃、社内の異動が詩吟との出会いのきっかけでした。ここで知己を得た総務部長古角安祥さんの一言「私は詩吟の師範位を取得した。指方君を弟子第1号にしたい」と。それから30年超、詩吟は私から切り離せないものになりました。師匠と呼んだ古角安祥さんの師範位は現在の公益社団法人日本吟道学院でしたのでその流派での修練になりました。他流の吟詠も聴く機会がありましたが、詩吟の源流は「木村岳風」師に行きつきますので違和感は少しもありません。

2.聴吟のきっかけ
昨年令和4年9月26日(月)横浜市神奈川区主催「みんなの文化祭」の一コマとして「吟詠教室」発表会の聴吟機会がありました。この教室は公益社団法人関西吟詩文化協会東京芦孝会京浜スクール(指導講師金澤芦漢氏)です。金澤芦漢氏とは4年程前に始めた創作漢詩の会でご一緒していますので、そのご縁で本年も誘われました。他流の発表会だからこそ昨年に続き2回目の聴吟です。仲間7,8名で参加しました。

3.昔ばなし構成吟 一寸法師
テーマは「昔ばなし構成吟 一寸法師」で、なんだか始まる前からワクワクしますね。約1時間の舞台では背景に一寸法師の映像とナレーションが流れ、その一寸法師物語にぴったり合う漢詩を会員の方が吟詠される訳です。
次の様な流れでした。
①童謡「一寸法師の歌」、②「春暁 孟浩然」、③「時に憩う 良寛」、④「偶成 朱熹」、⑤「壁に題す 村松文三」、⑥「勧学 陶淵明」、⑦童謡「一寸法師の歌」、⑧「親を思う 広瀬淡窓」、⑨「落花 徳富蘇峰」、⑩童謡「一寸法師の歌」

まさに一寸法師の生い立ちから始まり京での奉公の傍ら勉学に勤しみ、ご存知鬼退治をします。その後当家の姫君を娶り、故郷の両親の元に錦を飾り親孝行をする・・・めでたし・めでたし、という楽しいお話と童謡と詩吟。詩吟を昔話とコラボして皆さんに向けて楽しもうという所にとても好感が持てました。映像とナレーションを固定している為、詩吟がピッタリ合っていて飽きさせない1時間でした。
私も詩吟用舞台映像を手作りしていますので、とても参考になりました。詩吟は他流も源は木村岳風師にたどり着くと改めて思い直した次第です。
終わりの挨拶で、「詩吟は心を
める伝統文化、芸能です」とおっしゃっいましたが、私も全く同意見でしたので嬉しく思い良い気持ちになって会場を後にしました。帰路は今回聴吟した仲間数名で横浜T屋S堂パーラに立ち寄りストロベリーパフェで詩吟談義に花を咲かせました。また会場には創作漢詩会の仲間の顔を見てお話もでき楽しい一日でした。金澤炉漢さんご苦労様でした、ありがとうございました。

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大澤厚祥さん「なずな 星野富弘」(日本吟道全国コンクール予選会の一コマ)

2023-08-05 09:00:00 | 神奈川山梨秋祭り等(R2年~)

令和5年7月15日に神奈川県横浜市中区の社会福祉センターで
公益社団法人日本吟道学院全国コンクール神奈川山梨地区予選会大会が
開催されました。 
今回紹介します吟詠は修神会 大澤厚祥さん「なずな 星野富弘」です。

どうぞお聴き下さい。詩文は以下の通りです。
なずな 星野富弘
神様が たった 一度だけ
この腕を 動かして下さるとしたら
母の肩を たたかせて もらおう
風に揺れる 
ぺんぺん草の実を 見ていたら 
そんな日が
本当に 来るような 気がした

大澤厚祥「なずな 星野富弘」(日本吟道全国コンクール予選会)


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