今回のブログは、「3月の吟詠」として
詩吟の祖「木村岳風」先生の「卒業を祝す」紹介します。
平易な文言のではありますが、心温まる詩文です。
心を込めて吟じてみたいと思います。
1.詩文は次の通りです。
卒業を祝す 木村岳風
蛍雪功を積んで知徳を磨き 茲に挙証を挙くるの慶び何にか譬えん
卒業を祝して一詩を吟じ 併せて祈る君らが前途の幸を
2.読みは次の通りです。
けいせつこうをつんで ちとくをみがき ここにきょしょうをうくるのよろこび なににかたとえん
そつぎょうをしゅくして いっしをぎんじ あわせていのる きみらがぜんとのさちを
3.詩のこころは次の通りです。
詩の心は今回省略します。ご了承下さい。
平易な単語の中に木村岳風先生の気持ちがあふれていると思います。
次のいずれかのURLで素読と吟詠をどうぞ!!
(卒業式のイラストはYAHOOで「イラスト 無料 卒業」で検索したものです)
今後、毎月その月に合う「今月の吟詠」として紹介していければ良いなあ、と思って続けていきます。
「結婚祝いの詩 木村岳風」は、短めが丁度良いという
私のニーズにぴったりでしたが、次の「祝婚歌 吉野弘」は、
時間に余裕がある時に是非お勧めします。
では差し上げたDVDの中の吟詠をどうぞ。
詩文は以下の通りです。
祝婚歌 吉野弘
二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい 立派すぎることは
長持ちしないことだと 気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい 二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても 非難できる資格が
自分にあったかどうか あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず ゆったりゆたかに 光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい
そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても 二人にはわかるのであってほしい
今回は「結婚披露宴での吟詠」のテーマを5回連載で紹介をしました。
次回からは新しいテーマを紹介します。ではまたお会いしましょう。
最初には「結婚祝いの詩 木村岳風」を紹介しました。
この「結婚祝いの詩 木村岳風」は、短めが丁度良いという
私のニーズにぴったりでしたが、次の「祝婚歌 吉野弘」は、
時間に余裕がある時に是非お勧めします。
詩文は以下の通りです。
祝婚歌 吉野弘
二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい 立派すぎることは
長持ちしないことだと 気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい 二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても 非難できる資格が
自分にあったかどうか あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず ゆったりゆたかに 光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい
そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても 二人にはわかるのであってほしい
では次回ブログでは吟詠の紹介をします。