スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

同級生だった叔母の一周忌にあたり「哀悼の詩」を捧げます

2019-03-09 09:00:00 | 冠婚葬祭吟詠

平成30年3月に長崎在住の同級生だった叔母が亡くなりました。

私は公益社団法人日本吟道学院の所属で、慶弔には大抵詩吟を吟じる用意をしています。

でも殆ど吟じる機会はありませんでした。

でも今回だけは、一周忌席上、自ら手を挙げて吟じさせて頂きました。お聴き下さい。

あい子様の一周忌にあたり「哀悼の詞」を心を込めて捧げます 

あい子あい子 想うこころよ 届けよと 

問うて過ぐる一年 嗚呼懐かしむ 

中和なる 寒花晩節 君の訓え  

皆語り合いかつ語り継ぐらむ 

弥生や 桃花の道に踏み迷い 

戻らぬ君を永遠に忘れまい

 

詩のこころ  あい子さんは私と同級生で、幼ない頃から堤や畑や神社で一緒に遊び、

大人になってからは一緒に好きなお酒を酌み交わしながら人生についてお話をしました。

一周忌にあたり改めて懐かしい七十数年間が想いだされます。

中和とは偏らず調和が取れていることで、寒花晩節(寒い冬の花はいつ迄も香りを保つ)

つまり人生を終える迄節義を保ち続けるという考え・生き方を教えてもらいました。

今頃はきっと、二月(如月)に咲きほこった花(梅、蕗、福寿草、仏の座・・)、

三月(弥生)に咲く花(桃、沈丁花、木蓮・・)に囲まれ、お酒を嗜んでいることでしょう。(合掌)

 ではまたお会いしましょう。

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お彼岸にあたり亡義父(岳心流上席師範)に「追悼の詞」を捧げます

2018-09-22 09:00:00 | 冠婚葬祭吟詠

平成30年5月に静岡在住の義父が亡くなりました。

義父は、私が詩吟を始めた頃、昭和63年に「岳心流日本愛吟国風会」より

上席師範「心呂」を授与されていました。

私は公益社団法人日本吟道学院の所属ですから、私の流派と少し違いますが、

根っこは同じ「木村岳風」先生に辿り着きます。

 初盆にあたり「追悼の詞」を捧げます。お聴き下さい。

追悼の詞  安達漢城

人生は夢の如く  煙の如し 

君逝いて茫々 転暗然

髣髴たる温容呼べども答えず

大空漠々恨み綿々

 ではまたお会いしましょう。

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義父(岳心流上席師範)の初盆にあたり「哀悼の詩」を捧げます

2018-07-07 09:00:00 | 冠婚葬祭吟詠

平成30年5月に静岡在住の義父が亡くなりました。

義父は、私が詩吟を始めた頃、昭和63年に「岳心流日本愛吟国風会」より

上席師範「心呂」を授与されていました。

私は公益社団法人日本吟道学院の所属ですから、私の流派と少し違いますが、

根っこは同じ「木村岳風」先生に辿り着きます。

初盆にあたり「哀悼の詞」を捧げます。お聴き下さい。

哀悼の詞  元宮三香

百歳の人生 ついに全からず 

哀しむ君が客となりて 黄泉に到るを

墓前涙を呑んで 冥福を祈る

腸は断ず 薫香一片の煙

 ではまたお会いしましょう。

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母校大村高校恩師小川先生に・・・吟詠「叙勲を祝す(緒方勉神作)」

2018-05-26 09:00:00 | 冠婚葬祭吟詠

私は長崎県大村市の出身で、県立大村高校が母校です。

母校大村高校の恩師「小川先生」がこのたび「瑞宝小綬章」を受賞されました。

そのお祝いに同窓会の案内がありました。

横浜から長崎に駆けつけるところですが、いくら調整しても、どうしても日程が取れませんでした。

お祝い会欠席の弁解は出来ませんが、何とかお許し願って、ビデオレターならぬブログレターで

お祝い吟を公開しました。

 「小川先生!!」、「瑞宝小綬章」受賞おめでとうございます。

叙勲を祝す   緒方勉神

積歳の丹心 雪霜に耐え 燦然たる 錦上 叙勲の慶

満堂の賓客 芳醇の酒  君が栄光を寿ぎ 祝觴を挙げん

 

誠におめでとうございました。横浜から指方順一郎です。

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谷中進様を偲んで(2回連載の内その2)

2017-08-05 09:00:00 | 冠婚葬祭吟詠

先週に引き続き谷中進様哀悼の吟詠連載2回目です。

私たちのリハビリの恩師、谷中進様は昨年2016年(H28年)8月13日にお亡くなりになりました。

当時谷中様奥様に横浜市西区社会福祉協議会でお会いした際に、哀悼の吟詠を捧げました。

その内容を、一周忌を前に、改めて公開し哀悼の意を表したいと思います。

2回連載で、先週は柳田泰邦さんの「哀悼の短歌」でした。今週は週は指方順一郎の「哀悼の詩」を掲載します。

最下段にありますURLは「哀悼の吟詠」ですが、限定URLとさせて頂いております。

*****では、指方順一郎の「哀悼の詩」から**********

谷中進様を偲び「哀悼の詞」を心を込めて捧げます

詩文(谷中進様の三文字を挿入させて頂きました)

に入りて涙のむ 探し求めた 新しき道

幸加え浜の仲間に 与う君 

修 中和なる子来の情

皆語り合い永遠に忘れまい かつ語り継ぐらむ

木染月 向日葵道に 踏み迷い 戻らぬ君を 嗚呼懐かしむ

読み  

ゆうこくのなかにはいりて なみだのむ さがしもとめた あたらしきみち 

さちくわえ はまのなかまに あとうきみ    

しんしゅう  ちゅうわなる じらいのじょう

みなかたりあい とわにわすれまい  かつかたりつぐらむ

こぞめつき ひまわりみちに ふみまよい もどらぬきみを ああなつかしむ

詩のこころ

谷中進様は私たちに第二の人生を新しく活き活きと生きることを教えてくれました。

私たちの感謝の気持ちを取り入れて詩文にしました。

「幽谷(ゆうこく)」とは非常に険しい入り込めない場所です。

八月(木染月 こぞめつき)は横浜の向日葵(ひまわり)が満開でした。

「進修(しんしゅう)」とは、徳を進め学を修めることです。

谷中進様は大きな心をお持ちでしたので尊敬の念で使わせてもらいました。

「中和」とは、偏らず調和が取れていることで中庸につながります。

「子来」とは、子が親を慕う様に皆んなが喜んで集まってくることです。

谷中進様に向日葵の花言葉の如く「敬愛・崇拝・光輝・愛慕」の気持ちで

御礼申し上げます。(合掌)    平成二十八年九月十一日 

 以下、「哀悼の短歌」限定URLです。

https://youtu.be/u6BTTkeXrCk     


何かご意見ありましたら、このブログから指方順一郎宛にお願いします。

 

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