スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

春季吟道大会に向け練習中です(3吟の内その1:海南行)

2019-03-30 09:00:00 | 修神会大会2019(R1)年以降

私は公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。

4月13日に平成31年修神会春季吟道大会が予定されています。私は独吟1吟、合吟2吟の予定です。

先ず最初の合吟は日酸TANAKAメンバー4名で「海南行 細川頼之」です。4名で練習の最中ですが、

一人でも練習しています。

その練習吟詠を動画に収めました。

 

大会までもう半月ですので、是非アドバイスをお願いします。


    海南行    細川頼之
人生五十 功無きを愧ず 
花木春過ぎて夏既に中なり
満室の蒼蝿 掃えども去り難し 起って禅とうを尋ねて清風に臥せん

 ご静聴いただき有り難うございました。 

 

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「月刊吟道」への投稿原稿(「中途障害者仲間でぎんえい発表しました」)の転載(2回連載の後編)

2019-03-23 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

私たちは、横浜市障碍者文化センターラポールで、「福祉吟詠教室(愛称ウグイスぎんえい)」を開催し、

吟詠を楽しんでいます。

その横浜市ラポールで、H30年芸術劇場参加募集がありました。(要は、簡単に言いますとラポール秋祭りですね)

私たちは

①お口の準備運動「五十音/北原白秋」、➁(唱歌入り詩吟)「富士山」、③(唱歌入り詩吟)「故郷」を

演目として、平成30年11月3日出演・発表しました。

その様子を、日本吟道月刊誌「吟道」に投稿し、2019年(平成31年)3月号に掲載されました。

当時の私の気持ちが入っていますので、記事「中途障害者仲間でぎんえい発表しました」

を2回に分けて転載しますので、どうぞご覧下さい。 今回は第2回目です。

 

中途障碍者仲間で吟詠発表しました>>>>後編です

                         修神会(神奈川) 指方 順龍

・・・・・・

この福祉吟詠同好会は修神会一教場として常時5,6名で練習していますが、

練習場所である障碍者スポーツ文化センター横浜ラポール(横浜市港北区)では

毎年秋に「芸術市場」が開催されています。

この「芸術市場」は、障碍者の自己表現や社会参加の可能性を広げるとともに、

障碍の有無を超えた交流を目指して開催されています。

福祉吟詠同好会は平成30年11月3日30分の時間枠を貰い6名(内修神会会員4名)で出演しました。

内容は「福祉吟詠同好会」の紹介から始まり、「お口の準備運動」並びに唱歌入り吟詠として

「富士山 石川丈山」および「故郷 渡辺吟神」をシナリオ入りで発表しました。

今回は前年に引き続き2回目の出演でしたが、出来るだけ会場の皆さんと一体感が生まれる様に

ストーリを組み立て、バックスクリーンに吟詠テーマにあった映像を流し、

バックミュージックはカラオケとカノンを編集する等工夫しました。

会場の皆さんから声を出して頂いたことは嬉しい限りでしたが、

次回はもっともっとお互いを身近に感じるようにしたいと思っています。

この出演動画はブログで公開していますのでご訪問をお待ちしています。

(検索「指方順一郎 ブログ」または http://blog.goo.ne.jp/junsashikata)

第2回後編」はこれでおしまいです。

次回またお会いしましょう。

 

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「月刊吟道」への投稿原稿(「中途障害者仲間でぎんえい発表しました」)の転載(2回連載の前編)

2019-03-16 09:00:00 | 月刊吟道への投稿原稿

私たちは、横浜市障碍者文化センターラポールで、「福祉吟詠教室(愛称ウグイスぎんえい)」を開催し、

吟詠を楽しんでいます。

その横浜市ラポールで、H30年芸術劇場参加募集がありました。(要は、簡単に言いますとラポール秋祭りですね)

私たちは

①お口の準備運動「五十音/北原白秋」、➁(唱歌入り詩吟)「富士山」、③(唱歌入り詩吟)「故郷」を

演目として、平成30年11月3日出演・発表しました。

その様子を、日本吟道月刊誌「吟道」に投稿し、2019年(平成31年)3月号に掲載されました。

当時の私の気持ちが入っていますが、記事「中途障害者仲間でぎんえい発表しました」

を2回に分けて転載しますので、どうぞご覧下さい。 先ず第1回目です。

 

