スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

平成31年修神会春季吟道大会の一こま(大陽日酸本社教場合吟「浜千鳥」)

2019-05-25 09:00:00 | 修神会大会2019(R1)年以降

平成31年4月13日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で

公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。 

今回紹介します吟詠は、

大陽日酸本社教場及び日酸TANAKA教場合吟「歌謡入り浜千鳥」す。

大陽日酸㈱の先輩で私たちを永年指導頂きました井手龍興様が昨年平成30年11月26日に

お亡くなりになりました。

井手龍興様は修神会の副会長で公益社団法人日本吟道学院の元理事で大陽日酸本社教場長として

永年私たちを身近に指導して頂きました。大変お世話になりました。ありがとうございました。

今回の大会には井手様の奥様に会場にご来場・聴吟頂きました。

私たちは喪章をつけ井手龍興様を偲び精一杯吟じました。(合掌)どうぞお聴き下さい。

 

    浜千鳥    渡辺吟神

青い月夜の浜辺には 親を探して鳴く鳥が

波の国から生まれでる 濡れた翼の銀の色

白汀青砂 恋恋たるの声 老松影揺らいで人語に驚く

千鳥千鳥よ 何方へか去る 月明銀翼 親を索めて鳴く

夜鳴く鳥の悲しさは 親を尋ねて海こえて

月夜の国へ消えてゆく 銀の翼の浜千鳥

亡井手龍興様に吟声が届いたと思います。(合掌)

 ご静聴いただきありがとうございました。 

ご感想をこのブログにお寄せ頂ければ嬉しいです。

 

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平成31年修神会春季吟道大会の一こま(日酸TANAKA教場合吟「海南行」)

2019-05-18 09:00:00 | 修神会大会2019(R1)年以降

平成31年4月13日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で

公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。 

今回紹介します吟詠は、日酸TANAKA教場4名による合吟「海南行」です。

4名合吟を動画に収めました。

    海南行    細川頼之

人生五十 功無きを愧ず 

花木春過ぎて 夏巳に中なり

満室の蒼蝿 掃えども去り難し 

起って禅とうを尋ねて清風に臥せん

「海南行 細川頼之」の詩の心(日本吟道学院吟道範典より転記)

将軍義満の時代。幕府に派閥抗争があって、しきりに告げ口がやかましいので、

作者は51歳にして、要職をなげうち、髪を剃って、領国の讃岐へ帰ることにしました。

途中、舟の中で作ったのがこの詩と言われています

ご静聴いただき有り難うございました。 

 

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平成31年修神会春季吟道大会の一こま(平原正水さん独吟「花筏」)

2019-05-11 09:00:00 | 平原正城

平成31年4月13日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で

公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。 

今回紹介します吟詠は、日酸TANAKA教場 平原正水さん「花筏」で、以下は平原さんの寄稿文です。

**************************************

私(平原正水・昨年12月に4段から中伝に昇段しました)は、4月13日(土)に開催された上記大会に独吟に応募し、

今年も何とか無事に吟ずることが出来、安堵しております。

吟題は、予てから我が家の宗派である曹洞宗の開祖・道元の詩「花筏」を選びました。

内容は、教本に著されておりますが、

『この世の一切のものは夫々因縁によって成り、普遍の実態を有せず、仮の存在であれば逆らわずに流れに従おう』

『諸法無我、権力も富も所詮、仮のものなれば、衆生、互いに我執を捨てて花筏となって生きて行こう。』と書かれております。

また、兎角欲深い濁世の中で,

『煩悩を断絶した円満、安楽の悟りの境地、涅槃に至るべく、ゆっくりと川を流れる花のように穏やかに生きて行こう』

と現代の世にも通ずる印象深い教義を残されております。

いつの日か、是非、皆の前で吟じてみたいとの私の希望が今回実現し、嬉しく思っております。

詩文は、下記の通りです。

 

                      花筏      道元

  諸行無常と流れる川に  諸法を無我と棹さして

  涅槃寂静の花と流れる  花とともに流れて行こう花筏

 それでは、どうぞお聞きください。

 

*******************************************

ご感想はこのブログにコメントとして残して頂けると嬉しいです。

ではまたお会いしましょう。

 

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平成31年修神会春季吟道大会の一こま(KHさん独吟「富士山」)

2019-05-04 09:00:00 | 修神会大会2019(R1)年以降

平成31年4月13日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で

公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。 

今回紹介します吟詠は、日酸TANAKA教場 KHさん「富士山」です。

詩文

富士山   石川丈山

仙客 来たり遊ぶ 雲外の頂き

神龍 棲み老ゆ 洞中の淵

雪は 翫素の如く 煙は柄の如し 

白扇 倒しまに懸かる 東海の天 

 

  詩の心(日本吟道学院教典より転記)  

古来、富士山を詠んだ詩や歌の多い中で、山部赤人の

「田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける」

の歌と並んで、最も有名な詩です。

富士の白雪を扇の地に、立ちのぼる煙を扇の柄に見立てた着想が独特の詩境です。

詩吟の定番です。皆さんも一度、口ずさんでみてください。ご感想は?

ではまたお会いしましょう。

 

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「福祉吟詠」(ウグイスぎんえい)の紹介です。ご参加をお待ちします。(令和元年5月1日)

2019-05-01 09:00:00 | ラポール等今月の開催案内

令和元年おめでとうございます。

私は、このブログを通じて「福祉吟詠」の普及を試みています。(ブログは原則毎週土曜日9時に公開)

 毎月1日に「福祉吟詠」の紹介と概略予定を掲載します。ご予定のつく方は是非ご参加下さい。

「福祉吟詠」は私の造語ですが

「自分のできる範囲で、原作をできるだけ理解して、作者の気持ちにできるだけ溶け込み、

自分が感じたままの朗詠(朗読・吟詠)を通して、聴く人にその感動を与えることで、

周りを豊かに・幸せにしようとするものです。だから福祉吟詠では上手下手を問いません。

詩文、朗読そして吟詠に感情を込めた深みを大事にしたいと思います。」と紹介しています。

<<このシンボルは横浜市から助成金を受けているマークです>>

1.福祉吟詠教室(愛称:ウグイスぎんえい教室)

①横浜市西区社会福祉協議会(フクシア):時間はお問い合わせ下さい

 5月1日(水)、5月15日(水)、5月19日(日)

②横浜市港北区障碍者文化センター(ラポール):13時15分~14時50分

 5月6日(月祝)、5月12日(日)、5月18日(土)

2.私が参加している詩吟の会もありますので、こちらにもご参加下さい。

③東京都品川区T株式会社:17時30分~19時

 5月29日(水)等、練習場所は五反田文化センターです。

④横須賀市福祉会館:13時~15時

 日程省略しますが、原則第1、3金曜日です。

 ⑤その他師範会等

 

参考にして下さい:エッセー:「スマート詩吟は面白い」 

http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-15064-2.jsp      

 

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