スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

漢詩朗誦に一歩踏み出してみませんか? その3/全3回

2012-09-30 08:46:42 | 中小企業支援

前回その2から続きます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

(2)次に息をいっぱいに吸い込んで、徐々に息を吹きながら唱えます。腹式呼吸が良いと言われます。腹式呼吸は①背筋を伸ばして鼻からゆっくり息を吸い込む。②この時、丹田(臍の下3)に空気を溜めていくイメージでお腹を膨らませる。③次に口からゆっくり息を吐き出す。吸う時の倍の時間をかけて吐きます。吸う時は高原の爽やかな空気を吸い、吐く時はイライラの原因の不安要因を身体から出していくイメージで行なうと良いです。私達が睡眠している時には、無意識の内に腹式呼吸をしていることでリラックスしていることは良く知られています。

 

 

 

詩の数はたくさんあっても、言葉は変わっても、吟じて余韻を引く、いわゆる節をつける音は母音「あいうえお」が主であるのが詩吟です。詩吟の練習とは、この母音の音をいかにきれいにだすかという練習に帰する訳です。その前提に漢詩朗誦があります。

 

 

 

この練習方法はあらゆる研修で行われていると聞いておりましたが、私は詩吟以外では話し方教室、ホテルマンマナー研修そして失語症訓練教室等で実際体験しました。漢詩朗誦を是非続けてみて下さい。きっと爽快な気分と同時に、お話する機会に従来に増して聞き入ってもらえるテンポとリズムが得られると思います。さあ、漢詩朗誦に一歩踏み出してみませんか。 

 

参考に、舞台上での私の詩吟スタイルの写真を添付します。

気分がすっきりしますよ。

 

197


 

以上、「漢詩朗誦に一歩踏み出してみませんか?」は

これで終わりです。

 

是非、ご体験ください。

 

 

 

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漢詩朗誦に一歩踏み出してみませんか? その2/全3回

2012-09-25 18:06:39 | 中小企業支援

前回その1から続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

つまり詩吟は漢学塾における漢文の朗読から出発したものですから発音を大事にすべきと言われます。発音は明瞭で、歯切れが良く漢文をはっきりと聞き手の耳に伝えるのでなければなりません。発音を明瞭にする為には、口の形を整えることと、口を活発に運動させることです。口の体操は口を目いっぱい開けたり又ぎりぎりまで閉じたりする練習方法です。

吟じる前に必ず行うボイストレーニングです。声を出して練習してみて下さい。

 

あ え い う え お  お    か け き く け こ  こ 

さ せ し す せ そ  そ    た て ち つ て と  と 

な ね に ぬ ね の  の    は へ ひ ふ へ ほ  ほ 

ま め み む め も  も    や え い ゆ え よ  よ

ら れ り る れ ろ  ろ    わ え い う え を  を

 

(1)二重下線太字の部分はアクセント、つまりやや高めに発する音です。そうすると、調子の良いリズムが生まれることに気付きます。毎日10回以上繰り返します。

 

次号その3に続きます。次回が最終回です。

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漢詩朗誦に一歩踏み出してみませんか? その1/全3回

2012-09-23 19:29:58 | 中小企業支援

 

 

漢詩朗誦に一歩踏み出してみませんか?

 

<o:p></o:p>

 

  読者の皆様は関係者の前でお話しする機会が多いと思います。その際、声は大きく、明瞭で、歯切れ良く、皆に聞き入ってもらえるようなテンポとリズムが欲しいですね。その一助になりたいとの想いから漢詩朗誦について体験を記してみます。<o:p></o:p>

 

漢詩とは中国の伝統的な詩です。私は詩吟を趣味にしている関係上、漢詩に出会う機会は数多くありますが、李白の「早発白帝城」(つとに はくていじょうを はっす)は特に好きな漢詩のひとつです。<o:p></o:p>

 

  朝辞白帝彩雲間    (あしたにじす はくてい さいうんのあいだ) 

 千里江陵一日還    (せんりのこうりょう いちじつにして かえる)

 

  両岸猿声啼不住    (りょうがんの えんせい ないて やまざるに)

 

軽舟巳過万重山    (けいしゅう すでにすぐ ばんちょうのやま)<o:p></o:p>

 

 この詩は李白の若い時の不安と希望に満ちた旅立ちの感情が出ている詩と評されています。漢詩の魅力は詩情豊かで、リズム感良く、朗誦性にあると思います。これを声に出して読んでみて下さい。気分が良いことに気付きませんか?それを繰り返しますと、自分の声が耳に入りますので、自然に詩を覚えてしまいます。漢文で読む場合と日本語で読む場合とは異なるはずですが、日本語で読む調子の良さは長い歴史の中で育まれてきたと思います。

次回その2に続きます。<o:p></o:p>

 

 

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闘病記 一時休載(竜宮城への旅が終わって)

2012-09-22 19:09:06 | エッセー「竜宮城への旅が終わって」

 

この闘病記(竜宮城への旅が終わって)は24回連載の予定で始め、6回まで記載出来ました。ただし、この原稿はある雑誌社の懸賞に応募している関係上、申し訳ありませんが、この連載をここで一旦休載させて頂きます。

必ずこの闘病記の連載は復活させますので、ご了承ください。

次回からは、中小企業支援、詩吟等をテーマにした記事を連載していきたいと思います。

ご期待ください。

 

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闘病記 6/24回(竜宮城への旅が終わって)

2012-09-19 12:12:30 | エッセー「竜宮城への旅が終わって」

 

私は長崎実家の父を10年前に脳梗塞の後白血病で亡くし、3年前には弟を胃がんで亡くしているので、母は以来独り暮らしである。

 

長男としての私がこんな状態で救急病院に運び込まれたとなると、当然母が心配しているはずである。気を取り直して「手足は動くのでどこもおかしくない」という趣旨の電話を入れた。

 

母は「生きてさえいれば良いよ!!と気丈に言ってくれた。自分ではそんなに重症とは思わないから「正月明けたら退院出来るであろう」と言い、65年間で初めての入院だったので「良い休養期間になるだろう」ということと中国故事を取り上げて「今回我が身に起きたことは万事塞翁が馬だから全く心配しないで欲しい」とも言った。建前ではなく殆ど本音であった。

 

母親から「とにかく生きていて良かった!!」、「長生きしなさい!!ということを電話先から何回も同じ言葉をもらった。父を亡くし弟を亡くし、母には長男の私がこんな形で救急病院の世話になったことで申し訳ないと思い、母の言葉を素直に受け止めていた。しかし一方で、私にとってみれば車椅子生活は自由に自分の足で動けない訳で植物状態と一緒と思い「植物状態で生きる」とは今後の人生に全く意味を持たないとも頭の中で葛藤していた。長崎と横浜の距離の長さを改めて感じた。

 恒常的に高血圧気味だったことにより血圧降下剤の効果が出るまで数日要した。主治医の回診で「両手を真っ直ぐ伸ばしてみて!!」とか「人差し指をくっつけてごらん!!」と言われて対応するがほとんど出来ない自分に気が付いた。ただ手足の力は入らないが、以前と同じ様に動くのでマヒしている状態は全くなく、その内力は入ると思った。

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