中途障碍者仲間で吟詠発表しました

                         修神会(神奈川) 指方 順龍

私は約8年前2010(平成22)年12月65歳で脳内出血を発症しました。

その後遺症に苦しみながらも「中途障碍者の会」に参加した当初、その交流を通じて声が出にくい方が多数居られ、

それらの方の気持ちを理解し共有することが出来ました。

私自身健常な時に比較して発声・発音に苦労していましたので、

詩吟の経歴から声の出せない人やうまく発音できない人も自分なりの声で相手の方の心(琴線)に触れる様に、

他方中途障碍者の健康維持や社会参加に役立てば、と思いその一助の為に

「横浜詩歌福祉吟詠同好会」を横浜市社会福祉協議会を通じて立ち上げた訳です。

「福祉吟詠」は私の造語ですが、「自分のできる範囲で、原作をできるだけ理解して、

作者の気持ちにできるだけ溶け込み、自分が感じたままの朗詠(朗読・吟詠)を通して、

聴く人にその感動を与えることで、周りを豊かに・幸せにしようとするものです。

だから福祉吟詠では上手下手を問いません。

詩文、朗読そして吟詠に感情を込めた深みを大事にしたいと思います。」と紹介しています。

第1回はここまでです。

次回またお会いしましょう。

 

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同級生だった叔母の一周忌にあたり「哀悼の詩」を捧げます

2019-03-09 09:00:00 | 冠婚葬祭吟詠

平成30年3月に長崎在住の同級生だった叔母が亡くなりました。

私は公益社団法人日本吟道学院の所属で、慶弔には大抵詩吟を吟じる用意をしています。

でも殆ど吟じる機会はありませんでした。

でも今回だけは、一周忌席上、自ら手を挙げて吟じさせて頂きました。お聴き下さい。

あい子様の一周忌にあたり「哀悼の詞」を心を込めて捧げます 

あい子あい子 想うこころよ 届けよと 

問うて過ぐる一年 嗚呼懐かしむ 

中和なる 寒花晩節 君の訓え  

皆語り合いかつ語り継ぐらむ 

弥生や 桃花の道に踏み迷い 

戻らぬ君を永遠に忘れまい

 

詩のこころ  あい子さんは私と同級生で、幼ない頃から堤や畑や神社で一緒に遊び、

大人になってからは一緒に好きなお酒を酌み交わしながら人生についてお話をしました。

一周忌にあたり改めて懐かしい七十数年間が想いだされます。

中和とは偏らず調和が取れていることで、寒花晩節(寒い冬の花はいつ迄も香りを保つ)

つまり人生を終える迄節義を保ち続けるという考え・生き方を教えてもらいました。

今頃はきっと、二月(如月)に咲きほこった花(梅、蕗、福寿草、仏の座・・)、

三月(弥生)に咲く花(桃、沈丁花、木蓮・・)に囲まれ、お酒を嗜んでいることでしょう。(合掌)

 ではまたお会いしましょう。

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昇段審査に向け練習中です(2吟の内その2:方丈記より)

2019-03-02 09:00:00 | 昇段審査(2019(R1)年)

前回お話した通り、私は公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。

最初、詩吟の勉強を始めますと初段に挑戦します。初段を取得しますと、次は二段に挑戦します。

その次の挑戦は三段ではなく、初伝となっています。初伝の次が三段、その上が四段です。

四段の上が五段ではなく中伝です。

以降、五段>六段>奥伝>七段>八段>皆伝>九段>秀伝>十段>総伝、が伝段位です。

私は現在十段ですから、今度5月に総伝に挑戦するので課題吟の練習に取り組んでいます。

昇段審査吟詠は2吟でその二つ目が「方丈記より 鴨長明」で、動画に収めました。

 

審査まで未だ5ヶ月ありますので、是非アドバイスをお願いします。

「和歌のこころ」は勉強中です。


課題吟:  方丈記より     鴨長明


ゆく川の流は絶えずして しかも もとの水にあらず

淀みに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて

久しくと どまりたる例なし

知らず 生まれ死ぬる人 いづ方より来たりて いづ方へか去る

また知らず 仮の宿り 誰がためにか 心をなやまし

何によりてか 目を喜ばしむる そのあるじと住家と 無常を争ひ去るさま

いわば 朝顔の露に異ならず

あるは露落ちて 花のこれり  残るといへども 朝日に枯れぬ 

あるは花しぼみて 露なほ消えず  消えずと雖も ゆふべをまつことなし

                                                                                              吟者 H31年1月 指方順龍 

最後までお付き合い頂き有り難うございました。 以上 

 

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