スマート詩吟は面白い

スマート詩吟及び福祉詩吟は私の造語です。それらの普及を図っていきたいと思います。

吟道を中小企業幹部の方に何故勧めるか その3/全3回

2012-09-12 09:44:00 | 中小企業支援

・・・・・・・前回その2から続く・・・・・・・・・・・・・・・・

本稿では、私が()日本吟道学院で学んだ一端を紹介したい。

詩吟を更に広く捉えた吟道は、

①「詩を吟じること」及び

②「詩吟に伴う人の道を指す為に用いられている」とある。

私は、この吟道の会員の共通目標として掲げられている吟道精神や吟道十訓が、結ばれるべき人の琴線に触れると思うから勧めたいのである。

吟道精神第一段は、「・・中和の徳を養って気質の編を救うもの・・」で、人徳を高め気質の偏りを防ぐべきと説いている。

また、吟道十訓の一訓目は「吟道は礼節を第一義とする」であり、同根説「根を耕す」の大切さを説いている。

これらは全てどんな時代になっても変わらぬ真理である。

これら真理を社員と共有化していきたいと思い、吟道を一つの例としてお勧めしたい訳である。吟道の世界に少しでも興味を持たれたならば、()日本吟道学院のホームページをご覧になってお問合せ頂くか、小生宛にご連絡もらえれば幸いであります。

・・・・以上でこの項は終わりです。・・・・・・・・    指方順一郎

 

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吟道を中小企業幹部の方に何故勧めるか その2/全3回

2012-09-12 09:35:11 | 中小企業支援

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・・・・・・・・・・前回その1から続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ところで、約10年前に「声に出して読みたい日本語」がベストセラーになった。

腹から声を出す例として

謙信が川中島で信玄に単騎迫った有様を描いた

鞭声粛々夜河を過る      べんせいしゅくしゅくよるかわをわたる

暁に見る千兵の大牙を擁するを あかつきにみるせんぺいのたいがをようするを

遺恨なり十年一剣を磨き    いこんなりじゅうねんいけんをみがき

流星光底長蛇を逸す      りゅうせいこうていちょうだをいっす

が詩吟の定番として掲載されている。

その説明に詩吟のポイントは「腹から声を出すことである、

詩吟にはいわゆる美声は必要なく、

丹田から生まれ、晴朗で豪快味のある声がふさわしい、

さび声もまた良い」とされている。

漢詩は一音一音をはっきりと声に出すのがポイントであるが、

私達は日常では全ての音を均等に・はっきりと発音していない。

だから、詩吟の様に声をはっきり発すると、

響きとしての言葉の生命力を感じる、

魂が揺さぶられるような力があると記してある。

つまり詩吟では「詩文の語り」に一切節を付けずに、

その余韻の中に旋律(メロデー)を付け、

更に余韻の中に自分の感動を込め、

この感動を聞くものに伝えると良いということである。

・・・・・・・・・・・・・・・次回のその3に続く・・・・・

 

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