前回お話した通り、私は公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。
最初、詩吟の勉強を始めますと初段に挑戦します。初段を取得しますと、次は二段に挑戦します。
その次の挑戦は三段ではなく、初伝となっています。初伝の次が三段、その上が四段です。
四段の上が五段ではなく中伝です。
以降、五段>六段>奥伝>七段>八段>皆伝>九段>秀伝>十段>総伝、が伝段位です。
私は現在十段ですから、今度5月に総伝に挑戦するので課題吟の練習に取り組んでいます。
昇段審査吟詠は2吟でその二つ目が「方丈記より 鴨長明」で、動画に収めました。
審査まで未だ5ヶ月ありますので、是非アドバイスをお願いします。
「和歌のこころ」は勉強中です。
課題吟: 方丈記より 鴨長明
ゆく川の流は絶えずして しかも もとの水にあらず
淀みに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて
久しくと どまりたる例なし
知らず 生まれ死ぬる人 いづ方より来たりて いづ方へか去る
また知らず 仮の宿り 誰がためにか 心をなやまし
何によりてか 目を喜ばしむる そのあるじと住家と 無常を争ひ去るさま
いわば 朝顔の露に異ならず
あるは露落ちて 花のこれり 残るといへども 朝日に枯れぬ
あるは花しぼみて 露なほ消えず 消えずと雖も ゆふべをまつことなし
吟者 H31年1月 指方順龍
最後までお付き合い頂き有り難うございました。 以上